平成20年度第4回柏市健康福祉審議会高齢者健康福祉専門分科会会議録

1 開催日時

 平成20年12月25日(木曜日)午後2時00分~午後4時20分

2 開催場所

 教育福祉会館 大会議室

3 出席者

 水野治太郎、神林保夫、小竹惠子、小泉文子、田沼充子、渡邊浩志

(事務局等)

 保健福祉部長(木村清一)

 保健福祉部次長兼高齢者支援課長(寺田一夫)

 柏市社会福祉協議会地域福祉課長(篠藤和夫)

 保健福祉総務課長(成嶋正俊)

 障害福祉課長(村田恒)

 保健所地域健康福祉課長(大塚宏子)

 高齢者支援課副参事(秋谷敏雄)、同課いきがい担当リーダー(丸山光男)、同課事業調整担当リーダー(島澤智宏)、同課介護サービス担当リーダー(森みゑ子)

 介護保険管理室長(秋山享克)

 地域包括支援センター長(秋谷正)、同室北部中央地域担当リーダー(根本暁子)

 その他関係職員

4 議事(概要)

(1) 第4期柏市高齢者いきいきプラン21(素案)について

 [事務局より資料を用いて説明]

委員

 地域活動についての講演会や研修会の際には、そのイベントが地域活動に繋がるよう「今回学んだことをひとつでも良いから地域に持って帰ってください」と参加者に呼びかけると良いと思う。

事務局

 指摘いただいたように、各種セミナーを地域に還元できる仕組みの必要性は理解している。グループの立ち上げ支援や、既存団体とのコーディネートなど、様々な形があるが、支援していく方策を考えていきたい。

委員

 資料各論の主な取り組みについて。各事業のうち、全部とは言わないが数量化できるものについては、一覧表にすることができないか。いつ、どこで、何回やるのか示されれば市民としても理解がしやすいと考える。それに伴う予算についても可能であれば掲載してもらいたい。時期的に今計画で難しいようであれば、第5期計画でも構わないので、検討をお願いしたい。

事務局

 具体的な事業量を示せるものについては、今回資料には掲載がないが、最終的な計画書には、事業の回数、人数など可能なものは入れていきたい。予算に関しては、介護保険特別会計部分については、本計画において3ヶ年の事業費の見込みを定めるが、その他一般会計等の事業費については、予算単年度主義の原則から明示できる部分は限られてしまうと考えられる。

委員

 第3期計画の現状と課題が記されているが、重点施策の1つ1つについて、展開状況、成果、未達成であった点についての記載が必要ではないか。未達成部分について分析することで第4期の計画の方向性が見えるはずであり、現時点では記述が足りないと感じるので、検討願いたい。

委員

 百人フォーラムでも提言のあった「福祉と医療の連携」については前回計画に比べ、詳細になっているのが心強く感じる。今後具体的に進めてもらえることを期待したい。

委員

 17ページの表で医療ネットワークの中に居宅介護支援事業所や保健所が入っているのに違和感を感じるが。

事務局

 在宅ケアを行う上での係わりについて、居宅介護支援事業所のケアマネジャーによる医療分野との連携のイメージとしてこのように記した。

会長

 地域包括ケアシステムについての説明がもう少しあっても良い。また、利用者の立場として、自分の住所ならばまずどこに電話すれば良いのかが分からない。

 また、重複した障害を持つケースについては、ケアマネジャー等の専門職でもどこに繋ぐべきか悩むケースも多い。

事務局

 そのようなケースについては、直接的な支援は各分野の専門家になるが、一番最初の窓口は地域包括支援センターが行うということで理解いただきたい。

委員

 高齢者でもその年代や財力などによって、考え方に違いがある。高齢期の悩みなど、当事者になってみないと分からない問題もあるので、市と高齢者が意見を交換する機会を設けることが重要であると考える。

委員

 今回の計画では地域住民の責任が増しているように感じる。市としての見解はどうなのか。

事務局

 地域包括ケアシステムの推進は、行政だけでは不可能であり、百人フォーラムにおいても、地域における支え合いを進めるのは住民自身であるべきだと提言がされるなど、それを担保することが重要であると考えている。また、公的サービスの確保などについては行政の責務として行っていくが、その中でも新規事業の導入検討などにあたっては、企画段階から住民に参画してもらいたいと考えている。

(2) 老人短期入所用居室の特別養護老人ホームへの転換基準について

 [事務局より資料を用いて報告]

事務局

 この件について、中核市になったことで県の基準から外れ、独自基準を設けることとなった。内容は概ね県の基準に準ずるものである。今後、同様の事例が生じた場合には、この基準に基づいた上で、本専門部会において意見をいただきたい。

委員

 県の基準では「利用状況が概ね70%以下」という条件があるが、柏市においては同様の条件は設けないのか。

事務局

 柏市における現在の特別養護老人ホームのベッド数や、ショートステイの平均的な利用率を勘案し、この部分については規定を設けなかった。

5 傍聴

(1) 傍聴者

 3人

(2) 傍聴の状況

 傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。