平成23年度第6回柏市健康福祉審議会高齢者健康福祉専門分科会 会議録
1 開催日時
平成24年1月26日(木曜日)午後1時30分~2時45分
2 開催場所
本庁舎 第5・6委員会室
3 出席者
水野治太郎(会長)、神林保夫(副会長)、金江清、栗田正、小松幸子、田中秀男、田沼充子 、長瀬慈村、中谷茂章
事務局等
- 保健福祉部長(下隆明)
- 福祉政策室長(野村晋)
- 指導監査室長(枝川政子)
- 高齢者支援課長(上野哲夫)、同課副参事(秋谷敏雄、酒巻薫) 、同課統括リーダー(花野井茂)
- 介護保険管理室長(鈴木茂美)、同室統括リーダー(広瀬一彦、田口大)
- 障害福祉課長(宮本治道)
- 障害福祉就労支援センター長、(宮本大)
- 福祉活動推進課長(平島雅治)、同課専門監(根本暁子)
- 生活支援課長(秋谷正)
- 地域健康づくり課長(田村敬志)
- その他関係職員
4 議事(概要)
(1)第5期柏市高齢者いきいきプラン21のまとめについて
資料に基づき、事務局から説明
- 委員
他市でも、現在保険料の推計を行っていることと思われるが、他の市町村の状況と比較してどうか。情報があったら聞かせて欲しい。
- 事務局
各市とも、予算数値等、最終的な詰めの段階であり、具体的な数字は公表されていない。ただ、他市との情報交換等から判断する限り、柏市の保険料基準額は決して突出した数字ではない。全国的には、介護保険料が、5、000円を超えると報道されている。 - 委員
柏市では、段階を細かく工夫して設定しているが、他の自治体でも、このようにきめ細かく段階設定を行っているのか。 - 事務局
国の基準では6段階である。課税層については多段階設定が認められており、第4期では全国で一番多い段階設定であった。今回も近隣市の中では、一番多い段階設定となっている。
低所得者層である第1~3段階や課税者層の第5段階に配慮した分、高所得者層に対する負担は第4期より重くなっている。
そのため、基準所得金額と多段階設定の組み合わせを配慮しないと、低所得者が多い自治体の場合、基準額が跳ね上がってしまうことがある。基本的には高所得者が多い自治体の方が、多段階設定にしやすい。 - 委員
保険料基準額が500円アップということである。どこの市町村でも、500円くらいは上昇する見込みということだろうか。 - 事務局
近隣市の中では、上昇率は低い方と思われる。 - 委員
全国的に、保険料5、000円といわれるなかで、4、200円によく抑えられたといったところか。金額については妥当な線と思われ、評価したい。今回の議題は計画のまとめであり、保険料も最終的な金額に確定したため、今回をもって本年度最後の分科会とし、2月16日に予定していた分科会は開催しないこととしたい。
今回の計画では、地域包括支援センターは大きな役割を課せられており、パブリックコメントで、そこまで担わせることが出来るのかという意見もあった。その点については、これからの課題と思われる。市民に対しては、まだ浸透していないと思うので、もっと広報に力を入れて欲しい。 - 委員
素案には特別養護老人ホームの待機者は1、300人とあった。待機者は1、700人と聞いたようなと思っていたが、記憶違いだろうか。 - 事務局
待機者は1、700人に達していない。また、素案に掲載された数値にしても、今年度10月に新たに特養が開設したことや、増床の予定があるため、待機者の減少が見込まれる。また1、300人という人数は名寄せしたものであり、重複はしていない。 - 委員
特に女性が7割を占めていると聞いている。この中には介護の経験者も多くいると考えられ、介護の大変さがわかっていて周りに迷惑をかけないようにと考えて、施設に入所を申し込んだと考えると痛ましく感じられる。女性に気の毒な状況と思う。男女の比率がバランスよくなるよう工夫する方法も検討して欲しい。
特養に入所する場合は、施設に住所を移さなければならない。住民票を移すと戸主が変わることもあり、かなり大変な手続きになる。
施設と住所をいったり来たりするという構想の障害になるのではないか。こうした問題点を確認して欲しい。
素案については、今回で承認としたい。もし変更点や誤植があれば、会長が確認するということでご了承いただきたい。
― 一同承認 ―
- 委員
今回の議題は終了したが、事務局から連絡事項はあるか。 - 事務局
市民への計画の広報について、6月にタブロイド版を発行し、広報かしわのように新聞に折り込み、全戸配付する予定である。また、4月15日号に計画書が出来上がった旨を掲載する予定である。市民への計画周知の手段として、概要版を作成して配付する予定である。
- 委員
第4期は、第3期に比較して、保険料が下がっている段階が多かった。今回は500円アップするということもあり、保険料があがる根拠を、市民にわかりやすく説明する必要がある。充分に配慮して欲しい。 - 事務局
ご指摘の点について、保険料の根拠をわかりやすいものにするよう努める。
委員から、先ほどお話があったとおり、今回をもって高齢者健康福祉専門分科会を最終とし、第5期柏市高齢者いきいきプラン21の素案をもって、2月の健康福祉審議会全体会への答申としたい。保険料については、条例を改正するため、議会で議論いただき、承認をいただければ、4月以降改定となる。
(2)その他
事務局より基準条例ワーキングの進捗状況報告
第2回9月29日で基準条例の事務局案を提示し、承認をいただいた。基準条例の制定にあたり、居宅サービス、地域密着型サービス、施設サービスのサービスの種類ごとに条例案を作成するというものであった。基本方針や理念などの基本的な部分を条例で制定し、人員などの詳細な部分についてを規則に委任するという内容。
基準条例の制定にあたり、全国一律のルールではなく、柏市独自の内容を盛り込むため、現場の職員の意見を取り入れるために基準条例ワーキングを設置した。
基準条例ワーキングの組織について11月24日の分科会で報告させていただいた。現在10名の委員で10月から1月にかけて3回会議を開催した。
今後は、引き続き懸案事項の検討、規則案のイメージ作りに取り組む予定である。それに伴い、委員の任期を来年度5月末まで延長し、会議を進めたいと考えている。
5 連絡事項
第2回柏市健康福祉審議会の日程について
(1)日程
平成24年2月23日(木曜日)
(2)場所
ウェルネス柏 4階 研修室
6 傍聴
(1)傍聴者
1人
(2)傍聴の状況
傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。