平成17年度第1回健康福祉審議会高齢者部会及び第4回介護保険運営協議会会議録

1 開催日時

平成17年5月12日(木曜日) 午後3時~午後4時40分

2 開催場所

柏市柏下73 健康管理センター2階 第1・2会議室

3 出席者

(高齢者部会委員)

水野委員 宮原委員 小竹委員 田沼委員 田中委員 廣野委員

(介護保険運営協議会委員)

小寺委員 石渡委員 熊谷委員 高橋委員 神林委員 小竹委員(高齢者部会委員を兼ねる) 佐野委員 服部委員 山浦委員 六川委員 櫛部委員 永桶委員 渡辺委員 戸谷委員

(事務局)

保健福祉部長(倉持 彌) 保健福祉部次長(成島利治) 保健福祉総務課長(猿渡久人) 柏市社会福祉協議会常任理事兼事務局長(中村康雄) 健康推進課長(玉村義美) 高齢者支援課長(木村清一) 同課事業調整担当統括リーダー(加藤吉夫) 同担当主査(島澤智宏)同課相談支援担当副主幹(高木絹代) 介護保険管理室長(足立知哉) 障害福祉課長(赤塚和男) その他関係職員

4 議題

  • (1) 第3期柏市高齢者いきいきプラン21の策定について
  • (2) その他

5 資料

6 議事(要旨)

〔事務局より、第3期高齢者いきいきプラン21について、及び日常生活圏域検討にあたっての基礎データについての概要説明〕

  • 委員 このデータは大変重要である。高齢化比率と介護保険の認定率がかなり違う。
  • 委員 その前に説明がほしい。日常生活圏域の設定をするためにコミュニティエリア名を使ったが、理由は。
  • 事務局 柏市の総合計画があるが、柏市を17のコミュニティーエリアに分けて、基礎データを作り、市民活動を推進してきた単純にコミュニティエリアごとに生活圏域を設定することでもない。コミュニティエリアは柏市でデータを分析するのは最低の単位、基本的なデータである。
  • 委員 高齢者にとっては、介護も重要であるが、重症の患者が自宅で安心して医療を受けることがたいへん重要である。在宅で医療を受けられることが高齢者にとって望ましい。そのような考えはあるのか。
  • 委員 在宅で考えると、介護も重要であるが、高齢者は出かけていくより、自宅にいることで終末を迎えたい。なんとかそのような方向で、非常に重要な部分である。これからのことでいいのか。
  • 委員 医療と介護は両輪である。実際は介護の会議、高齢者の方で検討することではない。
  • 代表 それこそ医療部会でも話題になっている。現場でできるだけサービスに勤めてほしい。柏市の医師会もホームページが出ている。参考にされたい。
  • 委員 コンサルタントのスケジュール日程と活用は。
  • 事務局 コンサルタントは介護事業計画、老人保健福祉計画については過去2回委託している。今回、第3期は介護保険が大きく変わる。従来と違い、従来はコンサルタントはニーズの調査でどのような形を求められているということをふまえ、施策の案をいただいている。一般的にはシンクタンク的な活用を考えている。
  • 委員 コミュニティエリアに関して、行政として出されるものはデータとしては過去にあるものを利用することはしょうがない。実際に運用に入っていくとして、交通の問題は大きく変わる。常磐新線ができることで人の動きが大きく変わる。そういう要素を組み入れてコミュニティエリアの設定をしていかないと、現実味から欠ける。 特養の施設に居住を移している方もいる。例えば2箇所あれば100名ぐらい変わってくる。この方がこのエリアにいるわけでもないので、一回外して考えるべきである。
  • 代表 たいへんいい指摘である。私もそれを前から感じていた。
  • 委員 例えば、柏の葉キャンパス駅に一つのまちができてしまう。今のコミュニティエリアに追加するのか。
  • 代表 何年先になるかわからないが。
  • 委員 田中エリアになるのか。
  • 事務局 今回のデータはコミュニティエリアごとに出したわけである。コミュニティエリアごとに出したことは今まで少ない。そういう意味では地域密着の施策を転換していく上ではこの分析は非常に重要である。国も生活圏域を設定しろと言っているが、方法を設定しているわけではないので、この会議で決めていかなければいかない。
  • 委員 2点ある。コミュニティエリアは非常に重要である。これから考えることになるが、前提としてこれが縦割りになると具合が悪い。高齢者がどのように利用できるかが重要である。縦割りにはならないようにしてほしい。もう一点、見直しが強調されているが、介護予防は要支援、介護度1、2の方だけではない。介護度2から5の方も予防的な観点が必要である。そういうことも観点に持ち、こういう議論をされたい。
  • 委員 介護予防は国が決めた要支援1、2だけである。概念的には要介護3、4、5も必要であるが、国がいっているのは要支援1、2だけである。
  • 委員 15年に地域福祉計画を策定したが、社協で小福祉圏のそれぞれのエリアを設定した。障害者福祉計画もある。生活・自立・支援が必要な方を含んだ形で考えていかなければならない。
  • 委員 これは平成18年度から開始することを今年1年で決めていく。要介護1、2の形は国からいつ頃発表になるのか。介護認定委員のところで各合議体で決める場合にそのソフトはいつごろ配布になるのか。
  • 委員 国は介護認定のモデル事業をやっている。11月からである。新しいソフトで分析しているので年度末になると思う。
  • 委員 柏市がモデル地区をやったが、介護予防をやって困ったことは。モデル事業の感想は。
  • 事務局 柏市は地域支援事業に予定されている閉じこもり予防と新介護予防給付の方になっている栄養改善の2つをミックスした形で今回モデル事業として去年行った。まだ最終結果は7月にならないと出ない。
  • 代表 人口が1万から3万でばらつきがある。包括地域支援センターを設置するときに人口をどのように考えていくのか。自分の生活地域でよくわかるが、光ケ丘、増尾は非常に人口が多い。それに対して酒井根は面積が非常に広く、人口は散らばっている。これは在宅事業はたいへんである。同じようなところはモデルでいろいろあるが、地域住民のサービスを考えて、交通圏を加味してほしい。今アイディアがあるわけではないが、今までこの辺をいろいろやっているので。
  • 委員 このエリアを分断して、分科会みたいのを作ってみれば高齢者も参加しやすいのでは。今小中学校が空いているので、空き教室や体育館を使って地域の方に集まってもらえると非常にケアをすることも大変大事である。子どもたちも地域にこういう年寄りがいた、私たちもゆくゆくは年をとるので、大事にしようと思う。両方にとっていい効果になる。
  • 代表 大きな例え、総合的な例えですね。
  • 委員 コミュニティエリアはこれでいいが、学校ごとの視点のデータを出してほしい。もらった資料によると面積が柏市の2倍もあって、生活圏域が3の所もある。どうやって出したのか。
  • 事務局 今日、お示ししたのはコミュニティエリアごとである。その他にも民生委員の地区区域や地区社協のエリア等がある。
  • 委員 この計画を作るにあたり、既存のデータの近隣センターごとのデータは指標になる。2つ合わせるのはいいが、分解するのは、市がこれだといわれても、地元はそうとは言えない。
  • 委員 モデル事業に実際にやってみると、かなり要支援の人、要介護1の方を10名近く選んで、いろいろ介護予防のことをやったが、中に元気になった高齢者もいた。今はやってみたらいいと思っている。皆様の力でこれを組み立てて、市民の方々が使えるような形にしていきたい。各地域で具体的に活動している会を含めてお互いに助け合う事業をやっている地域はかなりある。それは市役所の方も知っている。相当柏市民は活力あると信じて、手助けできるようなシステムを作っていきたい。
  • 代表 それでは、時間になりましたので、ご意見をお持ちの方は事務局当てにFAX等なんでもしてほしい。
  • 事務局 今まで話があったことは随時、試案として委員さんにお知らせいたします。それを見ていただいて、それについて、ここがおかしい。これが必要等の意見は事務局の方に投げかけてください。キャッチボールをして次回の7月に議論をしていただきたいと思う。よろしくお願いします。
  • 事務局 ありがとうございました。次回の会議の日程ですが、7月に開催したいと思いますのでよろしくお願いします。
  • 事務局 以上で本日の平成17年度第1回健康福祉審議会高齢者部会及び第4回介護保険運営協議会を閉会いたします。

7 傍聴

  • (1) 傍聴者    1人
  • (2) 傍聴の状況    傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。

8 次回開催日時等(予定)

  • (1) 日時 平成17年7月28日(木) 午後3時~午後5時
  • (2) 場所 柏市役所 第二庁舎 5階 第5・6委員会室
  • (3) 議題

ア 第3期柏市高齢者いきいきプラン21の策定について

(ア) 日常生活圏域の設定について
(イ) 地域包括支援センターの考え方について