平成27年度第1回柏市消費者行政推進協議会会議録

1 開催日時

平成27年8月27日(木曜日)午後2時~午後3時50分

2 開催場所

柏市柏下65-1 柏市保健所 ウェルネス柏3階 会議室2

3 出席者

委員13名

谷生委員、齋川委員、浅野委員、伊藤委員、小川委員、加島委員、葛綿委員、金子委員、髙橋委員、西岡委員、丹羽委員、沼澤委員、福島委員

事務局

平塚市民生活部長、重田所長、籠主幹、石井主査、鈴木主査、野戸主査

4 内容

  1. 委嘱状交付
  2. 会長・副会長の選任
  3. 議題
    1. 平成27年度消費生活センターの事業について
    2. 消費生活センターに関する条例の制定について

5 議事(要旨)

2.会長・副会長の選任

柏市消費者行政推進協議会要領第5条に基づき、委員の互選により、会長に谷生委員、副会長に齋川委員が選任された。

3-1.平成27年度消費生活センターの事業について

事務局より、柏市の消費生活事業として、消費者行政が転換期を迎えている現状・背景及び転換期における消費生活センターの役割と取り組みについて報告を行った。その後、委員から次のとおり意見・質問等があった。

  • 市の相談窓口はたくさんあるが、どこに相談したらよいのか分かりにくい。どのような相談を受けているのか。
    (事務局)主な相談として、事業者と消費者とのトラブルに関するものを受けている。また、相談内容によって、他部署の相談窓口を案内することもある。昨年度からは、消費生活コーディネーターを通して、民生委員や地域包括支援センターなどからも広めようと努めている。
  • 広報かしわ等に掲載をして周知を図っているようだが、文字だけでは分かりにくい。トラブルになる前に相談できるように、周知を図ってほしい。
  • 民生委員の話が出たが、実際はどのようなつながりをしているのか。
  • 民生委員の活動で声かけ訪問をする時に、詐欺にあわないよう注意喚起している。また、一人暮らしの高齢者が参加するイベントに消費生活センターに来てもらい、話をしてもらったこともある。
  • 消費生活センターにつないだ具体的な事例はあるか。
  • 相談に行ったという具体的な件数は把握していない。
  • 高齢者と接する機会が多い介護支援の現場ではどうか。
  • 特に連携はしていない。高齢者宅へ月1回定期的に訪問しているので、その時に話が出来ればいいと考える。
  • 具体的に消費生活センターに実施してもらいたいことや、やるほうがいいと思うアイデアはあるか。
  • 今は思いつかない。次回の会議までに検討したい。
  • 消費生活コーディネーターが啓発活動をしているが、事業所への講座にも参加しているのか。
    (事務局)消費生活コーディネーターは主に町会の高齢者サロンでミニ講座をしている。事業所で従業員向けの講座を考えている場合は、声をかけていただきたい。
  • 消費生活センターの情報提供や周知方法について、意見を伺いたい。
  • 消費者団体としてかたくりの会を立ち上げ、悪質商法に引っかからないための寸劇を、地域包括支援センターや柏警察、消費生活センターと協力をしながら演じ、賢い消費者を育てる活動をしている。しかし、まだまだ消費生活センターの周知度は低く、業務内容を理解している市民は少ないのが現状だと思う。
  • 周知方法について具体的なアイデアはあるか。
  • 現在、活動場所は市内北部が多い。市全体で活動が出来れば、もっと消費生活センターの宣伝をすることができると考えている。また、相談は相談員と会って聴いてもらいたい人も多いはずなので、場所の宣伝も必要と考える。
  • 消費生活センターは、誰でも行きやすい交通の利便性の高い場所にあるほうがよい。消費者団体として柏市消費者の会を立ち上げているが、秋に県民提案事業として市内7ヶ所とアミュゼ柏で講座を開催するので、その場で周知活動をしようと考えている。
  • 消費者団体として柏生活クラブを立ち上げている。沼澤委員と一緒に県民提案事業で周知活動を行う。
  • 消費生活コーディネーターを講座に呼びたいときはどこに連絡すればよいか。
    (事務局)窓口は消費生活センターになる。また、消費生活センターの周知については、広報かしわ、市ホームページ、消費者団体の活動を通して行っている。他に、防災安全課の広報車(サポカー)でも消費生活センターの相談窓口を宣伝している。行政のみでの周知は限りがあるため、委員の方々の家族、知人にも広めてもらいたい。所在地については、相談者が利用しやすい環境を目指していく。
  • 昨年度の県民提案事業で「ちょっと待って その電話 詐欺かも」のプラ板を配付した。電話の脇におけると大変好評だった。消費生活コーディネーターの活動内容が分からない。ふるさと協議会の定例会に参加しているのだが、周知されていない。何か周知方法を考えてもらいたい。
    (事務局)より効果的な周知方法を検討していく。
  • 周知方法が問題なら、市のゴミ袋に書いたらどうか。また、高齢者が 掛けやすい電話番号を作るのはどうか。
    (事務局)7月から、国民生活センターでは短縮電話番号を作った。188(イヤヤ)に掛けると、最寄の消費生活センターの番号案内をしてくれる。
  • 消費生活センターという名称が固すぎるのではないか。
  • 生ゴミが汚く出されていることも相談していいのか。
    (事務局)消費生活センターで分からないことは担当部署を案内する。相談窓口を探すお手伝いもするので、気軽に相談してほしい。
  • 市内では振り込め詐欺の被害状況はどのくらいか。
  • 8月より千葉県では、「振り込め詐欺」という名称から「電話de詐欺」に変わった。啓発活動をする時はぜひ使ってほしい。市内での電話de詐欺の被害はまだまだ多い。他にも通信販売で、お金を振り込んだが商品が届かないという被害も多い。消費生活センターとのつながりについては、被害に遭われた相談者を消費生活センターが案内してくることがある。警察から案内することはあまりない。
  • 地域の高齢者宅を訪問するケアマネジャーが気づくトラブルがあるが、その時は消費生活センターを案内する。高齢者の中には自分ひとりで相談できない方もいるので、その時は地域包括支援センターの職員が付き添いをする場合もある。消費生活センターが事業者に連絡をとり、解決してくれるので、助かっている。

3-2.消費生活センターに関する条例の制定について

事務局より、消費者安全法の改正により、消費生活センターの組織運営に関する事項を来年3月に条例で定めることになったことを説明。質疑・意見は次のとおり。

  • 条例は基本的なことを定めたもの。実務上必要なことは、規則や要綱で定めていくことになる。本協議会での審議は条例及び規則となる。
  • 6条2項について、消費生活コーディネーターの名称がないが、守秘義務は課せられないのか。
    (事務局)消費生活コーディネーターは柏市独自の制度で、基準をもって運営している。ただし、基準には守秘義務の項目はない。
  • 5条について、任期が年度末までとあるが、任期は1年更新か2年更新か記載が必要ではないか。
    (事務局)任期は1年更新である。修正する。
  • いろいろな忌憚のない意見が出された。次回もよろしくお願いしたい。

6 傍聴

傍聴者なし

7 次回開催日時(予定)

平成27年10月16日(金曜日)午後2時~午後4時

柏市中央体育館管理棟2階 会議室