平成26年度第5回柏市健康福祉審議会障害者健康福祉専門分科会会議録
1 開催日時
平成27年1月29日(木曜日)午前10時から正午
2 開催場所
ウェルネス柏 4階 大会議室
3 出席者
審議会委員
川眞田喜代子委員(会長)、岩井隆典副会長、小林正之委員、佐藤嘉二委員、鈴木五郎委員、中野しのぶ委員、渡部利一委員、齊藤委員
事務局
所属 | 氏名 | |
---|---|---|
保健福祉部 |
部長 |
下 隆明 |
保健福祉総務課 | 課長 | 上野 哲夫 |
高齢者支援課 | 課長 | 秋谷 正 |
生活支援課 | 課長 | 酒巻 薫 |
福祉活動推進課 | 課長 | 佐藤 高市 |
障害者相談支援室 | 室長 | 宮本 治道 |
障害福祉就労支援センター | 所長 |
宮本 大 |
こども部 | 部長 | 秋山 享克 |
子育て支援課 | 課長 | 福島 浩光 |
こども発達センター | 所長 | 関口 洋一 |
保健所 | 所長 | 山崎 彰美 |
保健所総務企画課 | 課長 | 関 秀樹 |
保健予防課 | 課長 | 広木 修一 |
地域健康づくり課 | 課長 | 山口 秀明 |
障害福祉課 | 課長 |
枝川 政子 |
4 議題
- パブリックコメントの結果について
- ノーマライゼーションかしわプラン(案)について
- ノーマライゼーションかしわプラン概要版(案)について
5 議事
(1)パブリックコメントの結果について
〔資料に基づき、事務局から説明〕
- 委員:アクセス数の336件は、他と比べてどうか。
- 事務局:3年前のノーマライゼーションかしわプランの時のアクセス数は182件で、2人の方から意見があった。それとの比較になるが、今回は、アクセス数は多かったけれども、意見はなかった。
(2)ノーマライゼーションかしわプラン(案)について
〔資料に基づき、事務局から説明〕
- 委員:表紙のこの虹は、もう少しきれいな感じにならないのか、シャープな線のほうがよいのではないか。
- 会長:すっきりしたシャープな線のほうの虹が、分かりやすいということか。
- 委員:人それぞれかもしれないが、何か意味があってこういう感じにしたのか。
- 事務局:虹ということでコンサルタントにお願いしたところ、斜めタッチではなくて、全く等間隔の虹だったので、あまりよくなかった。それで、クレヨンタッチの柔らかいイメージで、少し斜めに上に希望が上がっていくような感じにしたのだが、意見があれば検討したいと思う。
- 会長:くっきりした虹がいいか、下のほうが少し狭くてだんだん広がって、少しぼかしを入れたクレヨンタッチがいいか、それぞれの好みだが、説明を聞いてどうか。
- 委員:最終的にはお任せする。両方を見比べて、イメージに合うほうでいい。
- 委員:表紙の写真は、このために写されているのか。
- 事務局:詳細版で使っている写真は許可を取っているので、その中から幾つか入れようということで、当初イメージしたのだが、許可の問題があったり、建物よりも人を入れたほうがいいのではないかということがあったりした。 また、こちらの女の子の写真は、広報の時に許可を頂いたが、この笑顔がすてきだったので、再度確認して載せたいと思う.できれば、笑顔や子どもなど少し柔らかいもの、あるいは障害者を支えている側の例えば看護師さんとかの優しいまなざしとかの写真で、関係機関と調整して載せたいと思う。取りあえずイメージということで入れただけで、確定はしていない。
- 委員:写真が入るとすてきな表紙になると思うし、ここに載っている本人はすごく喜ぶと思うのだが、この冊子は、3年間いろいろな方に回るので、やはりそこは確認したほうがいいと思う。
- 委員:今回、表紙の右下に音声コードを載せているが、この内容は、表紙の文章部分だけなのか、それとも、虹とか、絵や写真なども説明するのか。
- 事務局:今までの表紙は文字だけだったので、その辺ができるかどうか、どうしたらいいか、視覚障害者協会の方や会長と調整しながら、可能な限り検討したい。
- 委員:今回は、前のプランと比べると見える化されて、私個人としては非常に評価しているが、見える化するということは、視覚障害を持つ方にとっては見えなくなる部分がかなり出てくるということになる。例えば、全体の流れを示す矢印・写真・イラストの関係は、できるだけ写真部分とか、流れを説明する矢印の方向とかを分かりやすくしていただければと思う。
- 委員:全体を読んで、非常に分かりやすくよくできていると思うが、本文の6ページの第2節「障害福祉を取り巻く状況」の上のグラフで、この4年間の手帳所有者は、身体障害者、知的障害者、精神障害者のいずれも増加している。うつ病を中心に精神障害が急増しているのは全国的な傾向だと思う。7ページのグラフで、精神障害者は30~40代が中心になっているので、柏市は働き盛りの壮年層が多いということだが、自殺者とも非常に関連の深い分野なので、もう少し増加の背景の説明がほしい。また、知的障害についても少し説明がほしい。
- 事務局:最終的に調整する段階で、精神の関係は障害福祉課や保健所、自殺予防の関係は保健福祉総務課等と相談しながら、市民目線で分かりやすいように修正したいと思う。
- 委員:110ページの「3 精神保健の充実」を読むとおおよそ分かるが、可能であれば触れていただけたらと思う。
- 会長:それでは、計画案について、さまざまなご意見があったが、本日の審議をもって、委員の皆様方の承認を頂いたということでよいか。
- 委員一同:異議なし
- 事務局:今頂いた意見については、可能な限り修正させていただきたいと考えている。内容については、会長にご一任いただくということでよいか。
- 委員一同:異議なし
- 会長:了解した。それでは、この原案をもって答申に臨みたいと思う。
(3) ノーマライゼーションかしわプラン概要版(案)について
〔資料に基づき、事務局から説明〕
- 委員:非常にコンパクトで、重要なポイントが全部書かれていて、非常にいいと思う。感覚の問題だと思うが、色がちぐはぐな印象を受けるので、考えていただければと思う。また、この概要版は、どのような形で利用されるのか。全世帯に1部ずつ配る予定か。せっかくなので全市民に行き渡る形で配布していただければと思う。
- 事務局:500部、オールカラーで作って、審議会の方、自立支援協議会の方、いろいろな団体や協力していただいた方等に配る予定。また、何らかの機会でいろいろな所に置いて配布し、データもあるので、もし手元になくなった場合はカラーコピーすることもできる。
- 委員:ぜひ、中学などで副読本に使っていただきたい。社会福祉協議会のほうへ、そういう関係付けを取っていただけるとありがたい。
- 会長:柏市の計画や、それについての努力が分かりやすくまとめられているので、教科書の副読本や市民の郷土愛を育てるのにも、ぜひ活用していただきたいと思う。カラーの見やすさに関してはいかがか。
- 委員:2ページの障害者基本計画のところで柱を色分けしているので、4~5ページの柱も同じように色分けしたら分かりやすいと思う。
- 副会長:行替えによって単語が切れているところがあるので、単語をひとまとまりにしたほうが読みやすいと思う。
- 委員:冊子自体を半分の大きさにしたらどうか、もっと広く配布できるかもしれない。
- 事務局:いろいろなパターンで作れるものがあれば、考えてみたい。
6 その他
平成27年度障害福祉施策の見直しについて
〔資料に基づき、事務局から説明〕
- 委員:医療費の現物給付については、医療機関にも通知するのか。
- 事務局:医療機関との調整は千葉県が行っており、千葉県が千葉県医師会と協議を進めている。県と医師会、あるいは医師会に加入されていない医療機関がある場合には、協力をいただける所と契約するということで段取りを取ると確認している。周知についても、千葉県と柏市の双方向でやっていきたいと思っている。
- 委員:償還払いの場合は、請求していなかった人が多いと思うので、現物給付になると、市の予算は結構増えるのではないかと思うが、柏市では、どのくらいの予算規模に増やさなければいけないのか。
- 事務局:毎月の償還払いの金額は、4,000万円~4,500万円の間である。当然、現物給付化になると、安易な受診が懸念されるが、自己負担も頂戴することになるので、大幅な伸びは抑えられるのではないかと考えている。ただ、今まで、登録されている方の85%の方が申請をされて、実際に償還を受けていたと捉えているので、この公費負担によって潜在化していた方の分は増えるということで計算している。もう1点は、社会保険の方で、付加給付を受けていた組合があって、その付加給付分について、社会保険の支払基金で調整することは困難だということで、それを公費負担化する状況が生まれてくるので、自己負担分を見積もって、8月から始まったとして、6,300万円くらいは増えるということを見込んでいる。
- 委員:平年度にならすと1億円を超えるのか。
- 事務局:はい。それと、市民の方には全く見えないお金があって、医療費を減らすように努力しなさいという国の流れの中で、医療費が増えると国民健康保険の国庫負担分が減額されるので、そこも見ていかなければいけないと考えている。
- 委員:柏市の特定疾患療養者の全体数はどれくらいか。
- 事務局:平成25年度末の実績で2,523名だが、平成26年度は、新規に56疾病で登録される数は、320名と見込んでいるので、単純に2倍で増えても、年に600名前後増えると見込んでいる。
- 委員:そうすると、年間3,000名くらいか。
- 事務局:実績として、既に平成25年度末で2,500名いるので、5,000名近くを見込んでいる。
- 委員:実際、認定がかなり厳しくなってきている。申請するドクターが限られているので、かなりシビアな人数に抑制されるのではないか。
7 傍聴者
1名