第1回柏市介護保険運営協議会会議録

1 開催日時

平成15年7月17日(木曜) 午後2時~午後4時45分

2 開催場所

柏市役所第2委員会室

3 出席者

(1) 委員

石渡委員、熊谷委員、高橋委員、青木委員、神林委員、小寺委員、佐野委員、中嶋委員、櫛部委員、永桶委員、渡辺委員及び戸谷委員

(2) 事務局及び関係部署

益田保健福祉部長、坂元介護保険課長、宮間保健福祉総務課長及び木村高齢者支援課長   <介護保険課(事務局)>    大澤統括リーダー、斉藤副主幹(介護サービス担当リーダー)、田口主査(認定審査担当リーダー)、櫻井副主幹及び関本主任   <高齢者支援課>    石塚副参事及び枝川副主幹

4 次第

(1) 開会  
(2) 議題

ア 会長の選出
イ 柏市の介護保険制度について
ウ 会議の運営について

(3) その他
(4) 閉会

5 会議の概要

市長から委嘱状の交付が行われた後、会議が開催された。  
(1) 議題

ア 会長の選出
     各委員自己紹介の後、互選により小寺委員が会長に選出され、小寺会長は職務代理者に中嶋委員を指名した。
イ 柏市の介護保険制度について
     介護保険課から柏市の介護保険事業の実施状況、第2期柏市介護保険事業計画等について説明を行った。それに対し委員から出された質問等の主なものは次のとおり。(文中、「Q」は委員からの質問を、「A」は、事務局からの回答を、「O」は、委員からの意見を表す。)

Q: 保険料の6段階実施に伴い、トラブルはあったか。

A: 特に大きな問題は、現時点で聞いていない。

Q: 1号被保険者の介護保険料の基準月額が柏市は2、800円(上昇率3.02%)、全国平均は3、250円(上昇率12.8%)と開きがあるが。

A: 6段階制の導入や財政調整基金の取崩しにより、今期の介護保険料を抑えるようにした。

Q: 長期的に見た場合、この額でやれるというように考えていると危険だと思うが。

A: 平成15年4月以降の保険給付費支払額は、ほぼ計画どおりで推移してきている。第1期計画ほど余裕はないとは考えている。

O: 3年後は財源が厳しくなり、15%くらい値上げしないと6年後は無理だと、どこの自治体でも言えるのではないか。

Q: 保険料の徴収率はどのくらいか。

A: 第2期計画では、平均で98.4%でみている。

Q: 10年ぐらいのスパンを前提において3年間を見ていくことをやらないと整合性のないものになるのではないか。参考値でもよいから議論を進めていったらどうか。

A: 第2期計画作成の際、運営協議会の資料として推計値は出している。

Q: 要介護度の重い人が増えるのに比べ、施設が増えていないようだが。

A: 運営協議会における答申を受け、在宅重視という政策的な判断に基づいている。

Q: 居宅サービス利用者負担額が3%から6%になるのはいつからか。

A: 7月利用分から。

Q: 住宅改修のことで苦情が多いという話を聞いているが。

A: 保健福祉部、事務管理課、建築住宅課が集まって対応を協議している。

O: 在宅介護支援センターの役割として、予防的なものに力が入っていない。運営協議会の中で議論していく必要があるのでは。

O: ケアマネジャー、ヘルパーが苦情を受けても相談する場所がない。そういう点も論議していくべきだと思う。

Q: 柏市と沼南町の合併の話をしてもらいたい。

A: 合併は平成17年3月までを予定している。事業計画の見直しも考えられるが、柏市に一方的に合わせることは考えていない。見直しを図りながら、協議会の中で話していきたい。

Q: 介護予防と介護保険を一つにして臨むべきでは。

A: 健康福祉審議会の高齢者部会で高齢者のいきいきプランを論議しているので、協議会に示したい。

O: 元気で明るい活動性のある老人が増えると好ましい。

O: 地域福祉計画と介護保険事業計画の風通しをよくしてもらいたい。

O: 高齢者介護研究会の資料を提供してもらえればよいのでは。

  ウ 会議の運営について     事務局から柏市介護保険運営協議会の運営について説明を行った。

 (3) その他
    専門部会の設置について協議し、次のとおり専門部会を設置することとした。

(a) 名称; 介護サービスの評価に関する検討部会
(i) 構成人数; 6人以内
(u) 設置期間及び任期;
  本件に関し、市に提言するまで 専門部会の委員の人選については、柏市介護保険条例等施行規則に基づき会長が指名し、後日連絡することになった

 専門部会の設置について委員から出された意見の主なものは、次のとおり。

  • 施設の立場でこれをやるのは並大抵のことではない。
  • 目線を介護を受ける立場の人に置くべきでは。
  • 評価基準のつくり方は、ケアプランの適正度とケアプランに基づいて適正なサービスが行われていたか、どういう点を反省材料として直していくかというのが多い。     
    行われているケースのいくつかをピックアップしてモニタリングするのがかなり多くなってきている。
  • 利用者がサービスを選択するときに情報が少ない。どういうサービスが提供されるのか市民に情報提供することが必要ではないか。
  • 在宅介護の評価基準が大切ではないか。
  • 部会の名称は「介護サービスの評価基準検討部会」ではなく「介護サービスの評価に関する検討部会」とすればよいのでは。

 (4) 閉会

6 傍聴

(1) 傍聴者    2人  
(2) 傍聴の状況    会場の秩序を乱し、会議の支障となるような行為は、見受けられなかった。

7 次回開催予定

平成16年1月下旬~2月上旬を予定(専門部会の検討事項がまとまったら報告)