平成31年度 柏市地域活動支援補助金選考委員会会議録

開催日時

平成31年2月14日(木曜日)午前9時30分から午後4時5分

開催場所

柏市役所分室1 1階 第6会議室

出席者

委員

大野委員長、安田委員、沖本委員、村田委員

事務局

老川主査、高橋主任、土屋主事、江幡地域づくりコーディネーター、所地域づくりコーディネーター、杉本地域づくりコーディネーター、井坂地域づくりコーディネーター、下藤地域づくりコーディネーター、小齋地域づくりコーディネーター

団体

松野台自治会1名、新青田町会1名、酒井根四季美自治会1名、新あかね町会2名、松の井町会1名、新柏三丁目自治会3名、酒井根地域ふるさと協議会3名、加賀町会2名、北柏町会1名、風早北部地域ふるさと協議会2名、葉山町会3名、柏市つくしが丘町会2名、逆井仲町町会2名

各団体の発表

松野台自治会

ア 概要説明

  • 事業の名称
    「近い・楽々・清潔」ゴミ出しを目指して、ゴミ集積所のコミュニティ活動事業を展開
    団体が「平成31年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。

イ 質疑応答

(大野委員)ゴミ出し楽々隊とは、具体的にどういう活動をするのですか。
(団体)各集積所の利用状況(利用者等)について調べます。ゴミ出しに関して、困っていることを集積所ごとにヒアリングして、その対策をとります。公道にゴミ集積所があるということは、結局、みなさん自分の家の近くに集積所を置きたくないということなのですが、でも実際はゴミが重たいので、持っていくのに非常に苦労しているんです。それを近くに置いたらいかがですか、というような行動を起こしてみます。ゴミ当番について去年、増尾ふるさと協議会の日常生活をサポートする見守りお助け隊が活動を開始していて、ゴミ当番まで頼んでいるのですが、ゴミ出しに関しては自治会でやってくださいと言われて、それで活動をはじめました。実際に昨年2か所設置してみました。ゴミが多かったところを分散して1カ所増やしたのですが設置後、ゴミの数が減ったんです。皆さんから非常に喜んでいただいて、なぜ普及させないのかと言われました。
(大野委員)具体的にゴミ集積所の分散というのは特に広い通り沿いの、この7カ所をもう少し多くするということですか。

(団体)最初はそうですね。ただその都度、お話を伺って、なるべくいい方向でと考えています。

(大野委員)予算の中で金額の大きいKKネットボックスについて、具体的に教えてください。
(団体)写真の中の緑のものです。色々サイズがあるので、設置場所にあわせたサイズのものを設置していきます。
(大野委員)これは常備する、その箇所にずっと置きっぱなしにするようなタイプのものですか。
(団体)基本的にはそうです。ただ折り畳み式になっています。
(大野委員)道路上に固定のものを置くのは問題があると管理者から指摘があったので、折り畳み式ということで管理体制をしっかりしていただく必要があるということが出てくると思います。そのあたりの管理のことについて、いまの時点で何かお考えの事はありますか。設置したはいいけど、あとは勝手にやってね、ではなくある程度中心となる方々にみていただくか、このゴミ出し楽々隊のほうで、きちんと管理していただくか。
(団体)公道にはみ出してはいけないので、ゴミを入れるときに組み立てて、終わったらゴミ当番がたたむという形でやります。
(大野委員)それを誰がやりますか。
(団体)ゴミ当番の人がやります。
(安田委員)ちらかっているときは当番の方が片づけるのですか。
(団体)そうです、掃除してネットを片づけます。
(安田委員)時間は決まってるんですか。
(団体)時間は決まっていないですが、ゴミを回収したあとできれいにします。ただ、それで困ってるいるんです。例えば、資源ごみとかは1日に何回も来るので、当番の人は気を使いながら100メートル先まで行ったり来たりしているんです。
(安田委員)そうすると、楽々隊はそのあとどういった事をされるんですか。当番の方たちがやっているのにかぶせて楽々隊がまた回るんですか。
(団体)そうではありません。メイン通りに集中しているゴミ集積所を自宅近くの何カ所にも分散するという作業をするんです。それで、ひとつのごみ集積所のごみの量を減らすというのが大きな目的なんです。尚且つ、ゴミ出しが楽になるように集積所がなるべくみなさんの近くになるようにしてあげたいんです。
(安田委員)ゴミ集積所を増やすということですか。 
(団体)そうです。分散ですね。
(安田委員)1カ所の世帯数が24世帯のところは、ネットボックスもかなり大きくて、汚れもひどくなりますよね。
(団体)小さいのもあります。それは場所に応じて設置します。
(安田委員)それは固定されているのですか。半永久的に。
(団体)場所は固定されます。ただ、終わったあとはたたみます。
(沖本委員)予算の中で、ボックスを大4、中1、小2の計7つになっているますが、今年度は7か所分散して増やすということでよろしいですか。
(団体)その通りです。
(沖本委員)ボランティアを3人募集して増やすということだが、役目は何ですか。
(団体)私が中心になってやっているが、一人でやってしまうのはいけないので話し合いながらやっていきます。これまで2年間やってみたので、各場所でボランティアの候補は頭にあります。私が声をかければやっていただけると思ってます。

新青田町会

ア 概要説明

  • 事業の名称
    「お帰りなさい」事業 
    会社から地域に戻ってきた男性諸氏に交流の場を!
    団体が「平成31年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。

イ 質疑応答

(安田委員)健康マージャンは町会のサークルのひとつですか。定期的に開催するのですか。
(団体)はい。定期的な開催を考えています。
(安田委員)健康マージャンは老人会の下部組織になりますか。
(団体)そうではありません。老人会は平日の昼間の開催が多いですが、今回の企画は、まだ働いていて普段は地域の人と交流がないけれど、土日に開催されていれば参加したい、という声をもとに、リタイヤ世代だけ、男性だけ、という枠も作らず、参加できるようにと考えました。健康マージャンは4人居ないとできません。ひとり足りないから〇〇さん頼むよ、と言われると断れない。内心本当は嬉しくても表情に出せない人が多いけれど、頼まれれば出てくる。四卓あれば、16人がでてこられる。楽しい時間を過ごしていただける。今応募するだけで張り切っている人達もいます。相撲の番付のようなものを作って男性が目をキラキラさせていたりもします。こんなに子どものように嬉しがるという発見もありました。この企画をしたことでで、既にこれまでの間に物置が片付いたり、交流が始まったりしています。 
(安田委員)この企画を始めることで新しい人たちが町会に入ってきそうですか。
(団体)そこは町会も苦しんでいます。会館の利用者も大体決まってしまっている中で、そこは打ち破りたい。若い人に、班長が回ってくるなら町会をやめる、とか言われると、そんなこと言わずに健康マージャンでもやろうよって呼び掛けていくようにします。
(安田委員)女性もそこに入りますよね。
(団体)そうですね。やりたいと言っている方もいるし、今までやったことがない女性の方にも脳トレにいいよ、ということで勧めています。
(大野委員)中心になって運用しようという方は何人ぐらいいますか。
(団体)10人くらいです。回覧板を回そうとも話しています。
(大野委員)居場所づくりとしていいですよね。今はどのように集まりを作っているのですか。
(団体)月に二回くらい土曜日にやるかどうかです。運用はおじいちゃんたちが考えています。ほかの地域の事例も聞いてきているようです。
(大野委員)将棋盤や囲碁も集まったということだが、何か他の計画もあるのですか。
(団体)将棋は、第四小学校に行って、子どもに教えている人がいます。月曜日には地域の将棋サークルがあります。

酒井根四季美自治会

ア 概要説明

  • 事業の名称
    パートナーシップ醸成(世代間&近助力向上)による防減災自助能力の活性化
    団体が「平成31年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。

イ 質疑応答

(沖本委員)2017年度の補助金事業で、付かず離れずのゆるやかなつながり作りに、どのような成果が出ましたか。
(団体)当時は自治会の存続そのものが危うい状態でした。役員のなり手もなく、会議 も続かず15分で終了。自分が会長になって、足が不自由な人がいるとか、お一人暮らしなどの情報共有がないことがわかりました。自治会とは、名ばかりのものでした。
(沖本委員)プラス10に応募されて、つながりが密になったと感じられた具体的なエピソードはありますか。
(団体)地元農家さんとのつながりで、収穫体験セミナーと、黒ニンニク作りが印象的です。黒ニンニク作りは保存食を作り、保存食についての自治会広場での情報交換につながり、それが防災の意識向上、何かあったら協力しましょう、のやりとりにつながってきていると感じます。いちご狩りは、一期一会を大切に、子どもや孫の参加も多く、親世代の交流も活発になっています。イベントに携わった方からは、達成感があるとの声が上がっています。
(沖本委員)2年前から町会が企画しているそのような取り組みで交流が深まった経験を踏まえて、防災に取り組みたいということですか。
(団体)そうです。その流れを大切にしていきたいということです。
(沖本委員)ご本人以外に、中心になって活動を担う方はいらっしゃいますか。
(団体)役員が8人。現役世代の30数人がもちつきの協力をしてくれました。役員の奥様が中心になってくれて、そんな流れがいいかなと考えています。

(大野委員)事業内容について。ハザードマップ2種は、具体的にどんなふうに作るのですか。
(団体)若手の3人がいるので、研究してもらいます。一次避難場所からどういうコースがベターか検討しながら、道路マップを作ってもらいたいと思います。
(大野委員)自治会の避難所についてふる協や他の町会・自治会との連携はとれていますか。
(団体)防災防犯の連携は出来ていません。酒井根東町会とは、夏祭りの連携などはあります。
(大野委員)連携が大切だと思います。防災バーベキュー、防災餅つき大会、などのネーミングについて、わざわざ防災とつけたのはどんな意図があるのですか。
(団体)防災餅つきは、「持ちつ持たれつ」、バーベキューは「防犯・防災・クオリティーが高い」ワンコインは、ワンコいいよ、でペット同伴の催しという意味があります。親しみやすさを演出していきたいと思います。

新あかね町会

ア 概要説明

  • 事業の名称
    「安否確認訓練(防災・避難訓練も含む)に対する意識向上」の取り組み
    団体が「平成31年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。

イ 質疑応答

(村田委員)リーフレットの配布は、補助金の中で作るのですか、既存の物を使うのですか。
(団体)カラー版のリーフレットを作成したいと考えていますが、補助金の予算の中には入れていません。
(村田委員)防災センターの見学を若い方や意識のない方に知ってもらう手立ては考えていますか?
(団体)子どもやその親が参加できるように夏休みに変更してみたけれど、その世代は平日は習い事や仕事で難しく、かといって土日は市のバスを活用できない。開催時期ついては検討して工夫していきたいと思います。ただ3分の1は新しいメンバーの加入もあったので活動の効果はあったと考えられます。
(大野委員)防災セミナーは、何人位参加していますか。
(団体)ふるさと集会所が30名収容なので同じ内容で3回行い、だいたい合計100名弱くらい参加しています。
(大野委員)毎年おこなっているのですか。
(団体)はい、講師料が1回1万円だが3回1万円でお願いして、毎年行っています。
(大野委員)予算の中で大きいものが防災ベストだが、その具体的な活用方法を教えて ください。
(団体)今までふるさと協議会の合同防災訓練や安否確認、町会の防災訓練などでベストがなかったため、地域の方への意識づけやイベント・祭りで活用したいと考えています。
(大野委員)防災ベストの管理体制は、どのようになっていますか。
(団体)町会で管理します。
(大野委員)100円グッズは、良いアイデアですね。
(団体)100円で色々な物があり、宝の山です。A・B・C、各セット1000円でかなり充実しています。防災のカタログなどで揃えると2万円くらいするので、100円グッズでそろえられるのは、地域の方の評判が良かったです。

(安田委員)備品購入で夜間を意識した根拠は、なんですか。
(団体)1万円のランタンを2個揃えたが、色々議論して真夜中に使用する場合、それでは間に合わない。緊急事態に備えて必要だということになりました。
(安田委員)避難所にセットするのですか。
(団体)公園や本部などで、避難してきた地域の人が見て分かるように、照明を使用したいと考えています。

松の井町会

ア 概要説明

  • 事業の名称
    松の井町会 防災組織の見える化
    団体が「平成31年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。

イ 質疑応答

(大野委員)中間報告を読ませてもらいました。着実に進めたけれど浸透が難しく、一人一人の意識を良い方向に高めるのは難しいと思うがどのようにしていきますか。
(団体)申請書4の3.に記載したが、サロンでの意見交換や収穫祭など、イベントを通じて周知していきたいと思います。装備についての説明は、場面ごとに見て感じて触ってもらって取り組みをわかってもらい、結果的に町会の大切さを認識してもらうことに大きな力を注いでいます。
(大野委員)備品の購入を進めているけれど、平時の管理体制はどのようになっていますか
(団体)防災倉庫に鍵をかけて収納しています。鍵はナンバーキーで登録していて、会員30名ほどは開けることができます。収納している備品についてはリストを作って定期的にチェックして管理しています。会議の後は実際に作動訓練をしていつでも 動かせるようにしています。一番難しいのは自家発電機のガソリンで量が保存できないことです。最近は車から取り出せないんです。燃料については課題です。
(沖本委員)3年目の課題として町会員一人一人への浸透であると思いますが、予算書では備品の購入が主な使途となっています。イベント等にかかる事業費についてどのように考えていますか。
(団体)イベントにお金を投資することは、なるべく避けたいと思っています。野菜を作っている班員にイベント等で野菜提供してもらったり、商店街に協力してもらい安く仕入れさせてもらうことも考えながら、なるべくお金をかけずにやりたいと考えて います。そういう中でお互い共助の考えを寄せ集めることも狙っています。そのため、今のところ防災イベント用コンロしか予算に入れていません。
(村田委員)初年度に3年計画を出していただいて3年間で補助が終わりになるが、4年目以降の展望はありますか。
(団体)いかにこの体制を継続していくかということになりますが、基本としてイメージしているのは、防災会の事務局を町会の中の組織として作ったので、これは崩せないと思っています。この事務局を固定的にずっと担当していけば引っ張っていけると意識しています。また、町会の中で見える化しそれが滲み出して裾野が広がることで新しい人が少しずつ吸収できるのではないかとも期待しています。町会費でも防災について予算化してもらうよう町会役員に呼びかけていきます。平行して町会の中の防災会の組織を継続していくことで取り込んでいく。そのために私が続けていきますよと話しています。
(村田委員)ぜひ、お願いします。

(安田委員)感想ですが、事務局中心というのがとても良いですね。会議や活動を行った時にそれを記録に残す時間がない。せっかくやったことがスキルダウンしてしまう。そのためにも事務局の必要性を感じます。また、これまで培ったものをみんなに提供する時に、見てもらい触ってもらい体で感じてもらうことについてとても気に入りました。

新柏三丁目自治会

ア 概要説明

  • 事業の名称
    柏南高等学校避難所の避難所開設運営委員会の体制及び活動の円滑化
    団体が「平成31年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。

イ 質疑応答

(安田委員)3つの地域が集まり、避難所運営の役員を出しているが、町会の役員とだぶったりしていませんか。
(団体)だぶっています。ほとんどの役員が町会のサポーターと避難所運営委員の両方をしています。

(安田委員)若い世代を巻きこむ部分で、柏南高校生をあてにしていますか。
(団体)高校生は地域外からの学生なので、昼間なら協力できる体制を作っておきたいと考えています。高校生の意識を高めてもらえれば,他でも役に立つと思います。
(安田委員)学校との会議の頻度は、どのくらいですか。
(団体)年6回の会議のうち2回を学校と一緒に、平日の午後4時位からの時間設定で行っています。県立高校なので市の力が及ばないので協力は難しいです。学校のマニュアルも24年度から更新されていません。
(安田委員)運営は学校に頼らず地域でということですか。
(団体)学校と協力できるのは施設の使い方などで、運営は自分たちでやると思っています。
(安田委員)若い世代との関わり方はどのように考えていますか。
(団体)若い世代とのつながりは全然出来ていません。取り込み方に、ふる協などでも具体策がありません。今回もうまくいくかはわからないけれど、防災ボランティアの観点から切り込んでみたいと考えています。ひとつの切り口ということで。行動を起こさなければそのまま手当てが無いままになってしまうので。
(安田委員)危機感が希薄になってきていますよね。危機意識の維持が難しい。そのような中で講演会や、早稲田の学生さんを呼んでなどの啓発はよいと思います。
(団体)毎年300人から400人集まって繰り返しやっています。
(安田委員)講師には、現地の方を呼んでいるのですか。
(団体)昨年は医師会の災害時医療体制について介護センター、消防の取組みなども含めて聴きました。住民の理解を進めるために毎年テーマを変えてやっています。
(安田委員)若い人の募集方法は、回覧ですか。
(団体)若い人は回覧を見ないと思うので、SNSの使用などを考えています。
(安田委員)何か気を引くような画面にするなどの方法を、期待しています。
(大野委員)若者は一本釣りがよいかもしれません。活動が具体的に進んできているようですね。具体策として、マニュアルは大変良いと思います。7月に出来るのであれば、参考までに現在の取り組み状況を教えてください。
(団体)マニュアル検討委員会で作成中です。いろいろな自治体などの良くできているものを一度ばらして、つぎはぎで、地域の現状に合うよう作り直しています。準備から開設までをA4の1枚にまとめようと考えています。長くても読めないので。
(大野委員)マニュアル検討委員会の具体的な人数はどのくらいですか。
(団体)6人です。
(大野委員)今後の訓練は、従来の参加型で続けるのですか。
(団体)運営訓練になると400人もいると出来ないので、絞り込んだ運営訓練をしたい。しかし、たくさん来てもらう訓練も必要で、そこは検討中であります。

酒井根地域ふるさと協議会

ア 概要説明

  • 事業の名称
    指定避難所酒井根西小学校の運営体制の整備(酒井根地域避難所整備事業 その1)
    団体が「平成31年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。

イ 質疑応答

(沖本委員)これまでは西山自主防災会が中心にやっていた避難訓練ないし避難所運営を、広域の取組みとして運営委員会に切り替えて行くというご提案だと思います。運営委員会は既に出来ていて6町会・自治会が参加しているという話でしたが、幹事町会等があるのですか。
(団体)決めていく必要はあると思うが、現段階では決まっていません。
(沖本委員)予算書の収入のところで、町会自治会から繰入金5万7,700円、これは町会自治会から了解は得られているのですか。
(団体)内々には得、られています。
(沖本委員)今回その1で、「その2その3」を考えているとのことですが、大まかに今後のイメージを教えてください。(団体)酒井根西小の避難所としての体制の整備と訓練は31年度で本格的に稼働できると考えています。次年度は酒井根小学校が第2となります。こちらは組織が未整備で、今までは2つの町会で避難訓練をしていたが、32年はこちらに取り組むが、2、3年はかかると思われます。その後は酒井根中学校に取組みます。地域としても、中学生は役立つと思うので、中学との連携に取り組みたいと思います。

(大野委員)運営委員会というのは、ふる協の下に位置づけられる組織ということでいいのですか。
(団体)微妙ですが。ふる協の中に入れると、規約の拘束を受けることになる。2年で役員が代わるとか。ここからは切り離したいと考えます。機能しにくくなるので。
(大野委員)運営委員は20名ということで、今後増やすとすれば町会自治会からか、あるいは先ほど述べていたようにボランティアの募集もするのですか。
(団体)先々を考えると、もう少し町会自治会から募るほかに、組織の形が出来てきたらボランティア等の募集も考えたい。

(村田委員)感想ですが、複数町会がかかわる避難所の運営ということで、本来は市が体制を整えて予算化すべきかと思いますが、せめて良い事例として継続的な運営体制にしていただければと思います。

(沖本委員)運営組織をふる協の手から離して、町会なり地元の方々で回せるようにしていくのが課題なのかと考えますが、その時町会等における役員が複数年担当できる体制になっているのですか?1、2年で変わってしまうにしても、防災会だけは固定のメンバーがいてつないでいけるのか、そのあたりの体制はどうなっていますか。
(団体)なかなか見えないところですが。今のところ委員の方には具体的にかかわって頂いています。防災会には事務局をお願いしています。ただ、避難所の運営は最終的には避難された人の運営にどうシフトしていくかにあると考えます。我々としてはそこまでどう繋ぐか。一方町会は、安否確認からある程度の救済活動までの体制を取らざるを得ない。人の仕分けも明確にしなくてはならない。現実には若い人はみんな共働きです。

(沖本課長)マニュアル作成に重点を置いているが、しっかりしたマニュアルがあれは誰でも動けるからということですか。
(団体)そうです。部分的にサポートしてくれる人にお願いをするためです。

加賀町会

ア 概要説明

  • 事業の名称
    安否確認訓練事業
    団体が「平成31年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。

イ 質疑応答

(村田委員)初年度で62パーセントの掲示率は評価できます。この率をあげる取組みについてどのように考えていますか。単独の取組みではなく、他の動きの中で行うのですか。
(団体)それと共に、3月のアンケートを参考に検討したいと思います。
(村田委員)セーフティリーダー養成の取組が他より進んでいると思うが、活用としてはどのように考えていますか。
(団体)それが今の検討課題であり、活用し切れていない部分です。資格者の高齢化も問題となっています。
(村田委員)幟の設置場所の了解を得ることなど、大変ではないですか。
(団体)安否確認訓練で連絡所を決めているが、その場所の認知のために今年はその周辺に5本から10本立てたいと考えています。
(大野委員)防災の幟旗はめずらしいと思うが、メッセージとしてどんなものを考えていますか。デザインなどについても。
(団体)連絡所がわかりやすいものを考えています。これからアンケートで町会のイメージカラーを地域で募集して決めたいと思っているが、それで決まったイメージカラーを基に考えていこうと思います。
(沖本委員)提示率60パーセント越えは相当高いと思われるが、残り40パーセントについて参加しない理由で思い当たることはありますか。
(団体)アンケートをみても曜日や時間帯など、それぞれのご家庭の事情もあります。今回はインターホンを押したり、お声がけをしなかったので、訓練が進んだらそこも考えようと思います。町会内の防災活動は進んでいるが、安否確認はやっていなかったんです。どういうものか告知したが班までは浸透しきっていませんでした。今後も続けていきたいと思います。

(沖本委員)町会の加入率は、どのくらいですか。
(団体)お住まいになっている方は町会員になっていただくのが基本と思うが、入らない方もいます。でも訓練は一緒にやります。町会員以外の世帯からも防犯灯費だけはもらっています。町会加入率は99パーセントくらい。
(沖本委員)1000世帯で6割という参加率は、相当町会活動が浸透しているのだと思います。普段から細やかな活動をされていると想像します。
(団体)班長さんが、細やかに動いてくださいます。
(大野委員)どうやって情報を、流しましたか。
(団体)4月に総会で役員に連絡をして、加賀だよりに、アンケートやデザイン募集をすることのお知らせや決定事項の報告を載せました。班長から全世帯に実施要項の連絡を流し、一般の方は、訓練があることは10月頃に知ります。班長さんががんばりました。

(安田委員)災害ボランティア講座の参加者は、町会公募ですか。
(団体)自主防災会からです。会員が50名いて、40名程がリーダーの資格をとっています。来年度からは、町会員の中からも選びたいとの声があがっています。出来るだけリーダーになってくれる人を増やしたいと思います。
(安田委員)その講習には、出向いていくのですか。町会に来てくれるのですか。
(団体)船橋の方に出向いて、3日間の研修を受けます。3日間行けない人は、受講できません。
(安田委員)子どもへのデザインは、どう公募したのですか?子ども会に頼んだのですか。団体:今回は町会の回覧と掲示板で募集しました。子どもの応募は4、5人。裏面に使う大人の方の応募は2人。町会長宛に届けてもらい、我々が選びました。

北柏町会

ア 概要説明

  • 事業の名称
    「街の通りに名前をつける」プロジェクト
    団体が「平成31年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。

イ 質疑応答

(大野委員)非常に斬新というか面白いアイデアだと思います。ある種、 愛称として定着しないと意味がないから、本当はおそらく名称をつけていく過程に、住民の人にどれだけ参加してもらえるか、名称がついたあとでそれがどれだけ浸透していくのか、が大切になるのだと思う。名称選定の過程で一般の人たちに、応募してくださいねと言わなければ、そんなに集まらない可能性があると思うが、そのあたりのしかけについて今のところ考えられていることはありますか。
(団体)掲示や回覧などで周知、あとは印刷の費用を使って、それ専用のチラシを作ることも考えています。色々事例研究を進めていて、そういうのをテーマとしてコアになるメンバーと共有した上で、夢を膨らますミーティングみたいなものをやりたいと思っています。そのなかでメンバーが増えたなかで、例えば、じゃあ、うちの前の道からやってほしいという方が出たとしたら、その方を中心に声をかけていくプロジェクトを進めていくという、少しチームとして取り組んでいくところの周知活動、そこがイメージしているところです。それか直接訪問していくのか、ちょっとしたプロモーションビデオ作るとかは考えています。
(大野委員)路線名公表して、それもどう公表するか、ある種イベント的なものも考えてらっしゃるのかと思ったのですが。
(団体)イベントは必ずやりたいと思っています。まずは第1号この通りになりました、お披露目式はこんな感じになりましたというのを他の人たちに見てもらって「じゃあ、うちも」となるようなサイクルを作りたいと思っています。
(大野委員)事業概要には初年度は2路線程度とすると書いてあったんのですが、予算は6路線になっている。この点は。
(団体)2路線は街区の路線を指していて、全体で公募するところ(幹線道路)を含めて6路線とするということです
(安田委員)すごく斬新な企画で素晴らしいなと思いました。北柏町会は、場所的にも唯一北柏の駅から手賀沼に至るところを結んでいて、使い方によってはいい街になりそうだという感じを持っています。今度のプレートを作るというのは、最後の目的みたいなもので、その前の愛称を考えるところが、すごく大事だと思うんです。その中でプロモーションビデオをつくるとか、お披露目とかあるんですけど、そういう点においても、防犯上もあるから好まれるかわかりませんが、北柏町会の素晴らしい夏祭りのようなものも利用して、町内だけでなくて、もっと外へ公表してこういう通りになった、とか違う方へ広げていったら、面白そうな気がしました。
(団体)我々も安田委員がおっしゃってくださったことを非常に重要視しています。名前を付けるというと、他と全然違うことをやることになるので、ちょっとした他がやれないことをうちはした、というチャレンジ感があってそれに賛同していただく方によく響いてレスポンスをいただくような好循環ができているのが事実なんです。北柏は先ほど言ったような特性で、町会に参加している人が非常に少ないのですが、物理的には沼があって商業集積が非常に小さいのですが、色んな人が循環してくれるようなサイクルをつくっていくことによって、住民の人も楽しいし、来る人もなんだろうというわくわく感を持って、それをまちづくりとして資産の価値をあげていって、住んでてよかったなというところに最終的にはは持っていきたいと思っています。それにはお金の面もうまく回るようなまちづくりに将来的にはつなげていきたい、その途中の位置づけにあるのがこれです。
(大野委員)質問というより、ひっかかっていた話なのですが、アダプトプログラムというのはご存知ですか。通りというので考えるならば、非常に親和性があるというか、これから将来的に町会でこの通りはうちが面倒みますみたいな形にされるというのも展開として面白いかなと聞いていて思いました。
(団体)いま公園アダプトは北柏町会がやらせていただいているんですけれども、実は、幹線路線の1本である駅とふるさと公園を結ぶ道路については、いまプランターのアダプト化を進めようとしていて、その市のプログラムと緑の基金のプログラムを合致させることで、ひとつの見せ方ができるのではないかなと思っています。

(村田委員)この間、花野井の柏ビレジさんが景観賞を取ったということもありますので、名称に活動をくっつける、例えば、イルミネーションをつけるグループであるとか、花 いっぱいにするとか、コミュニティの活動を名称とともに動かしていただけると、さらにコミュニティが活性化するのではないかと思います。
(団体)参考にさせていただきます。
(沖本委員)直接この活動ではないのですが、北柏町会さんでは、応募責任者の方が何か新しい提案をされて新しい取り組みをされているのかなと思うんですけど、それをどういうふうに、担い手の方を巻きこんでどういうふうに進めているのか、これまでの取組の少し具体的な事例をご紹介いただけたら。
(団体)北柏町会の執行部は、いま全員比較的若いメンバーが多くて、平均はたぶん45歳くらいです。みなさん現役でやっていらっしゃるのは、町会の仕事って大変なんじゃないかと思っているところの、その最初のハードルを取っ払うことは腐心してやらせていただきました。その取っ払うというのは、まず僕らが楽しくやっているということを見せるのが大事で、なったあと仲間がいっぱいできているのは楽しいんですけれども、その入口のところにこんな人がやっているから、私たちも大丈夫じゃないかっていうことろを、見せるようにしました。例えば新しく輪番でなった班長さんにプレゼンする機会をつくったり、あとは、ふるさと会館を週に3回あけているので、そこで使われる方との、ちょっとしたコミュニケーションだったりを見せたりするような、例えばチラシとか、これはなんだろうと思うようなしかけみたいのをちょっと置いたりは実はしています。それで、はてなみたいのを、興味を持ってやってもらえるということに力点を置いて、まあ、最終的には、町会の活動をやってみませんかと言わなくても、勝手に来てもらえるような雰囲気まで持っていきたいと思っています。その中で「それやるんだったら僕手伝いますよ」と言ってくれる人を増やす雰囲気づくりっていうのは結構やってます。人と人とのコミュニケーションの部分を非常に大事にするんですけども、そこのコミュニケーションを大事にしたいという意識共有は、みなさんと結構やらせていただいてるかなと思っています。

風早北部地域ふるさと協議会

ア 概要説明

  • 事業の名称
    風早北部地域の防災対応力の向上
    団体が「平成31年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。

イ 質疑応答

(安田委員)町会自治会の参加数は増えているが、防災訓練に参加する住民の数は伸びていないということをお聞きして、どこでも同じ問題を抱えているのかな、と思いました。女性の参加人数を増やそうと発案された中に女性はいますか。
(団体)女性も入っています。ただし、これまでの活動は男性役員が中心で企画されており、今後はもっと女性の考えを入れた訓練にしていかなければならないと考えています。それもあってこの3月に住民アンケートを行い、それをもとにレベルアップを考えています。
(安田委員)女性に注目してHUGとかを企画されるのは、いいと思います。
(大野委員)関連して、既に活動している女性のリーダー的な存在はいますか?それともこれから作っていかなくてはいけない段階ですか。
(団体)一部ですが、自治会によってはいます。ただまだこれからの課題ですが。
(沖本委員)ここまで踏み込んで女性目線で取り組む提案というのは初めてかと思いますが、その発案のきっかけは何ですか。
(団体)避難訓練の中から上がってきた意見や、これまで何度か視察させてもらった西山町会での防災活動が参考になりました。西山町会は女性が防災活動の主体を担って動いているとの印象があります。住民の防災意識を如何に向上させるかという課題があって、その中で今年は女性の参加に取組む、ということでもあります。
(沖本委員)防災訓練に参加するは男性が多いのですか?ご夫婦での参加はありますか?まずは、夫婦での参加というところからかもしれないですね。
(団体)夫婦での参加はあるけれど、まだ少ないです。
(安田委員)女性は、井戸端会議などで、なんでも話し合って解決することが多い。災害時は近所の身体の不自由な方を気遣ったり、子どものことや、災害時のトイレの問題など、具体的なテーマで話していて、男性中心の活動では思いつかない点も多く出てくるので、女性目線での活動はとても大切だと思います。

葉山町会

ア 概要説明

  • 事業の名称
    町会リノベーション事業
    ~原点回帰「なるほど葉山町会!!説得から納得へ」~
    団体が「平成31年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。

イ 質疑応答

(沖本委員)完成形としてクリアファイルで見えるような形でA4のカラー印刷でということですが、ボリューム的には何ページくらいになりそうですか。
(団体)今の考えとしては、6枚で表裏の印刷をして12ページくらいと考えております。いま色々と集めている資料として、コンセプトブックがありますが、例えばUDCKのものだと字が多すぎる、柏市のプロモーションブックだと写真がたくさんあってちょっといいかなと。千葉ロッテマリーンズさんなんかだと表に写真があります。そういったものを見ながら、こういった形で親子会の活動、民生委員の活動、長寿会の活動、そういうふうに分けたりしていくと町会の活動等で大体6ページくらい、民生委員、健康づくり推進員、消防団などそういったものを4ページくらいで入れたりして、12ページでいけると考えています。6枚の印刷で、1枚当たりこの新聞ですとカラー表裏で4千円程度くらいですので、2万5千円から3万円くらいでできるかなと見積もっています。

(沖本委員)広報紙編集体制をもう少し詳しくお聞かせください。それと、町会の方の評判と言いますか、反応も。
(団体)前回プラステンを活用して、作らせていただきました。その前は回覧板だけの配布だったんですけど、いまは600部を作って配布しています。それによって町会の行った活動、例えば夏祭りやふるさと協議会の運動会を、すぐにフィードバックすることで、やってよかったね、とか行けばよかったねというような話も返ってくるようになったので、いまはやりがいを持って行っています。編集体制も、以前は一人の役員さんでやっていたものを、長寿会の方がパソコンの技術を活かしてレイアウトをしてくれたり、長寿会の記事を提出してくれたりしています。またこちらのイラストに関しては、これは新しい役員さんの提案で、町会の子どもたちに、その時その時に募集して書いてくれて、そういったイラストが入るようになっています。少しずつではありますが、進化しております。
(沖本委員)いまの広報紙のイメージで作られるような形でしょうか。
(団体)このままでいけるのではないか、町会には馴染むのかな、と思っています。
(安田委員)今度必要としているファイルなんですが、とじ込みファイル式ですが、町会を案内するのと、年に何回か発行している新聞を同じところにとじ入れようとしているんですか。
(団体)別々です。新聞に関しては、前回の時にプラステンでやらせて頂いたので、とじこみファイルは配らせてもらっています。今回は逆にペラで配ってしまうとなかなかみなさんに見てもらえないので、ちゃんと立てかけられるようにクリアファイルに入れてもらうおうと。みんな保存してもらえるし、見てもらえるかなという思いで、これはこれとして新しくつくります。
(大野委員)非常に面白いアイデアで、なおかつ前向きでいいかなと思っているんですけれども、ただそういったものは、配布しただけで結局そのまま押し入れにでもしまわれている形にならないように、そのあと、ちゃんと活用していただけるようにと思います。おそらく広報紙は一回見ればそれでいいものだと思うのですが、私が非常に関心持ったのは「葉山町会必携」ということは、必ずどこかに置いて見てもらいたいなっていう想いが込められていると思うんですよね。そういう意味で、活用していただくためのアイデアみたいなものはお持ちですか。
(団体)活用方法としては、会員さんに「町会費の使い方」を入れていきたいです。葉山町会がどういうことを補助してますよという町会費の使い方をいれることと、あとは「町会の活動」をいれるのは絶対的なもので、あとは回覧板を回していて「柏市から大切な案内」だったりとか「ハザードマップ」とか「給水所」、「避難所」、「ゴミのマップ」なんかもいれてもらいたい。そういったことで、何かあったときに見てもらえると葉山町会の中だけで関して言えば、何か情報が見つかるというようなものにしていけたらというのがあります。あとは出来る限り手渡しをしたいと考えます。ただ配るのではなく、葉山町会の活動に参加してくださいねということで、そこはこだわっていくことでプレミアというか価値を高めていきたいなと考えます。
(大野委員)町会のほうから伝えたい情報と、利用者の方が欲しい情報と、両方載っていることがやっぱり必要ではないかと思うんです。ひとつの思い付きでしかないのですが、例えば医療機関の情報とか、どこかの窓口の情報とかみたいなものが、これを見たら、というものになれば利用されるかなと。そういったものもできるだけ考えていただければと思います。
(団体)たしか南増尾町会さんが4ページか6ページくらいのを作っていて、その中にその給水の井戸の情報などが色々と載っていて、連絡先も載っていたのでもしかしたらいいな、参考にしようとして集めています。
(大野委員)ぜひ活用されるものをめざしてください。
(安田委員)訪問しながら手渡しをしていくというのは、素晴らしいと思いました。どのようにやるか相談して色んな意見が出て、複雑になって流れてしまうより先に、やり方が決まっているのはいいですね。訪問しないとその家にだれが住んでいるかもわからない家、何軒もありますよね、そういうのにも利用されるのはいいかなと。
(団体)みなさんに持っていくときにポストインはやめようと、顔をみて渡そうと。そうすると信頼関係も生まれると思ってます。
(安田委員)出会う機会を、作るということですね?
(団体)そうです。
(安田委員)そういう理由付けみたいのがないと、なかなか顔を合わせることがないのでいいと思います。

(村田委員)作っている段階で、子育て世代の方とか、いろんな世代の方にもヒアリングしていただいて、それに対して必要な情報を提供してもらえるとさらに効果的になるのかなと。是非これを機に町会のひとつのモデルとしてやっていただけたらな思います。

(大野委員)予算のことなのですが、1部50円でできるということですが、カラー印刷でこれくらいでできるんですか。(団体)実際のこの表裏で大体600部作って、インターネットの営業日1週間くらいになると大体4千円いくかいかないかくらいですので、それでさっきの12部というのは、6枚分5千円で6枚作ったとしても、6枚×5千円で3万円になるのかなということで3万円になっています。

柏市つくしが丘町会

ア 概要説明

  • 事業の名称
    「コミュニティ活動の参加者を増やす」事業
    団体が「平成31年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。

イ 質疑応答

(村田委員)和太鼓がいくつ分の予算ですか。
(団体)1つ分です。値段はピンキリだと思われるが、業者から見積もりをとった結果がこうでした。
(大野委員)ある程度大きい、斜めに叩くものですか。
(団体)その通りです。
(安田委員)今太鼓はあるのですか?その値段は、どれくらいのものなのですか。
(団体)あります。かなり昔に、寄付を受けたりや購入したようですが、資料が残っていません。業者の話では、値段は昔から今と同等で変わっていないとのことです。ここ数年修理でまかなっていましたが、鋲の部分が傷んでしまって、張り替え(修理)が出来なくなり、購入を検討することになりました。
(村田委員)どのくらいの数の子供達が、太鼓の行事に参加しているのか。
(団体)小学校高学年から中学生、高校生。許す限りで大学生まで参加しています。そのあとが続かないことが課題で、成人になってから叩く場と叩く物が無いと、将来問題になることが予想される。また太鼓自体も必要なものなので、しっかりと揃えておきたいと考えています。

(村田委員)なかなか色々な町会等が伝統を継承することが難しい中にあって、頑張って継承することはいい取り組みだと思います。
(大野委員)「鼓童会」について教えてください。町会の中の組織なのか、それとも独立とした組織なのか。練習場所や練習日はどのようにしているですか。
(団体)町会の中の協力団体として組織しています。メンバーは町会員。ふるさと会館で、3月くらいから毎週金曜日に集まって活動をしており、練習時には音の問題があるため、古タイヤ等を活用しています。
(大野委員)発表機会は、夏祭りだけですか?
(団体)そうです。だからもっとやりたいと考えています。以前は近隣の行事等にも参加があったようです。まずは、自前のところでしっかり叩けるようにしておきたいと考えています。

(大野委員)「若手中堅の会」について、既に組織されているのであれば具体的な内容を教えてください。
(団体)2007年に発足しました。それまで青年クラスの組織がなく、「30、40代の若手が活動できる場づくり」、「顔見知りを作りたい」、「挨拶ができるような、コミュニケーションを取りたい」を目的としています。いずれはこれを母体として防災や防犯分野の担い手になればよいと思っています。実際には参加する人しない人はいますが、鼓童会」から上がってきた人も多くいます。
(大野委員)具体的に決まった活動等は、あるのですか。
(団体)2日間開催の夏祭り(盆踊り、神輿担ぎ、祭り自体の準備や撤収、準備)と餅つきの2つがメインになります。その他今年は新しい試みで、子供会に呼びかけて豆まきを実施しました。参加者70名ほど。なお祭りではソーラン踊りをやっており、3町会の夏祭りに出演し、太鼓叩き、盆踊りにも参加しました。ソーラン踊りでは、近隣センター祭りに10年以上参加しています。
(沖本委員)つくしが丘町会にとっての「太鼓」は、どのような位置づけになりますか。
(団体)夏祭りは、町会のシンボル的なものになります。その中の「太鼓」は、他町会では、外部から叩き手を呼ばなければいけないところを自分たちでやっている、というおかげで、とても象徴的なものとなっています。

(安田委員)予算について、毎年31万程度を太鼓の経費としているのか、それとも今回は特別になるのですか。
(団体)今回は、例年通りの修理が難しく、購入を検討すべきと事情を説明し、予算化を依頼しています。例年は修理に15万円程度かけています。

逆井仲町町会

ア 概要説明

  • 事業の名称
    逆井仲町町会防災意識向上
    団体が「平成31年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。

イ 質疑応答

(大野委員)高齢化の進む中での活動は、苦労があると思います。やはり、プラス10の目的は活動を推進するため、という前提があります。掲示板をつけることは必要なことですが、この自主防災組織をどのようにやっていくかの部分で、今のところは町会役員が兼務されているのですか。
(団体)はい、そうです。
(大野委員)その組織をボランティアとは言わないまでも、今後、ある程度、継続性のある 組織にするとかについて、考えはありますか?難しいところもあるでしょうが。
(団体)2年目に突入して難しいところがあります。年を取ると、町会の仕事をやりたくないという人もいますし、無理やりやらされているという感じもあります。輪番制があり、長期的にしたくても今さら変えられませんし。防災をリードしていく人間が必要です。自主防災組織では、今の委員会3人から専任6人にしたいと考えています。そのために、新しいたすけあいのネットワークを立ち上げて、役割分担をしっかりして、とくに避難時にはそのネットワークを役立てたい。そのネットワークから防災組織のほうも助けてもらうことを考えています。災害発生時には、どういうことが起きるかわからないので、連絡が取れるような状態にしておきたい。そのためにも、たすけあいネットワークを作りたい思っています。

(大野委員)福祉と防災を全部一緒にということが、必要になってきますね。
(団体)今の役員に言ってますが、引継ぎ時に必ず施設担当(町会役員で防災も担当)が次の役員へ申し渡すことを意識させ習慣づけたいと考えています。
(大野委員)それから、柏陵高校が地域の指定避難所になっていますが、対象となる三町会はどこですか。
(団体)野沢町会、南逆井協栄町会、逆井仲町町会の3町会です。2月17日に避難訓練が行われます。
(大野委員)防災訓練の参加者は、どのくらいですか。
(団体)実際、過去の経緯から大体20数名です。
(大野委員)もう少し増やしたいところですね。たいへんご苦労されるのはよくわかるのですけど。

(沖本委員)ご自身は、この自主防災組織の今年の会長さんですか。
(団体)私は、あくまで独立した自主防災組織を立ち上げるための、委員会のリーダーとなります。町会の防災業務は行っています。
(沖本委員)立ち上げ推進の委員会は、どういう形ですか。
(団体)町会の役員は12名おり、それと同等、匹敵するような団体・グループを立ち上げようと考えていましたが、来年度は違った試みになると思います。一旦、もう一度今の町会役員に役割分担を割り振り、意識をもってもらい、実際には自主防災組織の業務は、専任となる6名で行い、町会役員には負担をかけないようにし、災害が起きたときに動いてもらえばよいと考えています。

(沖本委員)町会内の方々への防災意識の浸透は、なかなか難しい感じでしょうか。
(団体)今までの掲示物は、紙のものでDVフィルムをかぶせたところで2、3か月に一度は交換しなければならず、また、見づらいものでした。大きさも問題があった。今年は、A2版くらいの大きさで目立つものにしようと考え、掲示板も複合板にして一応10年は大丈夫だといわれるものを作りました。最初の反応は、立派なものができたね、でした。そういったものを作れば防災委員会も本気だということが伝わって、たすけあいのネットワークもスムーズに立ち上がるという雰囲気になってきました。それで、今回の掲示板はかなり効果があったと思っています。ですので、来年は、掲示板を人が集まりやすい郵便局のようなところ、さらに目立つところ、ごみ集積場に、隣接している個人のお宅の許可を取ってですが、足の付いた掲示板を6箇所建てたいと思っています。
(沖本委員)今の話ですと、今年度の補助金でこれまでと違って非常に耐久性のある掲示板を建てることで、ある意味、町会の方々にも、こういった問題意識を持った人がいるんだと伝わって、それが少しずつ波及効果として広がりつつあるということでしょうか。
(団体)今は、3つの公園にそれぞれ掛けてあります。子どもを抱えたお母さんたちがよく行く場所なのですが、お年寄りにも目の届くのがごみ集積場であり、来年度、増やしたい思っています。
(安田委員)それでは、掲示板を建てるところは、実際の災害が起きた時に迷いそうな道の角ではなく、普段日常的に人が多く集まるところに建てておいて、覚えこんでもらおうという、そういう考え方なのですか。
(団体)そうです。ですから、よく利用するごみ集積場ということになります。

(安田委員)草取りなどのように人が集まるときに合わせて、防災訓練を設定されているようですが、どんなふうにやられているのですか?草取りの時は、各場所別れてしていますよね。
(団体)個人の空き地の所有地が6カ所あり、毎年、草取りを、町会は有料ですが、それでやるか、または自分でやられるかと問い合わせして、依頼があれば、町会でするのです。そのときに、みんなが集まりやすい。大体5、6人で集まるので、そこで消火・防災訓練をすれば非常に効果的にできます。
(安田委員)草取りが終わって、それじゃ、これから防災訓練をしようかとなるのですね。
(団体)今年度も、草取りが終わったあとにしようとしたが、消防署の出動があって、時間が間に合わなくなって中止となってしまいました。先月の講習会のほうは、今度は雪で中止になってしまいました。

傍聴

  1. 傍聴者
    10人
  2. 傍聴の状況
    傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。