平成17年度第6回健康福祉審議会高齢者部会及び第9回介護保険運営協議会会議録

1 開催日時

平成18年1月26日(木曜日) 午後3時10分~午後5時00分

2 開催場所

柏市役所 第5・6委員会室

3 出席者

(審議会委員)

◎水野冶太郎 田沼充子 廣野一弘

(介護保険運営協議会委員)

○小寺重行 中嶋充洋 石渡謙介 熊谷直彦 高橋好子 神林保夫 佐野 寛 服部真智子 為成勝五郎 櫛部奈穂子 渡辺直幹 戸谷英子

(◎は代表、○は副代表)

(事務局)

保健福祉部長(倉持 彌) 保健福祉部次長(成島利治) 保健福祉総務課長(猿渡久人) 保健所準備室長(下 隆明) 柏市社会福祉協議会常任理事兼事務局長(中村康雄) 健康推進課長(玉村義美) 高齢者支援課長(木村清一) 同課事業調整担当統括リーダー(加藤吉夫) 同課同担当主査(島澤智宏) 同課同担当主事(岩津圭介) 同課専任専任主幹(枝川政子) 同課統括介護サービス統括リーダー(内田高志) 介護保険管理室長(足立知哉) 障害福祉課長(赤塚和男) 保健福祉課長(池森忠満) その他関係職員

4 議題

  • (1) 第3期柏市高齢者いきいきプラン21の策定について ⇒ 計画原案について
  • (2) 介護保険料の決定について
  • (3) 地域包括支援センター運営協議会の開催案内等について
  • (4) その他

5 資料

  • (1) 次第
  • (2) 資料1 保険料見込み方法
  • (3) 資料2 第3期介護保険事業計画における介護給付対象サービスの見込み量提出シート (抜粋編) ver.30 平成18年1月26日現在
  • (4) 資料3 第3期介護保険事業計画における介護給付等対象サービスの見込み量 データグラフシートver.30 平成18年1月26日現在
  • (5) 資料4 第1号被保険者の保険料推計報告書(平成17年12月改定版)
  • (6) 資料5 第3期柏市高齢者いきいきプラン21~原案
  • (7) 当日追加資料1 介護保険制度改正に伴う在宅福祉サービスの18年度制度見直しについて(案)
  • (8) 当日追加資料2 パブリックコメントの実施結果について
  • (9) 当日追加資料3 第1号被保険者の介護保険料の設定

6 議事(要旨)

午後3時 開会

  • 事務局 定刻となりましたので、ただ今から平成17年度第6回柏市健康福祉審議会高齢者部会及び第9回柏市介護保険運営協議会を合同で開催いたします。

〔事務局より資料5、追加資料2に基づき、計画原案について説明〕

〔事務局より当日追加資料1に基づき、介護保険制度改正に伴う在宅福祉サービスの18年度制度見直しについて説明〕

  • 代表 2月にもう1回あって、3月に健康福祉審議会である。なるべく、本日第3期高齢者いきいきプランについて意見を伺いたい。
  • 委員 連続性の観点から計画を立てている。老人保健福祉計画は4期。介護保険事業計画は第3期である。この辺をよく含んで文書化して欲しい。
  • 代表 最初は老人福祉計画策定委員会であった。3つの計画というとばらばらに見える。意味はいいが、表現上おかしい。サービスについての具体的な中身を確認したい。障害者送迎サービスを今年度は続けるのか。切り替えるのでは。
  • 事務局 障害者の方は変わっていない。
  • 代表 計画そのものは続いていくのか。
  • 事務局 続いていく。一般的な車椅子の送迎サービス等は社協等で続けていく。柏市がやってきたのは寝たきり、ストレッチャーの方である。少しずつ増えてきた。それを利用する場合は補助制度的を考えている。
  • 代表 障害者施設も送迎サービスなどはもう既に来年度からは県から切り替えの要請があり、全体的に有料になる。これは内容が違う。
  • 事務局 障害者の方は1級・2級の手帳を持っている方が対象である。この送迎は高齢者の寝たきりの送迎を行う装置である。
  • 代表 細かいサービスの内容であるが、議論を積み重ねていない。実際には住民には大きな問題になる。文書の理念よりも。公助の部分が後退している印象がある。
  • 委員 介護予防効果を重視するとともに、民間事業者の提供が整ってきたサービスは縮小・廃止する方向で検討するということであるが、私はこの考えは非常に危険である。むしろ有料化や、民間に介護保険制度に移行していくのはありうる。今まで有効に利用者が利用していたものを廃止・縮小という考えは、住民に説明することは問題である。この点は基本的な考え方を改めた方がいい。
  • 代表 まったくそのとおりである。
  • 事務局 介護予防的な効果の薄い事業もある。それは見直しをする。社会福祉協議会やっているサービスは整理統合する。縮小する。表現の仕方が足りなかった。配食サービス一つとっても、食事を作るのが面倒くさいので、頼むということではなく、きちっとモニタリングして、アセスメントして、適切にやりましょうという制度に含まれる。
  • 委員 今までの効果を評価に基づいての廃止の前提があればいい。いきなり、廃止・縮小だと住民に与えるショックは大きい。
  • 代表 ニーズは絶対にある。ニーズを否定する姿勢はまずい。
  • 委員 確かに民間事業のサービス提供が整ってきたのは確かだが、今まで高齢者が必要にしていていた。一律にサービスをやるのが問題である。所得制限をかけたりしたが、制度が整ってきたとやっと思ったが、一気に廃止である。受ける方については、ショックが大きい。その点配慮されたい。
  • 事務局 廃止・縮小とあるが、こういうことになる前に今年度中にそれぞれサービスを受けている方に担当職員が訪問して、代替サービスを利用していくことについては説明することなど、決め細やかなことをやっていかなければならない。
  • 委員 4月から制度が始まる。遡って、2ヶ月の中で、新しい制度が始まる期間が短い。そのあたりは大丈夫なのか。
  • 事務局 当面できるところから、実施せざるをえないと、それに付随して、保険外のサービスについても補助金は一切なくなる。地域支援事業の中に含まれる。どうしても金額は下がってしまう。セーフティネットは重要である。今、精査している。
  • 委員 包括支援センターは、主任ケアマネジャー、保健師、社会福祉士を配置することを簡単に箇所書き程度文書化したほうがいい。パブリックコメントをせっかく取ったので、書いてもいいと思う。希望である。
  • 事務局 明確にしていく。文書化する方向で検討していきたい。
  • 委員 追加資料1であるが、見直しの背景では、国の補助金が大幅な削減とあるが、国の補助金が削減したら、市が実施しないことは、市民にとっては納得できる理由にはならない。福祉サービスの低下にならない努力をしながら、各事業の見直しをされたい。
  • 委員 地域包括支援センターについて、来年は市役所に一つ、将来的にはどうなるか、内容的に見ると、困ったときに相談に応じてくれるようだが、市役所に一箇所というのはどうかなと思う。将来的にどう展開していくのか。
  • 委員 原案のアンケート、現在の病気について、特にない人が、23.2%。前病気でも今健康だと捉えると終わりだが、何らかの病気がある人が、76.8%であるが、整合性の問題、どう調査したのか。
  • 事務局 地域包括支援センターの設置については、今後詳細のものを出していきたい。アンケートについては、ご本人の判断である。健康状態については、本人の主観的、健康感が大事である。ある意味、ご本人が健康でいられる状態が、よろしいと思う。
  • 委員 介護予防の数字が動く可能性がある。
  • 代表 見込み量をどう適切に把握していくのか。
  • 事務局 推計は精度を高める必要がある。
  • 委員 全体的に包括支援センターの形はどうやるのか。見通しは。市の理想的な考えは。
  • 事務局 包括支援センターは具体的にはスタートしていない。在宅介護支援センターは今17あり、その内11箇所がブランチとしてやっていく。それをネットワーク化しながら、それを順次、準備が整った地域から、7箇所の生活圏域ごとにさらに細分化していきたい。そういった展望を出していくのが、安心感につながる。
  • 代表 とりあえず一箇所を掲げてているが、3年間の見込みは書けるのか。
  • 事務局 一度に7箇所はできない。人材も育てなくてはならない。順次3ゾーン構想に近づけることも可能である。
  • 代表 この辺で打ち切りたいと思う。後は2月下旬になる。
  • 事務局 今日のご意見をまとめて、次は最終的な原稿として提出したい。健康福祉審議会の全体会が3月にある。それが最終的な答申となる。
  • 代表 次が、実質的に次が最後になる。何か個人的なご意見がありましたら、事務局までお願いします。

〔事務局より、資料1~4、追加資料3に基づき、介護保険料の決定についてについて説明〕

  • 委員 9段階は珍しい。生活保護の中に含まれる充当額は。地域によって格差がある。生活保護の方は保護費で全額払われるのか。
  • 事務局 その通りである。
  • 委員 一番気になるのが、その次の2段階である。1段階の人は生活保護費に入っている。2段階の人は、0.1しか違わないが、そういう人が0.5払うとかなり格差がある。一つ問題である。1と2段階の差が気になる。
  • 事務局 本来生活保護費から、国が負担するなら、生活保護受給者は基準額を払うべきなのが本心であるが、ただ第1段階は生活保護受給者だけではなく、老齢福祉年金受給者で非課税者がいるので国の基準がこうなっている以上、なかなか区分できない。
  • 委員 第1、第2段階は同じ率にならないのか。第2段階までは低い率でいいのでは。
  • 事務局 生活保護基準の減免を行う。生活保護より同等、少し上ぐらいの人は、保険料の適用の減免措置をそのまま残して、その方々には対処していきたい。
  • 委員 4億を基金から投入する。来期はどうするのかが問題である。8億あって4億である。来期も4億程度投入できるゆとりがある。柏は有利にできている。8億中の4億でいいのか。
  • 事務局 市町村によっては、資金が底をついて、安定化基金を借りている市町村もあるが、安定化基金を借り入れると、次期計画で返済しなければならない。通常の給付費の伸びに上乗せして支出しなければならない。第3期についても、近隣市に比べて、低額に落ち着く。ただ、第3期については、地域密着型サービス、介護予防サービス等、初期と同じような雲をつかむような感じである。現在、419億の見込みがこれで済むのかが問題であり、1年、2年やってみて、この4億で済むのかどうかは、今後の推移を見たい。全部8億崩して、基金を借り入れる可能性もある。
  • 委員 なぜ基金を伺ったかというと、委員の皆様は分かるが、5%の調整交付金。0.3%しかない。基金が8億もあれば、削られる。
  • 事務局 基本的には、基金の残高は直接は関係ない。全国に比べて、後期高齢化率、柏市の高齢者の所得水準が高い。
  • 代表 ありがとうございました。では介護保険料についてはさよう決定します。

〔事務局より地域包括支援センター運営協議会の日程等について、ご説明〕

  • 代表 事務局の方で日程のご説明ありますか。
  • 事務局 2月23日の木曜日、時間は1時30分はいかがでしょうか。
  • 代表 事務局から話がございましたが、2月23日でいかがでしょうか。それでは、さよう決します。それでは、最後に個別的な質問が事務局にありましたら各委員から直接お問い合わせいただきたいと思います。その他に何かございますでしょうか。
  • 事務局 ご審議ありがとうございました。ご審議ありがとうございました。3点御審議いただいた。いきいきプラン21については若干修正したい。介護保険料については、これを参考に決定していきたいと思う。在宅福祉サービスの見直しは、本市の考え方、見直しをする背景をいただいた。在宅福祉サービスはいろいろやっている。財源の問題等抱えているが、こういうものを背景によく見直して、実際に変更する場合は、利用している方にはサービスが不足をきたさないように意向調査等をして、移行していきたい。本日はどうもお疲れ様でした。
  • 事務局 以上で本日の平成17年度第6回健康福祉審議会高齢者部会及び第9回介護保険運営協議会を閉会いたします。

午後5時 閉会

7 傍聴

(1) 傍聴者 3人

(2) 傍聴の状況

傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。

8 次回開催日時等(予定)

  • (1) 日時 平成18年2月23日(木曜日) 午後1時30分
  • (2) 柏五丁目10-1 柏市役所 第一庁舎 4階 講堂
  • (3) 議題

ア 第3期柏市高齢者いきいきプラン21の策定について ⇒ ・計画原稿案について
イ その他