平成30年度第1回柏市障害者差別解消支援地域協議会会議録

1 開催日時

平成30年6月22日(金曜日)午後2時から3時まで

2 開催場所

柏市役所別館4階 第5会議室

3 出席者

(1)委員(敬称略)13名

市岡武、宮本治道、名川勝、長谷川秀夫、萩原得誉、関口篤行、中野しのぶ、山口滿信、白田東吾、羽田知彦、岡野高信、藤原久幸、北村大明

(2)事務局

(障害者相談支援室)花野井室長、大川原担当リーダー、小野主査、吉田主任

4 議題

(1)平成29年度の障害者差別相談件数について

(2)差別解消に関する研修について

(3)差別解消に関する啓発活動について

5 議事

午後2時、定刻になり開会。

(1)~(3)の後、(4)以降の議題を実施した。

(4)以降は、市岡会長が進行を務めた。

(1)開会の挨拶

開会に当たり、障害者相談支援室長より今年度より同日開催である、権利擁護ネットワーク会議の委員を統一することで効率的に運営していくことを目的としていることを説明した。

(2)委員紹介

初参加の委員がいることで、各委員の自己紹介を行った。

(3)会長の続投、副会長の選出

柏市障害者差別解消支援地域協議会運営要領に基づき、会長は前年度から引き続き市岡委員に、副会長については、会長の推薦により宮本委員を選出。

(4)平成29年度の障害者差別相談受付件数について

  • 事務局

 平成29年度の相談実績報告は10件、障害種別については、身体障害者3件、知的障害者1件、精神障害者4件、種別不明2件であることを報告。

  • 市岡会長

 全体の件数が多いのかそれとも少ないのか。啓発広報という部分を考えても、少ないから良いというわけではない。

  • 長谷川委員 

 県の報告をみても、柏市は相談があがってきている方ではないか。

  • 宮本副会長 

 昨年、東葛飾エリアで差別認定した数は16件で、例年と比較しても変わりはない。周知不足の面もあるかもしれない。近隣で多いのは、市川市、松戸市であり、柏市の倍程度。他の郡部などは、1件、2件で推移。県全体としては200件弱であり、引き続き県としても啓発活動は積極的におこなう予定。先日、県民の日には千葉駅前で啓発活動をおこなった。チーバ君がくると賑わうが、横断幕を持ってもあまり興味をもってくれないことが現実である。

  • 市岡会長

 市役所の他課からの通報は2件だが、それは妥当か。   

  • 事務局

 上半期、下半期で各課には周知して取りまとめをしている。妥当であると思われる。

  • 市岡会長

 学校ではどうか。

  • 北村委員

 学校では差別という認識よりは、合理的配慮として相談がある場合はある。

  • 名川委員

 総括として、件数だけでなく、昨年度議論した内容を講評として出して貰えると良いのではないか。 

  • 市岡会長

 柏祭りにおけるバス乗り場の移動に関する意見は、毎年でている。我々も協力したいと思っている。

  • 藤原委員

 障害者以外からも、バス乗り場が移動してしまうのは不便だという意見がでている。スタッフ不足のため、誘導までは難しいのが現状。また、事前及び、当日周知も行なっているが、当日会場が大変混雑しており、案内板を見て歩くことも難しい面もある。交通規制をするエリアが広いので、コンパクトにできれば解消するのではないかとも検討している。問い合わせがあった時は、バス停まで案内するという取組をしている。 

  • 市岡会長

 我々でも協力できることがあれば。サポートセンター沼南で手伝うことも可能。

  • 藤原委員

 運営、企画で分かれているので打診してみる。

  • 中野委員

 ふれあいロードについては、社会福祉協議会が管理し、障害者団体が出店するので、事前に案内してもらえれば協力できる。毎年意見が出るのは何故か。バス乗り場は同じ場所にあるのでしょうか。

  • 藤原委員

 案内は掲示している。柏市内の方はわかっている人が多いが、柏市外から来ている方、柏祭りのことを知らなかった方や車でくる方からのクレームが多い。

  • 市岡会長

 差別の相談としてもあがってきているので、何かできることがあれば協力します。

  • 藤原委員

 了解

(5)差別解消に関する研修、啓発活動について

  • 市岡会長

 議題2、3について一括で進行させていただきます。差別解消に関する研修、啓発活動について意見をいただきたい。

  • 長谷川委員

 研修は、講師の選定が大事である。学術的におこなうのか事例中心におこなうのか、目的によって違ってくる。

  • 市岡会長

 対象者は、我々専門職なのか、一般向けなのか。他市では議会で注目されている部分でもある。予算はどうなっているのか。年三回の権利擁護研修の一環で差別に関する研修を実施する予算となっているのか。

  • 事務局

 研修の予算としてはそのようになっている。(後日確認したところ、障害福祉課で予算計上済みであるため、配当替え等検討していく。)

  • 長谷川委員

 高齢分野では一般向けの周知活動として、芸人等による寸劇などをおこなうこともある。差別分野では周知活動がまだまだだ。

  • 市岡会長

 来年度については予算がとれるのか。市民向けの周知活動はお金がかかるので、予算計上について検討してもらいたい。

  • 花野井室長

 予算は限られているのが現状。まだまだ浸透までにはしばらく時間がかかる。

  • 市岡会長

 松戸市ではお金をかけているが。

  • 花野井室長

 来年度計画に基づき検討するが、予算がとれるかについては現段階ではわからない。

  • 萩原委員

 松戸市では、落語家や芸人による寸劇に、弁護士の解説をつける等わかりやすくする工夫をしている。商工会議所と協力し、事業所向け啓発活動ができると良いのではないか。

  • 羽田委員

 市民向けであれば、興行的な要素も含め、まずは足を運んで貰うことが大事。

  • 白田委員

 啓発の一環として、市民の目につきやすい、駅、バスなどにチラシを掲示することはできないか。

  • 市岡会長

 駅には国のチラシを掲示している。また、昨年度は柏駅でビラ配りをおこなった。今後については、予算を計上し市民向けの講座を開催したい。市民に知ってもらうことが大切。皆様の意見も参考にしながら、事務局と検討していきたい。

(6)事例報告について

 事務局から事例報告をおこなった。各委員からの意見については、事例の個人情報の保護により非公開とする。

6 傍聴者

0名

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