第3回柏市介護保険運営協議会会議録

1 開催日時

平成16年5月27日(木曜) 午後3時~午後5時30分

2 開催場所

柏市役所第4委員会室

3 出席者

(委員)

小寺会長、中嶋職務代理、熊谷委員、高橋委員、神林委員、小竹委員、佐野委員、服部委員、山浦委員、六川委員、櫛部委員、永桶委員、渡辺委員及び戸谷委員

(事務局及び 関係部署)

  • 益田保健福祉部長、坂元介護保険課長及び木村高齢者支援課長
  • <介護保険課(事務局)> 大澤統括リーダー、櫻井副主幹(介護サービス担当リーダー)、飯島副主幹(資格保険料担当リーダー)、田口主査(認定審査担当リーダー)、黒崎副主幹及び関本主任
  • <高齢者支援課> 枝川統括リーダー

4 次第

(1)開会
(2)議事
ア 介護サービスの評価について ―介護保険サービスに対する評価事業の実施について―
イ その他
(3)介護保険事業実施状況の報告
(4)運営協議会のスケジュールについて
(5)閉会

5 会議の概要

会議の開催に先立ち、坂元介護保険課長から青木委員の退任と後任として本日付けで服部委員が就任したことについての報告が行われた。

(1) 議事

ア 介護サービスの評価について

平成16年3月29日に柏市介護保険運営協議会から市に提出された「介護保険サービスに対する評価事業について」の提言に基づき評価事業の実施概要の説明が事務局から行われた。

・ (資料に基づき、評価の目的、実施主体、評価の方法、評価の対象サービスと調査票・評価票の配布・回収方法について、評価基準と判断基準等を説明した後)評価票の判断基準への記入に応じた事業所の点数化は、行わないこととした。調査票・評価票は提出事業所の同意を得て、加工しないで公開する。窓口として、介護保険課及び行政資料室に備え付け、市民の閲覧に供するものとする。市のホームページでの公開は、そのままでは膨大な量となるため、集計結果等の公開を考える。等、公開方法等を説明し、調査票・評価票の事務局で行った修正部分を説明した。

説明に対する委員から出された意見等は、次のとおり。

  • 公開の内容に対する責任、利用者が「話しが違う」という場合の責任は、どうするのか。第三者評価でもトラブルは多い。
  • 公開の意味、公開する方法を説明するべき。
  • そのまま公開しても分からないのではないか。点数化でなくてもよいが、何かもっと利用者が分かりやすい公開方法はないか。
  • 自己評価でも、回答を信じないと意味がない。
  • 自己評価とは、自分で問題点を引き上げるためのものであり、何か有った時市にクレームがあっても困る。
  • 公平性を考えると、利用者評価をつけて出すべきであるが、利用者評価をする時間が今回はなかった。
  • 行政では判断できるが、利用者には事業所の特徴がつかめないのではないか。マニュアルは作成しているかというだけではなく、内容まで求めるべきではないか。高齢者や利用者、家族が見て、分かりやすいようにしたらどうか。
  • あくまでも自己評価による結果であって、内容に市は責任を持たないというような一文を入れたらどうか。
  • 「一切加工せず公開しています。」と入れれば大丈夫ではないか。通知(依頼)文にはその旨は必要ない。
  • 点数化はしないほうが良い。マニュアルの公開が判断基準になるのではないか。
  • 利用者の立場から言えば、分かりやすいことが必要だ。細かい字は読みたくないし、難しい文章も理解しずらい。分かりやすくしてほしい。
  • 自己評価は、自分たちがちゃんとやっているかの評価ではないか。利用者評価、第三者評価の前段階では。
  • 自己評価では点数は出しにくい。点数化するのであれば、利用者評価までやるしかないのではないか。点数化しないのであれば、公開の方法を考える必要がある。公開の方法は、一般の人に対するもの、また窓口での説明が考えられる。
  • 利用者は、内容の具体的なものがあれば判断しやすいのでは。
  • マニュアル等の参考資料は取るべき。「提供してください。」の一文を入れる。自己評価の裏付け資料は必要。
  • 専門部会の時と同じ議論になっているが、本来は第三者評価までやらないといけないが、時間がないため、まずは第一ステップとして自己評価を行うことにしたはず。
  • お互いの事業所が切磋琢磨していくために重要である。事業所もお互いの情報を見て参考にするのではないか。
  • ホームページに公開できるとゆっくりチェックできるのだが。多くの資料を見るのは時間がかかる。集計結果だけでなく載せられれば良いのだが。
  • 広報かしわへの掲載も考えてはどうか。
  • 質問と義務化の関係で、調査票は本来同意を得る必要はないが、マニュアルの部分を持ってきたために同意を取る必要がある。マニュアルは義務ではないので、調査票ではなく評価票に持ってきたほうが良い。また、一部非公開を希望する所も出てくるだろう。その選択肢が必要だ。
  • 回答しない事業所はどこかも公開するか。
  • 説明文をていねいに設定するべき。「利用者が情報を知りたい時公開してもよいか。」だけでは事業所がとまどう。選択肢を増やしてていねいに。「この調査内容を」を入れるべき。本来公開しなければいけない。誤解を与えないように。
  • 「ここは非公開にしてほしい。」というかたちはどうか。
  • この調査の処理、取扱い方法を具体的に別文書で示すべき。
  • 柏市介護サービス事業者協議会としての観点から協力を求める文書を出したらどうか。
  • 評価票に設問を追加してほしい。「サービス担当者会議の依頼があった場合、積極的に参加させていますか。」
  • 不法行為となる回答があったらどうするか。
  • ホームページというのはどういうイメージか、案を示して欲しい。

依頼文、調査票、評価票、情報公開についてを再度事務局で修正し、会長及び職務代理に確認後、各委員に通知したうえで評価事業を実施することとなった。

(2) 介護保険事業実施状況の報告

介護保険事業実施状況の報告について事務局から行われた。

(3) 運営協議会のスケジュールについて

平成16年度柏市介護保険運営協議会のスケジュールについての説明が事務局から行われた。

(4)閉会

6 傍聴

(1) 傍聴者    5名
(2) 傍聴の状況
会場の秩序を乱し、会議の支障となるような行為は、見受けられなかった。

7 次回開催予定

平成16年12月頃を予定(介護サービスの評価事業の実施結果についての報告等)