平成17年度第5回健康福祉審議会高齢者部会及び第8回介護保険運営協議会会議録

1 開催日時

平成17年12月22日(木曜日) 午後1時38分~午後3時31分

2 開催場所

柏市福祉会館 2階 会議室

3 出席者

(審議会委員)

◎水野冶太郎 古田達之 宮原康弘 小竹恵子 田沼充子 田中 晋 廣野一弘

(介護保険運営協議会委員)

○小寺重行 中嶋充洋 石渡謙介 熊谷直彦 高橋好子 神林保夫 小竹恵子(高齢者部会委員を兼ねる)佐野 寛 服部真智子 山浦修治 為成勝五郎 櫛部奈穂子 永桶静佳 渡辺直幹

(◎は代表、○は副代表)

(事務局)

保健福祉部長(倉持 彌) 保健福祉部次長(成島利治) 保健福祉総務課長(猿渡久人) 保健所準備室長(下 隆明) 柏市社会福祉協議会常任理事兼事務局長(中村康雄)

健康推進課長(玉村義美) 高齢者支援課長(木村清一) 同課事業調整担当統括リーダー(加藤吉夫) 同課同担当主査(島澤智宏) 同課同担当主事(岩津圭介)

介護保険管理室長(足立知哉) 障害福祉課長(赤塚和男) 保健福祉課長(池森忠満)

その他関係職員

4 議題等

(1) 第3期柏市高齢者いきいきプラン21の策定について

  計画素案について

(2) その他

5 資料

(1) 次第

(2) 柏市第3期いきいきプラン21素案

(3) 今後のスケジュールについて

6 議事(要旨)

開会前

〔柏市地域包括支援センター運営協議会及び柏市地域密着型サービス運営委員会の委嘱〕

 

午後1時38分開会

○事務局 ただ今から平成17年度第5回柏市健康福祉審議会高齢者部会、及び第8回柏市介護保険運営協議会を合同で開催いたします。

 

〔事務局より、資料の基づき、計画素案について説明〕

○代表 3年、向こう10年を見越した上での計画素案である。前半は計画自体。後半は各論になるが、どこからでもいいが、よろしくお願いします。

○委員 素案を市民に説明して意見を求めることはいつどのような形でやるのか。

○事務局 時期としては、1月の早々にパブリックコメントの実施、地区社協単位で考えている。1月上旬の早い時期で実施していきたい。

○代表 のんびりした話ではない

〇委員 24ページ。人材の育成と専門性の向上ということであるが、人が人を世話するわけであるので、人材をきちんと育成する計画が基本的なものである。

○委員 28ページ要介護認定者数の推計。予防効果により、減るというが裏づけはあるのか。根拠は。

○事務局 国のワークシートを基に算出した。あくまでモデル数値であるが、ある程度数値も出していかなければならない。

○委員 20ページの認知症高齢者施策であるが、若年方の認知症の方の対策として、そのような方々を支援するような環境整備等も具体的にあげてほしい。

○委員 内容には賛成である。3点ある。1つ目は8ページ。言葉の問題、姿勢の問題でもあるが、サービスを受ける方とあるが、いつまでもサービス利用の受け手の姿勢とするのは、私は適当ではないと思う。利用者が主体性を持って、サービスを選択して使う意味から、修正するべきだ。姿勢の問題である。2つ目は15ページ。柏市の考え方として、包括支援センターの役割をケアシステムを支援する存在として考えるのか。また、地域ケアシステムを推進する中核的な存在なのか。位置づけの問題を指摘してほしい。3つ目22ページ、事業プログラムを実施して再アセスメントの実施をエバリエーション、事後評価として使っているのか。ここの意味は不明確である。

○事務局 1つめ、8ページについては指摘の通りである。2つめ、地域ケアシステムでは行政、あるいは地域住民、民間を含めた、総合的な地域づくりのシステムである。そういう意味では推進的役割をして支援的な役割を果たしていく。3つめ、アセスメント。事後評価としての表現である。

○代表 全体の感想として、生活者中心、主体になっていない。例えば、19ページでは、住民が自らの問題として、これを建ち向けていけるように支援する姿勢がほしい。予防的な学習、心の準備のプログラムが必要ではないか。誰かにサービスしてもらって自分の生活をするのではなく、自らの問題として、育てていけるようなプログラム作りを推進されたい。

○委員 29ページ。我々は全部わかると思うが、説明を加えてほしい。特定施設入居者生活介護は、特定施設は何を指すのか。夜間対応訪問介護はどういう形をとるのか。小規模多機能居宅介護、認知症対応型生活介護等の説明は考えているか。

○事務局 特定施設とはいわゆる有料老人ホーム、夜間対応訪問介護は、24時間対応の訪問介護。小規模多機能は、通所、訪問、泊まりを併せたサービスで利用者は25名程度を想定している。認知症対応生活介護はいわゆるグループホームである。地域密着型のサービスは市町村が認可し、内容を監査し、指導していく。

○委員 安心して暮らせることは一番である。介護・医療の問題も重要であるが、生活していく環境も大事である。柏のまちで、安心して歩けるような道路が少ない。千葉県は交通事故数が全国ワースト3である。高齢者の事故も多い。そういう面で配慮されたい。

○事務局 市としては、そのような面で、もちろん施策展開はしていくが、いきいきプラン21として、交通事情を取り上げるのは難しい面もある。

○委員 私の居住区は都内であるが、夜間対応訪問介護について、住民が危惧している。訪問をする方も、される方も、特に高齢者が夜間に自宅の鍵を開けることは、危険な行為である。

○事務局 その点は危惧している。クリアーしていかなければいけない問題である。そのような案件を今後開催される地域密着型サービス委員会で議論してもらいたい。

○委員 私は介護保険の改正の話を色々な方としている。こういうのをやってもらいたいとか、ここがわからない等の意見を聞いてきた。私なりに3つのキーワードをまとめてみた。栄養。休養。修養。また、早く功績な学校や教育機関を作らないと、いけない。市町村でやるならば、人材を育成できる機関ができないとこのまま、ずるずるやってもいい結果はでない。この会議で声高に言いたい。

○委員 やはり人を育成していくことが大事である。まさに福祉は人である。

○代表 大事な問題である。自前で出来ないなら、委託等も検討するべきでは。

○委員 認知症の方について、行政の方にも相談をしたが、なかなか結論がでない。地域包括支援センターには、医療の方がいない。どのように連携していくのか。

○事務局 市が行うこととしては、徹底した情報提供と啓発になる。もう一方では、病気ということもあり、医師会の先生と定期的な懇談。認知症にやさしいまちづくり会議を医師会の先生方と千葉県で唯一慈恵医大柏病院にある。認知症予防がんセンターの先生と連絡をしている。したがって家族が認めにくいという背景と本人も病気の自覚がないということから周囲を含めて、さらに総合的な取り組み、システムを構築していきたい。

○委員 認知症にやさしい街づくりについて、推進している。来年1月には、市民フォーラムを行う。担当理事として、医師会員にはアンケートしている。認知症に優しいまちになるように努力している。

○委員 老人クラブで支援するような体制つくりをして欲しい。地域の保健師と繋げるようにして欲しい。希望である。家族との連携で認知症の早期発見をして欲しいとあるが、本当にありがたい。地域でいくら認知症をみようとしても、家族の理解がないと進まない。病院にいっても、付き添いの方だと、家族ではよくわからない。早いうちなら回復する。そういう働きかけを老人クラブ、同じグループでは、お互いに協力されたい。

○委員 脳のいきいき度チェック、東京慈恵会医科大学附属柏病院の先生が考えたものだが、そういうのを配るのもいいと思う。

○委員 認知症のケアの問題、高齢者の社会参画、安心してくらせるまちづくり、大変結構である。包括支援センターの設置について、柏の広報の市政方針の要旨で、地域包括支援センターを4月までには設置するとあるが、当面一箇所を柏中央地区に設置と書いている。まずモデルとして作るには、中央に作ることは前から聞いているが、広報に載ってしまうと、包括支援センターができることで、柏中央地区がどこだと私に聞いてくる。共通理解として、その点説明してもらいたい。

○事務局 市内に一箇所設置する。陣容としては、25名から30名程度の職員配置になる。生活圏域は7箇所。北部は2箇所。中央は2箇所。南部は3箇所。この3つの生活圏域をカバーするように7つのチームを考えている。そこには保健師、社会福祉士、ケアマネジャーの3職種をおくのが条件である。単純に計算すると3×7で21名。それから、包括支援センターがケアプランを作っていく場合に認定者、対象者と契約を結ぶので、契約行為が必要になる。委託料や介護報酬の請求が必要になるので、事務職員が必要になる。25名程度から30名程度になる可能性がある。基本的には市役所の周辺につくる。7つのチームで、地域担当性になる。一つ一つのケースごとに事例検討など集団的なアプローチをとりながら、一人一人のスキルアップを図りたい。ただ単に委託ではなく、市、保険者として責任を持つ体制を作ることが、今回の改正の主である。まず一箇所設置し、順に増やしていきたい。

○委員 もう少し保健師の数を増やしていただきたい。

○事務局 保健師の能力を最大限活用できる環境をつくることが大事である。適切なところに適切に配置していきたい。

○委員 消費生活センターの相談で最近増えているのは、孤立した認知症の方がターゲットである。家族が遠方に住んでいて、発見したときは、大変である。孤立しているが故の状況である。高齢者を見守る目がないと、今の状況は変わらない。安全・安心という生活が必要である。

○代表 パブリックコメントを踏まえ、もう一回議論するのですね。

○事務局 そうです。

 

○代表 では、次の議題に入りたいと思います。今後のスケジュールについて事務局説明をお願いします。

〔事務局より、今後のスケジュール説明〕

○代表 では、事務局の方で日程のご説明ありますか。

○事務局 次回の会議の日程ですが、1月26日の木曜日、時間は3時はいかがでしょうか。

○代表 今、提案がありましたが、1月26日の木曜日、3時でどうでしょう――― 特に、異議等がないようですので、さよう決します。まだまだ、意見を伺うところまでいかないところがありましたら、個別に伺ってもらいたい。いろいろ意見がでたと思う。後は事務局にまとめてもらいたい。

○委員 最後に、1月28日に認知症にやさしいまちづくり会議をアミュゼ柏クリスタルホールでやる。時間は午後1時からである。

○事務局 以上で本日の平成17年度第5回健康福祉審議会高齢者部会及び第8回介護保険運営協議会を閉会いたします。

午後3時31分閉会

7 傍聴

(1) 傍聴者 5人

(2) 傍聴の状況

傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。

8 次回開催日時等

  • (1) 日時 平成18年1月26日(木曜日) 午後1時30分
  • (2) 場所 柏五丁目10-1 柏市役所 5階 第5・6委員会室
  • (3) 議題

ア 第3期柏市高齢者いきいきプラン21の策定について

   計画原案について

イ 介護保険料の決定について

ウ 地域包括支援センター運営協議会の開催案内等について

エ その他