平成17年度第3回健康福祉審議会高齢者部会及び第6回介護保険運営協議会会議録

1 開催日時

平成17年 9月29日(木曜日) 午後3時~午後5時

2 開催場所

柏市健康管理センター 2階 第1・2会議室

3 出席者

(審議会委員)

◎水野冶太郎、小竹恵子、田沼充子、田中 晋、廣野一弘

(介護保険運営協議会委員)

○小寺重行、中嶋充洋、石渡謙介、熊谷直彦、高橋好子、小竹恵子(高齢者部会委員を兼ねる)、佐野 寛、山浦修治、為成勝五郎、櫛部奈穂子、永桶静佳、渡辺直幹(◎は代表、○は副代表)

(事務局)

保健福祉部長(倉持 彌)、保健福祉部理事(吉井忠夫)、保健福祉部次長(成島利治)、保健所準備室長(下 隆明)、柏市社会福祉協議会常任理事兼事務局長(中村康雄)、健康推進課長(玉村義美)、柏中央保健センター所長(秋谷 正)、高齢者支援課長(木村清一)、同課事業調整担当統括リーダー(加藤吉夫)、同課同担当担当リーダー(櫻井泰宏)、同課同担当主査(島澤智宏)、同課同担当主事(岩津圭介)、同課相談支援担当リーダー(高木絹代)、介護保険管理室長(足立知哉) 障害福祉課長(赤塚和男)、保健福祉課長(池森忠満)、その他関係職員

4 議題等

  1. 第3期柏市高齢者いきいきプラン21の策定について

    ア 地域包括支援センターの機能について
    イ 介護給付等対象サービスの見込量について
     
  2. その他

5 資料

  1. 次第
  2. 資料1 柏市地域包括支援センターの設置について(案)
  3. 資料2 柏市介護予防事業計画の位置づけ(案)
  4. 資料3 制度改正後柏市介護予防推進体系図(案)
  5. 資料4 柏市地域包括支援センター運営協議会設置要綱等(案)
  6. 資料5 介護政策評価システム分析ツール
  7. 資料6 施設・居住系サービス利用者数の将来推計(案)
  8. 資料7 第3期介護保険事業計画における介護給付対象サービスの見込み量シート(5歳年齢階級別)
  9. 資料8 第3期介護保険事計画における介護給付対象サービスの見込み量提出シート(県提出分)
  10. 資料9 要介護認定について
  11. 資料10 ごく粗い第3期介護保険事業計画の保険料試算について
  12. パンフレット「よくわかる新しい介護保険」

6 議事(要旨)

午後3時 開会 〔事務局より資料1から4に基づき、地域包括支援センターの機能について説明〕

  • 代表 地域包括支援センターが行う介護予防プラン作成にかかる人員についての基準は。
  • 事務局 高齢者人口の5%の基準で策定した。数値を掛け合わせ、6.3人の保健師が必要になる。また、新予防給付の対象者を同じ様に想定すると7.3人の保健師が必要になる。
  • 代表 介護予防プランをうまく作っていってほしい。
  • 委員 介護予防サービスの事業所の見込みは。
  • 事務局 報酬基準等が示されていないので、事業所の参入意向は取りにくい。おそらく近々には、ある程度の報酬単価等は出てくる。それらをふまえ、ニーズ調査等を行う考えもある。
  • 委員 従来の在宅介護支援センターについて柏市としての考えは。
  • 事務局 要領、要綱で市の独自の視点で、柏市の地域在宅支援センターの機能を担保していきたい。柏市としては、地域包括ケアシステムをつくっていくためには、現在の地域在介の活動が蓄積された、ネットワークシステムやノウハウなしでは実現していかない。ある程度の基準を市で設定していきたい。
  • 委員 在宅介護支援センターを将来的にはどうしていくのか。
  • 事務局 市の直営で一箇所は、ある意味では、暫定的である。第4期以降の計画で段階的に整備していきたいと思っている。今ある地域在介を一定の基準をもって、残していきながら、ブランチとして位置づけながら、残していきたい。
  • 委員 クリアーするものをクリアーしないと。将来的に責任を持つといわれても、業務的には4月1日からスタートすることを前提に考えて、理解してもらうことも大事である。
  • 委員 市の直営でやることについては、どう思うのか。
  • 事務局 現時点では、18年度から始まる制度の部分は介護予防マネジメントの部分は責任を持ってやるためには直営でやっていきたい。
  • 委員 権利擁護の部分を地域包括支援センターで行うことについて、どう捉えるのか。
  • 事務局 高齢者の相談、リフォーム詐欺等の現状をふまえ、消費生活センターと協力させてもらい、啓発している。今後も、消費生活センターとも連携していきたい。
  • 委員 要綱案について、地域包括支援センターは24時間365日やるのか。
  • 事務局 現状の在宅介護支援センターが蓄えた資源を有効に利用するには、在宅介護支援センターに24時間365日をお願いしたいと思う。
  • 代表 総合相談支援の機能についてはどう考えているのか。
  • 事務局 地域のインフォーマルサービス等で対応していける部分は地域在介で対応していく。その上で、より高度の相談、複合的な要因がある困難ケースの場合は地域包括支援センターの地域支援の総合相談につながっていく。例えば、地域ケア会議でのチームアプローチで対応していく。地域包括で対応できない、措置や生活保護は、地域包括支援センターが各種担当職員と相談し、対応していくことを考えていく。
  • 委員 特定高齢者はどのようなことを指すのか。
  • 事務局 要介護状態におちいる因子を持っている方を特定高齢者という。
  • 事務局 若干補足するが、将来要介護認定におちいるおそれがある方はハイリスクアプローチとしてスクリーニングしていくことが非常に重要である。これは、高齢者人口の5%が該当すると想定され、科学的な調査の上で国が示した基準である。
  • 代表 地域包括支援センター運営協議会設置要綱(案)について説明をお願いしたい。
  • 事務局 地域包括支援センターの運営に当たっては、運営協議会を設置しなければならない。これは法定である。人数については、専門の分野の追加・公募等を見据えて、10名以内で検討していきたい。
  • 委員 4月から行うということで、やはり心配することは人材の確保である。市の直営でやるということだが、社協の職員や高齢者支援課でやるということだが、職員の基本的な業務がふえてしまう懸念がある。
  • 事務局 非常に重要な部分である。高齢者支援課の中に相談支援担当が14名配置されている。いわゆる現在の在宅介護支援センターの基幹型在宅介護支援センターの機能を担っているところである。14名のうち保健師が4名。事務職が10名。その中には社会福祉士も1名いる。既に17ある在宅介護支援センターに担当として入っている。社会福祉士や主任ケアマネジャーは社協や主任ケアマネジャーの一定程度の派遣や社協からの社会福祉士の派遣等をしながら、対応していきたい。
  • 代表 もちろん、人材の確保は重要である。
  • 委員 千葉県内の上位5市の地域包括支援センターの設置状況はどうであるのか。
  • 事務局 今、つかんでいる情報では、千葉市が未定であるが、18程度。船橋市が5。市川市が3。松戸が平成18年度当初は1ということである。
  • 委員 地域包括支援センターの縷々説明があった。先ほどの質問の中にも人材確保が重要であるとの話があった。私は包括支援センターの業務に携わる職員を相当高度な専門的知識、あるいは技能を有した、質及び人材の確保が急務であると考える。そこで皆様方にお願いしたい。審議会及び運営協議会の名において本多市長に人材確保意見書を提出したいと思う。
  • 代表 ありがとうございます。委員の方にはご理解をいただけると思う。人材確保の意見書を提出してよろしいですか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
  • 代表 よろしいようですので、皆様の意見として、意見書を提出することとします。では、皆様の意見をふまえて、地域包括支援センターについては機能・役割の基本的な部分についてはさよう決します

  • 代表 では、次の議題に入りたいと思います。介護保険見込量について事務局説明をお願いします。 〔事務局より資料5から8に基づき、介護給付対象サービスの見込み量について説明〕
  • 事務局 今話したことは、今後決めていくことであり、現時点の考えであります。状況が変われば、数値は変わる。
  • 委員 認知症の方を市としてはどのように考え、どのような支援をしていくのか。
  • 委員 このデータにはショートステイがないが。
  • 事務局 ショートステイについては、施設系のサービスではないので資料6には載せていない。ショートステイの詳細は資料7、50ページに載っている。
  • 委員 資料が膨大で、市当局として、段階的に設置し、このような形になるということを示していただきたい。希望である。
  • 事務局 認知症については、徐々に医学的にわかってきている所もあり、予防が重要であるいうことと地域で認知症の正しい理解をしてもらう中で、症状が出てしまう前に相談して、対応したい。
  • 代表 ありがとうございます。高齢者の権利擁護も大事である。では、今回の大きな部分の次第の部分は終了したい。

  • 代表 その他は何かありますか。 〔事務局より介護保険料について資料10に基づき説明〕
  • 代表 ありがとうございました。事務局の方で日程のご説明ありますか。
  • 事務局 次回の会議の日程ですが、11月末頃に開催したいと思いますので、よろしくお願いします。
  • 事務局 本日は長時間にわたり、ご審議ありがとうございました。今日、決定した地域包括支援センターの役割・機能は今後の介護保険改正法の中で、かなり重要な部分を占める。今日、地域包括支援センターの人材の確保を注視しなければならない。そのあたりを留意して進めていきたい。長時間ご審議ありがとうございました。
  • 事務局 以上で本日の平成17年度第3回健康福祉審議会高齢者部会及び第6回介護保険運営協議会を閉会いたします。

午後5時 閉会

7 傍聴

  1. 傍聴者

    3人

  2. 傍聴の状況

傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。

8 次回開催日時等(予定)

  1. 日時 平成17年11月24日(木曜日) 午後3時~午後5時
  2. 場所 柏下66-1 柏市勤労会館 会議室
  3. 議題

ア 第3期柏市高齢者いきいきプラン21の策定について
イ その他