平成28年度第2回柏市障害者差別解消支援地域協議会会議録

1 開催日時

平成28年10月21日(金曜日)午後2時から3時30分まで

2 開催場所

柏市役所分室1 第4会議室

3 出席者

(1)委員(敬称略)13名

市岡武、名川勝、長谷川秀夫、萩原得誉、飯塚敏晴、藤田哲也、中野しのぶ、白田東吾、武藤光行、三井正行、島田誠、山口祥子、(代理)田端将之

(2)事務局

(障害福祉課)阿知波専門監、吉田主幹

(障害者相談支援室)大川原担当リーダー、小原副主幹

(障害福祉就労支援センター)野村専門監

4 議題

(1)事例報告及び相談

ア 相談案件に対する委員の意見

イ 委員が受けた具体的事例

(2)その他

5 議事

午後2時、定刻になり開会。

(1)~(2)の後、(3)以降の議題を実施した。

(2)以降は、市岡会長が進行を務めた。

(1)開会の挨拶

開会に当たり、障害福祉課専門監から挨拶を行った。

(2)各委員紹介

初参加の委員がいること、まだ第2回目の開催であることから、各委員の自己紹介を行った。

(3)事例報告及び相談

ア 相談案件に対する委員の意見

事務局が報告した具体的事例について、各委員が意見や感想を述べた。主なものは、次のとおり。

  • 委員 
    同様の事例を見返してみると、当たり前に拒否されてきたとしても、間に入って交渉していくことで、相手に安心を得ることで繋がるみたいなことがあるかなって思いました。
  • 委員 
    差別相談もやはり差別だとお互いがあるといった場合には、やはり一度受けて相互の話を聞いて、あくまでも中立な立場を取られたことで解決したのではと思う。

イ 委員が受けた具体的事例

事業所関係の委員と各委員及び事務局による意見交換等を行った。主なものは、次のとおり。

  • 委員 
    バスに乗る際、障害のある方の特殊な行動があったりとか、本人なりの一生懸命な行動が一般の人から見るとちょっと社会ルールに外れているとか、そういう苦情っていうのはどういうふうに届くんですかね。
  • 委員 
    障害のある方への苦情は、届いてないですね。乗務員からもこういうことで困っているとか、特に無いですね。 
  • 会長 
    乗物って知的障害者好きなんですよね。一番前に行って、ファンなんで。バスとか電車とかっていうのは、必ず運転手さんがいます。中でも運転手さんと話せる機会があるってバスなんですね。話すとおはようとか。なんで、結構それでトラブルが起きるし、それで嬉しいと思ってる人も、ものすごくいるんですね。今後、御迷惑とかいろいろ掛けるかもしれないですけれども、乗物ファンだってことで、挨拶してもらえると嬉しいなって。
  • 委員 
    障害者差別解消法が4月1日からスタートされて、会報誌「商工かしわ」を35,000部発行しているんですけれども、そこにこういう法律がスタートしましたよっていう掲載をさせていただいた後に、何人かの役員さんからこの法律について問合せがありました。やっぱり障害者との触れ合い、何て言うんでしょうかね、実際にそういう方がいないと分からないんですよね。どういうふうにやったら良いのか、どこに相談したら良いのかというのが出てくる。そんな話が何度かあったんですけれども、やっぱりそういう普段の生活がこう触れ合うこともない中で、障害者の方が入ってきた時に、事業者側としても対応の仕方が分からないんですけれどと。そういうことがあるんだなと。
  • 会長 
    それがお店だとしたら、我々何人かが利用させていただきますので、教えていただければ。やっぱり触れ合うとか、直接。お話より何かすることで御理解いただけると。
  • 委員 
    やっぱり先程お話があったように、すごくなんか難しいっていうイメージが持っていらっしゃると思うんですよね。車椅子とか精神とか難しいんじゃないかと。そういう意味では、どういう意識とか考え方とか持っているのかなって。
  • 事務局 
    アイディアというほどのものではないですけれども、例えば会長なんかもですね、いろんなところで講演とかもされている方ですので、障害者差別解消法についての講演をしていただくとか。啓発は非常に大事な私達の会としての役割でも当然あると思いますので、要望があれば市も是非。
  • 委員 
    すいません。そういうのって話を講演をするだけでは、ああなんか時間をつぶしたなっていう程度で終わっちゃうような気がします。どちらかというと偉い人というよりは実務者さんと直接に話し合ってもらうと、それだったらそうすればいいじゃんっていう話が逆に出てくるように、向こうからの働きかけがあると、その分だけ慣れというのかな、これは出来るっていう、こういう場合はこの人に声を掛けて良いのか、こういう場合にもやって良いんだなって言う確認が出来ると、その実務者さんたちにちょっとだけ近づいてくださるような気がします。なので、そういう意味では、こちらから一方的な矢印を示すんではなくて、向こうの方から何かひとこと言っていただくとかっていう方が有利かなって気がします。
  • 委員 
    社会福祉協議会ですけれども、例えばお店で店員さんの研修とかで、ちょっと車椅子で体験して実際そういった方に感じていただくとか、その時に車椅子を貸し出しさせていただくとか、一緒にちょっと考えることとかですね、そういったサポートは出来ますので、そんな機会がありましたら、是非お越しいただければと思います。
  • 委員 
    介護食が必要な障害者っていうのがものすごく沢山いるし、高齢者の方も沢山いらっしゃるかと思いますけれども、そういう方たちは食に対する要望は強いところで、それも外で食べたいっていう意欲、ものすごいあるんですが、そういったところがないので、そういうことも御検討していただければ、柏も随分開けたところになるのではと思ってます。障害者の温かい街づくりみたいになるのも良いかなと思って、ちょっと提案させてもらいます。要望でもありますけれど。
  • 会長 
    ビジネスチャンスになるかもしれませんね。障害がある方は、遠慮してそういうバリアフリーじゃなくても、ウェルカムっていうメッセージだけでも、逆に無くてもお手伝いしてくれたりだとかウェルカムだけでもあれば、かなり嬉しいし、入りやすくて御利用できると思うんです。バリアフリーを直すってのはお金的にいろいろ大変かと思うんですけれど、内訳がウェルカムですよって言ってもらえるだけで、そういうバリアが超えちゃったりするので、心のバリアフリーじゃないですけれど、そういうのいろいろお互い考えていけたら良いかなと思っています。

(4)その他

平成28年6月29日に開催した第1回柏市障害者差別解消支援地域協議会以降の周知活動状況等について、事務局等から説明した。主なものは、次のとおり。

  • 事務局 
    出前講座・権利擁護研修会・社会福祉協議会職員を対象とした勉強会・市職員アンケートの実施
  • 委員 
    障害者差別解消法パンフレット

6 傍聴者

0名

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