平成17年度第4回健康福祉審議会高齢者部会及び第7回介護保険運営協議会会議録

1 開催日時

平成17年11月24日(木曜日) 午後3時~午後4時35分

2 開催場所

柏市勤労会館 会議室

3 出席者

(審議会委員)

◎水野冶太郎 小林正之 (健康福祉審議会会長) 大森 靖 宮原康弘 小竹恵子 田沼充子 田中 晋 廣野一弘 

(介護保険運営協議会委員)

○小寺重行 中嶋充洋 石渡謙介 熊谷直彦 高橋好子 神林保夫 小竹恵子(高齢者部会委員を兼ねる) 服部真智子 山浦修治 為成勝五郎 櫛部奈穂子 永桶静佳 渡辺直幹 戸谷英子 

(◎は代表、○は副代表)

(事務局)

保健福祉部長(倉持 彌) 保健福祉部次長(成島利治) 保健福祉総務課長(猿渡久人) 保健所準備室長(下 隆明) 柏市社会福祉協議会常任理事兼事務局長(中村康雄) 健康推進課長(玉村義美) 高齢者支援課長(木村清一) 同課事業調整担当統括リーダー(加藤吉夫) 同課同担当担当リーダー(櫻井泰宏) 同課同担当主査(島澤智宏) 同課同担当主事(岩津圭介) 介護保険管理室長(足立知哉) 障害福祉課長(赤塚和男) 保健福祉課長(池森忠満)  その他関係職員

4 議題等

(1) 第3期柏市高齢者いきいきプラン21の策定について

  • ア 計画骨子案について
  • イ 介護保険料等の見込みについて
  • ウ 地域包括支援センター運営協議会及び地域密着型サービス委員会について

(2) その他

5 資料

  • (1) 次第
  • (2)資料1 柏市第3期高齢者いきいきプラン21の骨子(案)について
  • (3) 資料2 介護政策評価システム-千葉県-(補足)参考資料
  • (4) 資料3 第1号被保険者の保険料比較
  • (5) 資料4 第3期介護保険事業計画における介護給付対象サービスの見込み量シート ver.5 平成17年11月24日現在 (5歳年齢階級別)
  • (6) 資料5 第3期介護保険事計画における介護給付対象サービスの見込み量提出シート ver.5 (抜粋編) 平成17年11月24日現在
  • (7) 資料6 柏市地域包括支援センター運営協議会設置要綱(案)
  • (8) 資料7 柏市地域密着型サービス運営委員会設置要綱(案)
  • (9) 資料8 高齢者関係諮問機関相関図(案)
  • (10) 資料9 柏市地域包括支援センター設置要綱(案)と柏市地域密着型サービス運営委員会設置要綱(案)の対照表
  • (11) 資料10 地域支援事業に要する費用額(見込み)について (補足) 参考資料
  • (12) 資料11 柏市介護保険地域密着型サービスの基本方針について(案)(補足) 参考資料
  • (13) 資料12 地域密着型サービスの報酬・基準について(案)(補足) 参考資料

6 議事(要旨)

午後3時 開会

○事務局 定刻となりましたので、ただ今から平成17年度第4回柏市健康福祉審議会高齢者部会、及び第7回柏市介護保険運営協議会を合同で開催いたします。


○代表 専門職員の人材確保についての意見書ですが、10月6日に小寺会長、発案者である渡辺委員、私の3人で本多市長に提出したことをご報告いたします。


〔事務局より資料1に基づき、計画骨子案についてについて説明〕

○代表 特に、基本理念、政策目標、重点施策につきまして、各委員の立場から、お願いします。

○委員 認知症の方について、家族の方にもわかってもらえる教育を計画に盛り込んでいただいて、取り組みや相談の窓口等を入れてもらいたい。今現実に起きている問題である。

○代表 今のは、地域包括ケアシステム推進の3番目、認知症高齢者施策の推進の内容である。

○委員 社会福祉法の3条、4条については、地域住民の声を反映しろと書いている。その部分がどうなるのか。相互相談のニーズキャッチをどうするのか。その点をどうするのか。できるだけ、地域社会で自立支援することが、必要な方々に地区社協、民間、地域の住民の方々を取り込んだ形でやらないといけない。行政だけではできないだろう。民間活力を生かすべきだ。

〇代表 適切な意見である。一番抜けているところである。ニーズの把握は大事である。

○委員 第3節の重点施策、2ページの中頃。住み慣れた地域の生活を支援する保健福祉基盤の整備とあるが、二つ目、総合の相談と権利擁護体制の整備とあるが、例えば、認知症や青年後見人制度を指すのか。どんな相談でもいいのか。

○事務局 総合相談は、基本的に高齢者の方の生活の部分の不安の相談を受けることで、問題の本質を見つけていくことが、重要である。相談内容については、高齢者の生活の不安や悩みは基本的に受けていく基盤体制が必要である。どんな相談もというわけにはいかないが。

○委員 地域でいうと、民生委員がいるし、町内でもいる。そういう方を通しての話か。

○事務局 形でいうと、いろいろ想定される。地域包括支援センターなり、在宅介護支援センターも一つの機能であり、民生委員、隣・近所も入ってくる。ある程度の問題を整備した上で、その都度、その人なりの対処方を考えていきたい。

○代表 総合相談は前からずっと話題に上がっていたが、利用者中心の総合相談の考え方がほしい。非常に分かりにくい。利用者が使える形にして欲しい。

○委員 民間活力に絡んで、高齢者の能力の活用ということで、リタイヤされた人材を確保するという話しであるが、福祉分野に携わる方を広く募集するのか。生活全てに関して募集するのか。生涯学習の方でボランティア制度があるが、そのようなイメージになるのか。

○事務局 基本的には福祉分野には限らない。例えば、高齢者の就労支援、シルバー人材的ではなく、多部署にわたる話になるが、その方々のコミュニティビジネス等の可能性を拡大させること等を考えている。柏市は人材も豊富であると思う。その方々が会社から地域に戻ったときに、やる気を失わせないようにしたい。

○委員 ボランティアの方々が長くなると、少しでもいいので報酬をもらいたいという話が出ている。行政はこのことについてどう思うか。

○事務局 お金儲けではなく、単価が欲しいのは、自然の考えでもある。いろいろな多面的な活動ができるような仕組みづくりをすることが大事である。

○委員 高齢者の一人として、高齢者に対してだけではなく、一般社会にできることが非常に多い。その辺をプログラムとして作っていく。有償・無償ではなく、形態の中で考えればいい。地域社会の中で、役に立つことはいっぱいある。例えば、成年後見制度でどんなことができるのかや、今話している問題、ボランティアの是非等、いろいろなものが出てくる。

○委員 この5年間、介護支援専門員の研修を市の方でもやってもらって、年4回ぐらいだが、漫然としている。市の教育の中で、ケアマネージャーのスキルアップに繋がらなかったとの話であるが、教育、スキルアップの研修を段階的に目標を設定すれば、目標が立ち、介護予防にも力を入れることができる。今後の5年間、10年間の計画をきちっと立ててもらって、教育に力を入れて欲しい。

〇委員 住み慣れた地域での生活を支援する、保健・福祉基盤の整備の中に、医療の具体事項が触れていない。住み慣れたところで生活が継続できることは医療が入るのでは。

○委員 認知症だけではなく、もう少し広範な知識を取得することが必要である。全員が習熟することが難しいのであれば、専門性のある方を育成することも必要である。介護予防を広く捕らえると、そういう視点も必要である。

○委員 災害対策をどのように計画に盛り込むのか。市の災害計画等にはあると思うが、いきいきプランにも安心項目として、災害対策も必要ではないのか。

〇代表 自助・公助・共助は3重構造になる具体的な仕組みがほしい。まだまだ行政の働きかけは十分とはいえない。

〇委員 1点目、高齢者の能力活用の問題であるが、インフォーマルサービスでやるべきだ。自助・公助・共助の中から関連していれられるというのはわかるが、住み慣れた地域での生活を支援する保健福祉基盤整備のところに持っていき、単なる高齢者の能力活用ではなく、社会参加の促進と能力の活用にするべきでは。社会参加の促進と予防活用は重ねるべきだ。2点目、医療の問題が出たが、医療の福祉の連携は重点施策である。3点目、総論で1章から3章まで流れていくが、第4章で日常生活圏域の設定のところが、一考の余地がある。第4章、地域包括支援センターは地域支援の推進を支援する役割だが、地域包括支援センターは地域づくりを支援するのではなく、予防、サービスの拠点としての役割を担うべきと思う。予防・支援の位置づけとするべきでる。

○代表 高齢者の能力の活用であるが、もう少し時間をとり、教育関係者等を交えた場が必要である。地域資本、地域の人材、キャピタル・資本、資産として活用、運用することがこれからの問題である。地域づくりを支援する地域包括支援センターは介護予防だけではなく、地域全体に目配りした立場で運営会議で議論してもらいたい。

○委員 小竹委員の認知症の家族への支援は行政はどう考えているのか。いきいきプラン21では市民講座をやる予定であった。

〇事務局 啓発の部分で、委員の言うとおり、認知症の理解、家族が知られたくないことなどを啓発してくことを推進していくことが重要である。在宅介護支援センターや、介護予防拠点のほのぼのプラザますお等での認知症、高齢者の物忘れ相談等が該当する。

〇委員 市長への地域包括支援センターの人材確保の進捗具合は。

〇事務局 合同会議の会長連名で人材確保の意見書をもらった。関係部署として、総務、企画を含めて、庁内で合同会議で内部検討した。前回の審議会でも指摘されたが、包括センターは地域介護予防の拠点であり、人材の役割も大きい。行政内部でも、今検討をしている。

○委員 健康診断の中に、淡白やアルブリンの測定が入っていない。是非4月以降、項目を入れてほしい。


○代表 では、次の議題に入りたいと思います。介護保険料等の見込みについて事務局説明をお願いします。

〔事務局より資料2から5に基づき、介護保険料等の見込みについて説明〕

〇代表 ここで議論したいのは、保険料の額ではなく、考え方である。

○委員 一気に1,000円上がるのは厳しい。1,000以下でなんとかしたい。

〇委員 月額1,000円上がるのは、伸び率が3割あがる。高齢者にかかる税金の問題もある。その辺を考えながら、需要量をよく見てほしい。1,000円上がるのは大変なことである。医療費の2割負担の問題もある。

〇委員 前回は基金投入は反対した。段階制を引くことによる、第段階に何人の方がいる等の具体的な人数は出ますか。

○事務局 手元に資料はない。次回提出したい。

〇代表 最終決定は議会になるのか。

○事務局 議会になる。今、国の方で報酬単価を見直している。1月末には出てくる。

〇代表 もう少し、先の話と捕らえていいのか。

○事務局 現時点の考えを提出した。国は1,000円前後上がると言っている。

○委員 前回は回数を重ねて、細かい数値のつめをやった。現在のペースでは間に合わない。委員を選抜して議論するべきである。前の段階として、議論が必要である。

〇事務局 前回は、大幅な改正はなかった。第1期から第2期はほとんど改正がなかったので、細かい数値を出せた。

〇委員 それだけに集中的にやらなければならない。


○代表 次の議題。地域包括支援センター運営協議会及び地域密着型サービス運営委員会についてお願いします。

〔事務局より資料6から12に基づき、地域包括支援センター運営協議会及び地域密着サービス運営委員会について説明〕

〔事務局説明に基づき、代表から地域包括支援センター運営協議会及び地域密着型サービス運営委員会についての委員委嘱及び代表指名〕


○代表 事務局の方で日程のご説明ありますか。

○事務局 12月22日の木曜日、時間は1時30分はいかがでしょうか。

〇代表 事務局から話がございましたが、12月22日でいかがでしょうか。 それでは、さよう決します。それでは、最後に個別的な質問が事務局にありましたら各委員から直接お問い合わせいただきたいと思います。その他に何かございますでしょうか。

○事務局 ご審議ありがとうございました。骨子案について貴重なご意見ありがとうございました。保険料については粗い案ですので、委員のご意見をふまえ、また精査していきたいと思います。保険料については来年に入ってからご審議お願いします。


○事務局 以上で本日の平成17年度第4回健康福祉審議会高齢者部会及び第7回介護保険運営協議会を閉会いたします。

午後4時35閉会

7 傍聴

  • (1) 傍聴者 3人
  • (2) 傍聴の状況 

傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。

8 次回開催日時

  • (1) 日時 平成17年12月22日(木曜日) 午後1時30分
  • (2) 場所 柏五丁目8-12(教育福祉会館内) 柏市福祉会館 2階 会議室
  • (3) 議題

ア 第3期柏市高齢者いきいきプラン21の策定について

計画素案について

イ その他