第2回答申案作成専門部会(柏市介護保険運営協議会会議録)
1 開催日時
平成15年1月30日(木曜) 午後1時~午後6時10分
2 開催場所
柏市役所307会議室
3 出席者
(1) 部会委員
小寺委員、熊谷委員、小竹委員、田村委員、堀田委員及び渡部委員
(2) 事務局(介護保険課)
坂元介護保険課長、飯島統括リーダー、大滝副主幹(介護サービス担当リーダー)、斉藤副主幹及び関本主事
4 次第
(1) 開会
(2) 議題 答申案について
(3) 閉会
5 会議の概要
前回に引き続き、"答申案"を基に審議を行った。審議の結果は次のとおり。
(1) 「1 介護保険事業計画の目的及び特色」について
基本的理念を1の(1)とし、(2)に計画の特色を次のとおりを加えることとした。
(2) 計画の特色として、次のことを掲げるべきであると考えます。
- 居宅サービスの重視
- 低所得者への配慮
- 保険料の抑制
(2) 「2 各年度における介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込み」について
ア 「(2) 居宅サービスと施設サービスの利用者数の見込みについて」は、文章は下の段とし、表2の数値を次(下段のゴシック)のとおり変更することとした。
区分 | H15年度 | H16年度 | H17年度 | H18年度 | H19年度 | |
---|---|---|---|---|---|---|
居宅サービス利用者 |
5,108 |
|||||
4,207 |
4,692 |
5,168 |
||||
標準的居宅サービス |
3,210 |
3,519 |
3,967 |
4,402 |
4,828 |
|
3,499 |
3,947 |
4,382 |
4,808 |
|||
痴呆対応型共同生活介護 |
40 |
50 |
60 |
70 |
80 |
|
60 |
80 |
100 |
120 |
|||
特定施設入所者生活介護 |
120 |
140 |
160 |
180 |
200 |
|
150 |
180 |
210 |
240 |
|||
施設サービス利用者 |
960 |
1,180 |
1,310 |
1,430 |
1,550 |
|
1,290 |
1,390 |
1,490 |
||||
介護老人福祉施設 |
520 |
660 |
730 |
800 |
870 |
|
720 |
780 |
840 |
||||
介護老人保健施設 |
380 |
450 |
500 |
540 |
580 |
|
490 |
520 |
550 |
||||
介護療養型医療施設 |
60 |
70 |
80 |
90 |
100 |
|
未利用者 |
1,560 |
1,768 |
1,985 |
2,197 |
2,408 |
|
合計 |
5,890 |
6,657 |
7,482 |
8,279 |
9,066 |
イ 「(3) 主な居宅サービスの種類ごとの量の見込みについて」は、文章は下の段とし、表3の数値については表2の数値の変更に伴う見直しを介護保険課が行うこととした。
(3) 「3 介護給付等対象サービスの現状」について
ア 「(1) 居宅サービスの状況について」は、次のとおり字句の修正及び文章の追加を行うこととした。
[1段目] 「と考えます。」を「と考えますが、未だ知らない人が多く、一層の広報・啓発をする必要があると考えます。」に改める。
[2段目] 「一方、」を削る。
[3段目] 「介護保険制度の趣旨からいえば望ましい状況であると考えます」を「都市型に典型的に見られる傾向にあります」に改める。
[4段目] 「不足があるといわれています」を「不足があります」に、「利用ができにくいといわれています」を「利用ができにくい状況にあります」に改める。
5段目として、次のように加える。
○ 訪問介護は、利用者の曜日や時間が集中する傾向が強く、全体供給量が足りていても希望どおり利用できないことがあります。
イ 「(2) 施設サービスの状況について」は、次のとおり字句の修正をすることとした。
[1段目] 「介護保険になって」を「介護保険制度導入により」に改め、「措置から契約へと変わり」を削り、「入所要件が緩和されたこと及び」を「居宅サービスと比較し、費用が割安であること及び家族の介護負担が軽減されること、入所要件が緩和されたこと並びに」に改める。
[2段目] 「施設そのものの数が非常に少ない」を「医療施設の介護保険への転換が少ない」に改める。
(4) 「4 介護給付等対象サービスの種類ごとの見込量の確保のための方策」について案どおりとした。
(5) 「5 介護給付等対象サービスの円滑な提供を図るための事業に関する事項」について次のとおり、字句を修正することとした。
[1段目] 「介護支援専門員協議会と連携し」を「介護支援専門員協議会などと連携し」に改める。
(6) 「6 市町村特別給付及び保健福祉事業に関する事項」について 案どおりとした。
(7) 「7 介護保険事業計画の達成状況の点検」について案どおりとした。
(8) 「8 前各項に掲げる事項のほか介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施を確保するために必要と認める事項」について
ア 「(1) 保険給付の上乗せについて」は、次のとおり字句を修正することとした。
「保険給付の上乗せ又はそれに代わる助成制度の創設が必要である」を「今後、保険給付の上乗せ又はそれに代わる助成制度の創設を検討する必要がある」に改める
イ 「(2) 情報提供について」は、案どおりとした。
ウ 「(3) 保険料の算定について」は、第5段階と第6段階の境界所得金額を「1、000万円」と、第6段階の割合を「1.9」と定め、最後に次の文章を加えることとした。
「基金の取崩しについては、今期の保険料軽減のため3億円を取り崩し、残りは将来への備えとすることが適当であると考えます。」
(9) 「9 その他介護保険事業計画の策定に関し必要と認める事項」について次のとおり字句を修正することとした。
「十分な配慮」を「利用料の軽減について十分な配慮」に改める。
2段目として、次のように加える。
○ できるだけ、居宅で継続して生活することを目的とした介護保険サービスの実状を把握し、適切なサービスなどを行うため、保険者として地区を指定し、モデル事業を設立する必要があると考えます。
6 傍聴
(1) 傍聴者 3人
(2) 傍聴の状況 会場の秩序を乱し、会議の支障となるような行為は、見受けられなかった。
7 その他
答申案作成専門部会の会議は、今回をもって終了。2月6日(木曜)開催予定の介護保険運営協議会に、部会報告として「答申書」(案)を提出する。