平成20年度柏市健康福祉審議会第2回障害者健康福祉専門分科会 会議録

1 開催日時

平成21年2月24日(火曜日) 午後13時30分~15時30分

2 開催場所

柏市役所第2庁舎5階 第2委員会室

3 出席者

【審議会委員】

名川勝専門分科会会長、小林和美委員、佐野公子委員、菱沼正委員、古川隆文委員、山下秀徳委員、水野治太郎委員

【事務局】

保健福祉部 部長(木村 清一) 次長(寺田 一夫)

保健福祉総務課 課長(成嶋 正俊)、副主幹(小林 浩)

児童家庭部 部長(森 康行)

児童育成課 課長(藤江 美紀雄)

保健所 総務企画課(下 隆明)

保健予防課 課長(加藤 いせ子)、専門監(中川 和雄)

地域健康福祉課 課長(大塚 宏子)

障害福祉課 課長(村田 恒)、主幹(真家 松雄)、主幹(枝川 政子)

副主幹(細野 敏雄)、副主幹(黒須 美浩)

十余二学園 園長(増田 勝美)

柏育成園 園長(宮間 健)

朋生園 園長(小林 正孝)

青和園 園長(福田 栄)

社会福祉協議会(事務局長代理 関根 光輝)

4 議 題

(1) ノーマライゼーションかしわプラン(第2期柏市障害福祉計画案)について

(2) 第2期柏市障害者基本計画(中期プラン)の振り返りについて

5 資 料

  • 資料1「ノーマライゼーションかしわプラン 第2期障害福祉計画(案)」
  • 資料2「第2期柏市障害者基本計画(中期プラン)の振り返り

6 傍聴者

なし

7 議 事(要旨)

開 会

〔名川勝部会長より挨拶〕

(1) ノーマライゼーションかしわプラン 第2期障害福祉計画(案)について

〔 事務局より、資料1に基づき、前審議会の意見や事業担当者とのヒアリングなどで改めて精査した数値目標等について、説明する。〕

 【結論】

今回提示した数値目標については、来年度の障害者基本計画の中でも、事業者からのヒアリングやパブリックコメント等を踏まえ、変更することを前提に了承された。

 【主な意見等】

●事務局 今回は、数値目標が先、基本計画が後ということで、数字のずれが生じやすい。数値目標の見直し時期や目標期間等、については、次年度の計画作りの中で検討していく。

●委員 P27の地域活動支援センター事業見込み量について、利用見込み箇所の中で、市外4箇所とあるが、場所はどこか、また、予算措置は大丈夫なのか。

●事務局 他市とは、流域の松戸市、我孫子市、流山市、野田市などである。予算措置については、執行できるよう予算交渉をしていく考えである。

●委員 新法への移行が進む中、新体系の事業所も漸増していくが、数値設定に関し、ケアホームや就労継続支援A型など基盤整備の裏付けが厳しいものもある。特に、ケアホームについては,経営が大変厳しく、単独での開設はまず、難しい、入所系サービスと抱き合わせが多い。行政の財政支援も必要ではないか。

●事務局 施設整備については、市の未利用地の活用も考えられる。また、県単事業(ホーム)の継続も考えられる。

●委員 親亡き後のことを思えば、ケアホームの必要性は明らかである。

●委員 グループホーム、ケアホームについて、潜在的な利用ニーズや運営者の事態把握も必要ではないか。

●事務局 市としても、ケアホームの費用負担などについては、今年の2月12日に出された国の基本方針に期待しているところである。現状では、即座に予算対応できるものではないが、方向性はあるものと考えている。

●委員 ショートスティの経営について、通常、空きがないと利用できず、非効率なところがある。柔軟な受け入れというものはできないものか。

●事務局 ショートスティの運営については、例えば、体験入所などの試みはあるものと聞いている。

●委員 地域活動支援センターは、新体系移行までの経過的なものであるが、数量的には、漸増していく。市として新体系移行に向けた働きかけを考えているのか。

●事務局 現在のところ、具体の方策は考えてはいない。また数量については、現実にある新規要望も含めたものとなっている。

●委員 地域活動支援センターについては、スポット的な活用は可能なのか。

●事務局 登録が原則であり、スポット的な活用は不可となっている。

●委員 施設運営者にとっては、重度障害者への対応は、大変と思われるが、数値目標の中に発達障害者や高次脳機能障害者の数は、入っているのか。また、高次脳機能障害者への対応はしているのか。

●事務局 数字には、含まれていない。また、高次脳機能障害については、講演会等、啓発に努めているところである。

●委員 就労継続支援A型について、これまでの実績はない。平成21年度は、月に5名を目標としているが、目標達成に向け、柏市独自のイメージはあるのか。

●事務局 実際、柏市内には、事業所はなく、県内では、千葉市に2つ、県南地域に1つしかない。このため、主に千葉市の事業所をサポートしていく考えであり、数値については、努力目標と考えている。

●委員 場所がない限り、目標を達成するのは困難ではないか、また、県内の3事業所も定員が満たされているのではないか。 

●事務局 定員が満たされているのかどうか、調査はしていないが、他市の状況にも期待をしているところである。

●委員 A型の基準を変えなければ、事業所が増える見込みは少ない。基準の変更の可能性がないのも疑問に感じる。

●事務局 何らかの就労支援方策は必要である。次期基本計画の中では、例えば就労支援センターの創設も位置付けたいと考えている。

●委員 P13の重度障害者等包括支援の数値について、平成22年度までの見込み量はなく、23年度に300時間/月となっているが、見込みはあるのか。

●事務局 現状では、対象者はいないが、見込みを含め、最終年度に設定した。

(2) 第2期柏市障害者基本計画(中期プラン)の振り返りについて

〔 事務局より、資料2に基づき、前審議会の意見を踏まえ、第2期柏市障害者基本計画について、主な事業の状況や今度の課題などについて、説明する。 〕

【主な意見等】

●委員 相談支援について、今後、精神障害者は増えることが予想されるが、新たな取り組みも必要と思われる。P3にある心配ごと相談所とは、どんなものか。

●事務局(社会福祉協議会) 社会福祉協議会が、初期相談の対応をおこない、内容によって担当部署に振り分けている。

●委員 自殺予防やうつ病対策は、なかなか進んでいない。予防教育に力をいれ、教育のプログラムの中に入れることが必要でないか。具体の施策について、研究していく必要がある。

●委員 権利擁護体制について、障害だけでなく、高齢者もリンクさせた体制はできているのか。

●事務局 今の所、体制整備は不完全である。障害者については、基本的にケースワーカーが窓口となっている。

●委員 福祉カーとさわやか送迎サービスについて、ニーズを含め、課題はあるのか。

●事務局(社会福祉協議会) 福祉カーについては、運転手がつくわけではないので、ニーズはそれほど高くない。また、福祉タクシーや燃料費の助成事業など代替サービスもあるため、課題を明らかにした検討は必要である。また、さわやか送迎サービスについては、ニーズはあるが、介護人の同乗が必要であることから、現状では、事業量(車の台数)は、削減の方向となっている。

(3) その他

なし

〔 木村保健福祉部長より挨拶 〕

閉会

-以 上-