平成20年度第2回柏市健康福祉審議会高齢者健康福祉専門分科会会議録

1 開催日時

 平成20年9月25日(木曜日) 午後3時30分~午後5時10分

2 開催場所

 いきいきプラザ 研修室

3 出席者

 水野治太郎、神林保夫、小泉文子、田沼充子、宮地直丸、渡邊浩志

(事務局等)

 保健福祉部長(木村清一)

 保健福祉部次長兼高齢者支援課長(寺田一夫)

 保健福祉総務課長(成嶋正俊)

 柏市社会福祉協議会地域福祉課長(篠藤和夫)

 高齢者支援課副参事(秋谷敏雄)、同課統括リーダー(澁谷正人)

 同課事業調整担当リーダー(島澤智宏)

 介護保険管理室長(秋山享克)、同室統括リーダー(広瀬一彦)

 地域包括支援センター長(秋谷正)、同室専門監(高木絹代)

 その他関係職員

4 議事(概要)

(1) 第4期計画期間における介護保険料等設定について

[事務局より資料を用いて説明]

委員 保険料段階についてはどのように考えているか。

事務局 第3期の計画を策定する時点で、低所得者へ配慮した9段階設定をしており、現段階では今回国が提示した4段階の分割と、合計所得金額125万円未満でひとつの段階を設けることを加味した合計11段階を考えている。

委員 サービス量を見込むにあたっては、国の考え方をそのまま使っているのか。

事務局 サービス量見込みについては、国は特に方針を示していない。なお、介護認定率等については市町村が実績に基づいて判断していくことが示されている。

委員 介護認定率の推計にあたっては平成18・19年度の年齢別平均値を使用しているとのことであるが、その理由は。

事務局 平成18年度より介護予防が本格的に導入されたことから、それ以前の認定率とは前提条件が異なると考え、過去2年の実績数値を用いた。

委員 介護政策評価支援システムの分析結果については、例えば県内でも大都市と町村部では傾向が異なるのか。

事務局 お見込みのとおりである。なお、柏市は東葛近隣他市と比較してほぼ同様の傾向を示している。

委員 現状3,560円の介護保険料は、近隣市や同規模の自治体と比べてどうなのか。

事務局 中核市及び県内近隣人口上位市の合計42市と比較した場合、柏市は3番目に低い水準であった。

委員 介護認定期間について、今年度から一部適用が変更された。認定期間が長い方が本人および家族への負担も減ると思われるが、今後はどのような方向で検討しているのか。

事務局 介護認定については基本的に6ヶ月更新となっているが、状態変化が少ない要介護4及び5の方については、従来より認定期間を延長していた。他市にアンケートした結果、要介護3の方についても対象としているケースが多かったことから、柏市においても本年4月1日から要介護3の方も条件付ながら対象とした。今後この方々の状態がどうなるかを検証していきたい。

会長 施設の待機者が多くいるという件について、市としてそのニーズにこたえられているのかという視点からは、まだ十分な分析がなされていないと感じる。今後何かの機会に検討していただきたい。

(2) 介護支援ボランティア制度について

[事務局より資料を用いて説明]

委員 もし柏市において本制度が導入されたとしたら、どれくらいの参加者が見込めるか。

事務局 先進的に取り組んだ稲城市においては、高齢者人口の2%弱が参加している模様である。柏市においても、社協のさわやかサービスの実施状況や、百人フォーラムで出される意見などからも、ボランティアへの参加意向の強さを感じることが多く、同程度の参加は見込めると考えている。なお、実際運用するにあたっては既存の市民団体が有償で行っている活動を圧迫しないよう検討が必要である。

委員 ボランティアという名称が市民に与える印象は様々なので、その辺りを事前に考慮する必要がある。各自治体の状況を見ても事業実施目的はそれぞれ異なるようなので、介護支援なのか、市民の健康維持なのか、事前に目的をはっきりさせた方が良い。

5 傍聴

(1) 傍聴者

   1人

(2) 傍聴の状況

  傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。