平成17年度第7回健康福祉審議会高齢者部会及び第10回介護保険運営協議会会議録

1 開催日時

平成18年2月23日(木曜日) 午後1時32分~午後2時50分

2 開催場所

柏市役所 講堂

3 出席者

(審議会委員)

◎水野冶太郎 小竹恵子 田沼充子 田中 晋 廣野一弘

(介護保険運営協議会委員)

○小寺重行 中嶋充洋 石渡謙介 熊谷直彦 高橋好子 神林保夫 小竹恵子(高齢者部会委員を兼ねる) 服部真智子 山浦修治 為成 勝五郎 櫛部奈穂子 永桶静佳 渡辺直幹幹 戸谷英子

(◎は代表、○は副代表)

(事務局)

保健福祉部長(倉持 彌) 保健福祉部次長(成島利治) 保健福祉総務課長(猿渡久人) 柏市社会福祉協議会常任理事兼事務局長(中村康雄) 健康推進課長(玉村義美) 高齢者支援課長(木村清一)

同課事業調整担当統括リーダー(加藤吉夫) 同課同担当主査(島澤智宏) 同課相談支援担当専任主幹(枝川政子) 障害福祉課長(赤塚和男) 保健福祉課長(池森忠満) その他関係職員

4 議題

(1) 第3期柏市高齢者いきいきプラン21の策定について

 計画原稿案について

(2) その他

5 資料

  • (1) 次第
  • (2) 柏市第3期高齢者いきいきプラン21の原稿案について
  • (3) 今後のスケジュール案について

6 議事(要旨)

午後1時32分 開会

  • 事務局 定刻となりましたので、ただ今から平成17年度第7回柏市健康福祉審議会高齢者部会及び第10回柏市介護保険運営協議会を合同で開催いたします。

〔事務局より計画原稿案について説明〕

〔事務局より今後の在宅介護支援センターの業務内容について説明〕

  • 代表 原稿案の前段は何回もやっている。原案の前半部分は文書はわかりやすくなってきた。
  • 委員 非常に全体的には分かりやすく、まとまっている。ただ、地域密着型のサービスは今回改正の特徴である。利用者数しか載っていない。何の解説もない。地域密着型サービスについてはきちんと項目を載せるべきである。
  • 色々な用語は、初めて柏市に来た人が見てもわからないといけない。移ってきた人もイメージがわくような、注釈を最後に入れるべきである。
  • 代表 地域密着型サービスは数字ばかりである。経過についてはどうですか。
  • 事務局 原稿案の最後に資料編として、載せるかどうか検討中である。
  • 代表 柏市の場合は簡略化している点では、非常にいい。今あった視点を入れて欲しい。もう一つ、総論と各論の連携が何ページ参照や具体的部分が抜けている。総論と各論の相互の連携をうまく繋げて欲しい。
  • 委員 高齢者に対する施策と介護予防の施策の区別がよく分からない。明確にしてほしい。
  • 事務局 混同がないように表記したい。
  • 代表 地域包括ケアシステムの大きな視点に異なった事業をうまく束ねている点はいいと思う。各施設の概要は資料にはつくのか。○事務局 施設概要等を含めて資料編として検討していきたい。
  • 委員 4月から65歳以上の基本健診が変わる。認知症で介護予防が受けれるようなチェック項目が入る。計画に入れるべきでは。
  • 事務局 健康診査も大きなスクリーニングのひとつであるが、民生委員の活動で発見等いくつかある。一つの方法としては認識しているが、改めて、それだけを取り入れることは難しい。
  • 事務局 基本健康診査はこれが一番科学的な根拠だとあるが、スクリーニングの施行内容がはっきりしていない。老健事業で行う医療以外の健康診査が未定の部分があるので、原稿案には掲載できなかった。
  • 委員 老人保健事業等における生活習慣等の予防、説明を加える必要がある。色々載せるからたいへんではなく、保険事業計画における予防に介護予防も入るという形である。
  • 代表 議論が全体的になっている。具体的なことで結構である。2部以降の御意見が欲しい。
  • 委員 様々なポピュレーションアプローチによる介護予防事業ということであるが、非常に自発的で有効な活動に対して、支援をしていくことはどこかに入らないのか。そのような方々が集まる場所がない。
  • 事務局 在宅介護の推進ということで、介護予防グループ支援事業を市としてやっている。町会等の枠にとらわれず、会場確保等のノウハウや講師の派遣等を平成16年からやっている。
  • 委員 目玉として介護予防が重視されている。どういう介護予防の施策があるかということで、その点について具体的に提示されたい。場所の問題が出てくる。その点に対しての行政の支援をよろしくお願いしたい。
  • 委員 全体のプランを見せていただき、皆様方が検討して、すばらしいプランができた。サービス利用者の立場に立ち、人と人の間には相性がある。相性が合わない場合、利用者の立場はどうなるか危惧している。できるだけ、選択できることはあってもいい。サービス利用者の立場に立ち、きめ細かなサービス提供をされたい。
  • 代表 私はケアの理論を取り組んでいる。これまでは当事者間の心理的問題として、解決をはかっている。ケアを受ける側の意識も大事である。同時にする側も組み合わせの問題も出てくる。これを包括的に考えていかないといけない。世界的な傾向である。
  • 委員 話が高齢者サービス施策と介護保険の中のサービスがごちゃ混ぜになっている。話がおかしくなっている。介護保険の中に地域包括支援センターや地域密着型サービスの内容を決めておかないといけない。
  • 委員 市町村によっては、高齢者保健福祉計画と介護保険事業計画を第何期高齢者福祉計画、第3期介護保険事業計画を分けて述べておいて、一冊の計画としているところが多い。柏の場合は、ミックスして、一つの計画として、分けないでやっている。それは市町村の行政においての計画の立て方の問題である。それは立て方の問題で、行政で整理すればいい。
  • 利用者がサービスを受ける方の相性が悪いという問題は、ようするにケアマネジメントの問題である。今から計画に総括的なことを注文しては悪いが、大事なことは評価である。利用者評価、第3者評価、自己評価がある。全然、評価については触れていない。評価は重要視するべきである。利用者評価、第3者評価を含めて、きちんと柏でもサービスの評価をしていく必要がある。意思があることを行政としては表示する必要がある。
  • 代表 計画策定にあたり、二つの異なった委員会が一緒になって取り組んでいる背景もある。分けてもいいが、市民の側から見ると、第何期という書き方は意外に問題がある。これからの展望がわかればいいと思うのも一つある。そういう点を評価して欲しい。足りないところは相互に関連性をつけて欲しい。
  • 評価のことは全体会でもたびたび出ている。きちっとした評価をしようと。評価については具体的な審議はないのが現状である。
  • 事務局 施策の推進。マネジメントサイクルPDCAを重要視してきたつもりであるが、質を上げるためには、評価、第3者の評価に触れないといけない。評価指標については具体的な検討ができていない。中嶋先生から指摘があったとおり、明確に評価をしながら、質を上げていきたい。3月の答申案において何らかの表現を追加したい。
  • 代表 利用者が不満がある時に、どのような手続きで注文を出しいくのか。加えて欲しい。全面的に支配されているような感じがある。選択するというよりは依存している感じがある。気軽に注文するような感じを作って欲しい。
  • 委員 事業者の評価の指標は、過去に作った。前回は計画の中で明示していなかったため、やりにくかった。今度は計画の中で利用者評価や第3者評価をやる意思表示をするべきである。委員会の意見も含めてやるんだという意思を表示しておかないといけない。きちんと意思表示をして欲しい。
  • 代表 改めて時間をとって検討されたい。是非客観的な第3者評価だけではなく、自己評価が欲しい。自己評価があり、第3者の評価が可能である。全体会等でも検討していきたいと思う。
  • 委員 地域包括支援センターには総合相談事業、成年後見人制度が入っているが、相談するのは本人ではなく、家族だと思う。働いている家族が多く、平日午前8時半から午後5時までであると、相談しにくい。当初市役所に一箇所というのはわかるが、将来的にどうなるのか。相談時間の柔軟性が必要ではないか。
  • 事務局 個別の相談については、相談時間が延びて、午後5時以降になってもやっている。市の機関であるので、どうしても相談時間は限られる。在宅介護支援センターは24時間、365日やっている。そちらの方で、まず最初に相談を受けれるような体制をとりたい。
  • 代表 高齢者の相談の窓口について、柏市のホームページに載っているか。
  • 事務局 確認していないが、相談の大まかな枠はある。個別のワークケースはない。
  • 代表 その辺は必要である。利用者から見て、その他は分類は必要である。市民の側から検討いただきたい。今日はいただいた原稿案について、意見を伺った。意見があればお願いしたい。今回で合同の会議は最後になります。

〔事務局から今後のスケジュールについて説明〕

  • 事務局 合同部会ということで、長時間ご審議ありがとうございました。本来であれば、意見がなくと思っていたが、色々ご審議いただいた。色々な事業があるが、見直し等も必要な事業もある。評価の検討もしているが、共通認識にはいたっていない。自己評価、第3者評価がきちっと整備されれば、サービスの質も上がる。地域包括支援センターは今後、拡充化していきたい。市民サービスに直接結びつけるような体制を作っていきたい。次は、審議会全体会及び介護保険運営協議会の単独になります。本当にお疲れ様でした。
  • 事務局 以上で本日の平成17年度第7回健康福祉審議会高齢者部会及び第10回介護保険運営協議会を閉会いたします。

午後2時50閉会

7 傍聴

(1) 傍聴者 3人

(2) 傍聴の状況 

傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。