平成24年度第4回柏市地域密着型サービス運営委員会会議録

1 開催日時

平成25年3月21日(木曜日)午前10時~午前11時30分

2 開催場所

柏市役所本庁舎5階第3委員会室

3 出席者

  • 委員(委員長)神林保夫、(委員)冨平洋子、渡辺良明、山下嘉人、中川郁子、以上5名
  • 保健福祉部長(下 隆明)、保健福祉部次長(宮本治道)、高齢者支援課長(秋谷 正)、福祉活動推進課副参事(鈴木 節)、介護基盤整備室長(鈴木茂美)、同室主幹(花野井 茂)、同室指定指導担当副主幹(増田貴史)(以上7名)

4 欠席者

(副委員長)小寺 重行、(委員)青山未央子(以上2名)

5 傍聴人

1人

6 議事

  1. 地域密着型サービス事業の指定について
  2. 定期巡回随時対応型訪問介護・看護事業の指定について

1.地域密着型サービス事業の指定について

  • 事務局
    平成25年3月13日(水曜日)にプロポーザルを実施した地域密着型サービス事業について、資料に基づき説明を行う。 
  • 委員長
    事務局からの説明について、意見はあるか。 
  • 委員
    1事業者を選定するということだが、課題について、委員の意見として付帯事項はつけられるか。 
  • 事務局
    意見は市長に届け、判断させていただくことになる。 
  • 委員長
    他に意見がなければ、地域密着型介護老人福祉施設と認知症対応型共同生活介護事業の一体的施設について話し合いたい。
    公募による事業者の指定にあたって、被保険者等の関係者の意見反映が必要なこと、事業の適正な運営を確保するために必要な条件について問題点があれば意見を出してほしい。   
  • 委員
    低所得者への配慮を望みたい。また、地域密着型サービスの観点から、業者だけでなく地域も一緒に社会資源の一員として関わってほしいという意見を入れてもらいたい。 
  • 委員長
    ほかに意見がなければ、社会福祉法人マーナーオークガーデンズの指定承認をしたいと思うが、いかがか。 
  • 委員
    この委員会で承認すれば決定なのか。 
  • 委員長
    最終決定は市長である。 
  • 委員
    低所得者への配慮と利用料金の低減に努めてもらうという意見をつけるということだが、プロポーザルを行った2事業者の点数にはあまり差がない。点数だけで判断するのではなく、利用料金も考慮して決めるというのはどうか。 
  • 委員
    入居者の家族は、利用料について気にかかると思う。 
  • 委員
    利用料が低ければ利用の幅が増えてよいと思うが、総合的に評価した結果が示されているため、低所得者への配慮と料金の低減化については、市長への説明に入れたほうがよいと思う。 
  • 委員長
    特別養護老人ホームの介護職員の配置について、新柏会は国の基準どおり、マーナーオークガーデンズは入居者二人に対して職員一人という手厚い介護となっていることをふまえて評価をしている。これについて意見はないか。 
  • 委員
    中央地域は土地が高いため事業者も参入しづらいが、柏市は計画に基づいて施設を整備していかなければならない事情がある。柏市の中でばらつきのないようにサービスを提供していく必要があるため、付帯の意見をつけて募集していく必要がある。 
  • 委員
     利用料を低減した場合、給料を下げざるを得ないため、従業員のモチベーションが上がらない。ある程度の段階があってもよい。施設を選ぶのはあくまでも利用者であり、料金を一律にしたら昔の措置と同じになる。介護保険には選択肢があるので、低所得者への配慮があればよいのではないか。 
  • 委員長
    新柏会は地元との良好な関係に努めること、マーナーオークガーデンズは料金の低減化に課題がある。どちらも一長一短の部分があり、委員会としてどのように市長に答申するかの結論をまとめたい。 
  • 委員長
    評価点が僅差のため、総合的に判断し、利用者にとってどちらがいいか選考したい。 マーナーオークガーデンズの方が点数が上のため、事業の適正な運営を確保することを必要条件として採用したいと思うが、いかがか。
  • 委員
    異議なし。
  • 委員長
    それでは、採決をとりたい。マーナーオークガーデンズについて、指定承認される委員は挙手をお願いする。
     
  • 委員長
    3対1のため、多数決でマーナーオークガーデンズを承認する。
     

2.定期巡回随時対応型訪問介護・看護事業の指定について

  • 事務局
    定期巡回随時対応型訪問介護・看護事業の公募について、3月1日から4事業者の公募を開始し、1事業者から応募があったことを説明する。続いて、応募事業者の概要を説明する。
  • 委員長
    定期巡回随時対応型訪問介護・看護事業について、被保険者等関係者の意見反映、適正な運営を確保するために必要な条件等の意見はあるか。 
  • 委員
    訪問介護に関して不安がある。 
  • 委員
    医療と訪問看護に課題があるが、全体評価は標準的。他の事業との関係もあるため、今後の医療面や訪問看護との連携を要望したい。 
  • 委員長
    医療面で課題があるが、独自性、革新性が評価できる。他の意見はあるか。 
  • 委員
    実績は豊富だが、職員のレベル確保が不安とあるが、承認された後の評価の仕組みはあるか。 
  • 事務局
    地域密着型サービス運営委員会で運営状況のチェックを行う。 指定の手続において、人材の確保、経営体系等の確認をしていく予定である。
  • 委員
    職員の人数が多くレベル確保は難しいと感じる。利用者にとっては職員のレベルが低下することが一番困る。
  • 委員長
    連携型の訪問看護ということで、新しい事業者が既存の事業者と円滑な連携を取れるように、市が指導していく必要があるのではないか。 
  • 委員
    サービス付き高齢者向け住宅とセットになっていて懸念があるとされている。事業者が入居者を募集するときに定期巡回随時対応型訪問介護・看護サービスを受けられると説明する場合があると思うが、柏市が指導をしていく必要がある。 
  • 委員長
    今の意見について、課題に入れられるか。
  • 事務局
    対応する。 
  • 委員
    サービスの提供については、設備投資も必要であるし、利用者を確保したほうが経営的にも安定する。 
  • 委員
    エリアが、南部に一部入っているため、光ヶ丘と競合することになるのではないか。サービス付き高齢者向け住宅と中央も圏域に入っているので大丈夫だとは思うが。
     
  • 委員長
    株式会社やさしい手について、採決をとる。承認される委員は挙手をお願いする。
     
  • 委員長
    全委員一致で承認された。