平成23年度第3回柏市健康福祉審議会高齢者健康福祉専門分科会 会議録

1 開催日時

平成23年10月27日(木曜日)午後1時30分~3時30分

2 開催場所

柏市役所 本庁舎5階 第3委員会室  

3 出席者

水野治太郎(会長)、神林保夫(副会長)、今村貴彦、金江清、栗田正、小松幸子、田中秀男、田沼充子、長瀬慈村

(事務局等)

  • 保健福祉部長(下隆明)
  • 福祉政策室長(野村晋)
  • 高齢者支援課長(上野哲夫)、同課副参事(秋谷敏雄)
  • 同課統括リーダー(花野井茂)
  • 介護保険管理室長(鈴木茂美)、同室統括リーダー(広瀬一彦、田口大)
  • 障害福祉課長
  • 障害福祉就労支援センター長、(宮本大)
  • 福祉活動推進課長(平島雅治)、同課専門監(根本暁子)
  • 生活支援課長(秋谷正)
  • 地域健康づくり課長(田村敬志)
  • 社会福祉協議会事務局長(村田恒 )
  • その他関係職員
     

4 議事(概要) 

第5期柏市高齢者いきいきプラン21の骨子案について

資料に基づき、事務局から説明

  • 委員
    介護保険制度の改正について示されているが、そうした変更についてはどのように盛り込まれているのか。
  • 事務局
    計画に盛り込むべき事項は盛り込んでいる。
  • 委員
    循環型社会について、今回は説明を聞いたから内容がわかったが、この名前から内容を理解するのは難しい。
    ネーミングがよくないのではないか。”社会”という言葉は、この図のイメージにそぐわないのではないか。
  • 委員
    もう一度名前については検討してもらって、市民になじみのある言葉かどうか検討したい。
  • 委員
    市民を主体にしたイメージも必要だと思う。
  • 委員
    地域医療拠点という言葉がぴんと来ない。
  • 事務局
    地域医療拠点については、柏市・柏市医師会・歯科医師会・訪問看護の連絡会、柏市介護支援専門員協議会が一堂に会し、       市の連携を図る場を考えている。地域包括支援センターでは各地域の単位で、利用者にたいして個別のケースに取り組む場である。地域医療拠点については、市全体の調整をするイメージで市内一箇所に設置する予定である。
  • 委員
    豊四季台地域の取組みについて具体的な情報が不足しているため、事務局に情報を提示してもらいたい。
  • 事務局
    豊四季台地域については前回もお話させていただいたところであるが、また進捗状況について機会を見ながらご報告したい。
  • 委員
    計画策定のための基礎調査について以前の分科会で報告があったが、今回の計画で調査の結果を取り込んでいるところはどこか。
  • 事務局
    基礎調査によって、地域特性が見えてきた部分がある。例えば家族介護力の違い等である。ただ、この骨子案にその特徴をそのまま掲載しているというのではなく、基本方針にあるとおり、日常生活の場でそれぞれの地域の特性に沿った形でサービスが提供されるようなケアマネジメントやコーディネイト機能が必要があるというところから、施策を組み立てていきたいと考えている。
  • 委員
    自らも高齢者である立場から言うと、悩める人を中心とした計画になっている。介護・認知症・権利擁護等である。高齢者といえば、悩める人という位置づけではなくて、柏市では元気な方も大勢いる。そうした方に対しても温かい施策が必要ではないか。骨子案5ページに記載されているいきがいづくりについて具体的な肉付けをして欲しい。悩める人への支援も重要だが、元気な高齢者に対する施策にも力を入れると、血の通った計画になると思う。
  • 委員
    セーフティネットの明確化も重要だが、元気な方の生活をどう支えているか、自ら何をなすべきかという課題意識を持たせるようなレポートであってもよいのではないか。社会参加を積極的にしたい元気老人への具体的な市からの提案も必要と思われる。
  • 事務局
    事務局としては、いきがいづくりの場としてボランティアの場の提供や就労支援等をイメージしているのだが、委員の皆様はいきがいづくりについて、どのようなイメージをお持ちか。
  • 委員
    共通する部分とデータが欲しい。例えば、家で最期を迎える場合と病院の場合との経費の差等である。実際にそうしたことを質問されることが多い。このまちで暮らし、このまちで一生を終えていくという問題意識を持たせる材料が欲しい。
  • 委員
    人間は、最終的には「悩める人」になるものであり、こうした方を対象とした施策を手厚くするというのは大切だと思うが、全てが至れり尽くせりであればよいというのではなく、きちんと水準にあった中でいきがいづくりをどうしたらよいかということがこれからは必要だと思う。
  • 委員
    計画を見ていくと確かに理想であるとは思う。ただ,具体的に市が直接どこまで行っていくのかということと、色々なところがばらばらで取組みを行っているように思える。例えば、委託で行っている地域包括支援センターは、各センターの間でも能力差があったり、行っていることに統一感が無いように思う。この中で大切な事は、市がどの程度関与しているのか、他の地域ではどんなことをやっているのかを情報提供していく必要がある。市民が相談したいと思っても、どこに相談してよいかわからないというのは、そのあたりがばらばらになっているという問題があるからだと思う。その辺についてを見直して欲しい。
  • 委員
    こういうサービスについては、行政側がこういうサービスが良かろうと考えて作っていくものだと思う。しかし、実際に市民の高齢者や      これから高齢者になっていく市民が、本当に望んでいるかどうかは別ではないかと感じられる。先ほどのいきがいづくりにしても、市が提案する内容と、市民の望みはかみ合わない気がする。実際にボランティア等をやる気がある高齢者の意見をもっと聞いてから、どういうことを行ったらいいか検討しないと机上の空論になってしまう。
  • 事務局
    市民のご意見の計画への反映については、以前の分科会でも申し上げたとおり アンケートを行った計画策定のための基礎調査及び市内の各圏域で市民からのご意見を伺った圏域フォーラムや日常的に窓口で相談を受けた内容や地域包括支援センターでの事例を適宜反映している。委員のご指摘のようなお話については、何回か聞く機会があったが、利用者の状況も世帯状況や経済状況によって、お一人お一人ごとに異なるものであり、きめ細かなサービスであれば、答えていけるのではないかと考えている。
  • 委員
    一人一人に合った計画を作成するのは無理だと思うが、市民から意見を聞いた際に思う事は、あまり市民が計画のことを知らないという声を聞く。もっと市民から意見を聞く必要があるのではないか。在宅や図書館でのボランティアにしても、一生懸命やりたいと思っている人の思いが反映されていない。お体が悪い方にしか目を向けていないのではないか。お元気な方がプライドを持って生きられる場を用意する必要があるのではないか。よく問題視されていることだが、引退後の男性はあまり地域に出ていかない方も多い。ボランティアの間口を拡げるとよいと思う。
  • 委員
    いつも計画の最後に資料が添付されているが、その中に地域の取組み等の実際の事例・ケースを掲載してもよいと思う。文章が抽象的なので、実態がよく分からないことがある。
  • 委員
    前回も話したと思うが、男性の場合はなかなか社交的に地域に出て行くことができない方が多い。活動の場の検討とあるが、ほのぼのプラザますおで開催している男の井戸端会議のような、具体的なメニューを示し、こういうものがあるとわかるようにして欲しい。
  • 委員
    地域からの生の声を反映して欲しい。
  • 委員
    高齢者の方は、知識経験等豊富であり、そうした方々の生きがいの場を作るというのは、とても重要であり敬意を払う必要がある。そういう気持ちを持って計画を立ててもらいたい。
  • 事務局
    先ほど、委員から地域包括支援センターが具体的にどのような活動を行っているのか解りづらいとご指摘をいただいたところであるが、委員の皆様が地域包括支援センターの日常業務を視察できるようセッティングをしたい。
  • 事務局
    せっかくお越しいただくので、普段は相談業務のため、具体的に日時とメニューをお示しし、調整を行いたい。各地域包括支援センターとの調整のために少々お時間をいただきたい。
  • 委員
    地域包括支援センターの業務については具体的なイメージが無いのだが、色々な相談を受ける場所というイメージがある。2章の2節地域包括支援センターの機能強化と3節の相談支援体制の充実について重複しているのではないか。
    3節の総合相談業務については包括の業務の一環と理解しているが、2節の包括の機能強化とどう違うのか。
  • 事務局
    2節の機能強化については組織編制のイメージ。3節であげている相談支援体制については、特に重要なサービスとしてピックアップしている。

 5 連絡事項

(1)日程

平成23年11月24日 木曜日 午後3時

(2)場所

柏市役所本庁舎5階 第3委員会室

6 傍聴

(1)傍聴者

1人

(2)傍聴の状況

傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。