平成30年度 柏市地域活動支援補助金選考委員会会議録

開催日時

平成30年2月8日(木曜日)午前9時45分~午後5時

開催場所

柏市役所 分室1 2階 第4会議室

出席者

(委員)

大野委員長、安田委員、沖本委員、村田委員

(事務局)

浦上副主幹、老川主査、土屋主事、高野山地域づくりコーディネーター、江幡地域づくりコーディネーター、所地域づくりコーディネーター、杉本地域づくりコーディネーター、田中地域づくりコーディネーター

各団体の発表

 柏市松葉町六丁目町会

  1. 概要説明
    事業の名称:~地域防災体制の強化~  独居者や家族不在時の事故への対応力強化
    団体が「平成30年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。
  2. 質疑応答

委員:情報キットはどちらかと言えば、高齢者を想定されているかと思いますが、先ほど町会としては比較的若い世代をどう巻き込んでいくかが課題という話をされていたと思います。どのようなことでしょうか。

団体:我々、防災という観点だけではなくて、町会活動自身が変革点に来ていると感じています。小グループミーティング等を通じて、みんなが集まって助け合おう、盛り上げよう、というためには近所づきあいが基本じゃないかと感じています。若い世代についてですが、その(キットの)中にお子さんが入っているわけですが、誰もご両親がどこにいるのかわからないのです。お子さんが怪我をしたりとか、キットには緊急連絡先を組み込んいます。小グループミーティングに新しい方も参加してもらって巻き込むのに良い材料になると思っています。

委員:キットが配布されて活用されるかどうかが一番重要になるかと思います。その推進のための方策とかは考えていますか?

団体:キットを冷蔵庫に備えていますか。と、確認を毎年やろうと考えています。

委員:キットを開けるのは普通緊急事態が起きたときだと思いますが、開ける基準はありますか。

団体:開ける基準というのは正直難しいです。しかし、開けるというのは緊急事態なのです。連絡が取れない時。そういう状況の時開けるのは許されると思っています。

委員:400世帯に置くということになっていますが、その400の根拠というのは、どのようなことでしょうか。

団体:それは私たちの町会は386世帯ありますので、それで400ということです。

委員:すでに持っていらっしゃる方もいるかもしれないですね。

団体:そうですが、これはK-netでお持ちの方にも一律に配ろうと思っています。ただ、そのあとで既にお持ちの方は返していただく、ということも考えていますが、そのあたりのことは、返していただくときに、その方がK-netに入っているとわかってしまうかもしれませんし、まだどうするか、検討しています。

委員:最後にひとことよろしいでしょうか。空き家対策や緊急時のためにもお互い知らないというのはよくないことなので、ぜひご近所同士の小グループミーティングを大切にしてください。 

 

 加賀町会

  1. 概要説明
    事業の名称:「安否確認訓練」事業
    団体が「平成30年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。
  2. 質疑応答

委員:10年前から自主防が活動されているようですが、役員の交代などはありましたか。

団体:ありません。

委員:安否確認プレートはどういったものですか。

団体:西山町会や増尾町会の活動を参考にさせていただき、見学もさせていただいています。プレートもラミネートパウチされているものを製作予定。実物を使用しての安否確認訓練は11月に実施予定です。

委員:家の中の事情をつかみきれないのではないか。どういう思いで安否訓練を行うのですか。安否確認の必要性は。

団体:現在、k-netの登録者を班ごと(約20世帯)で見守る体制にしている。その班内で要支援者に対する意識を持たせるためにプレートを活用し、安否確認訓練を通してより防災意識の向上を図りたいと思います。

委員:k-net登録者をどの程度町会は知っていますか。

団体:要支援者が自分のことを知られたくない方もいます。班の中で知り合うように取り組みます。副会長と班長で情報共有は行っています。

委員:事業のどこに重点を置かれ、実効性はどう持たせるのですか。

団体:今までは自主防を中心に防災道具の使い方などを勉強していたが、「自助」の防災意識の低さが課題でした。なので、今後は住民を巻き込んだ事業を行い防災意識向上のために安否確認事業を実施し、「防災の日」等を設けてプレートを活用してもらい継続性を持たせたいです。

 

松の井町会

  1. 概要説明
    事業の名称:松の井町会防災組織
    団体が「平成30年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。
  2. 質疑応答

委員:松の井町会防災活動のソフト面の状況を教えてください。

団体:公助・共助・自助とある中で、自助の啓発活動に力点を置いています。例えば、水や食料を家族分の準備をしておくなどといった点です。町会では食料に関しては自助(家庭で備蓄)で困難を乗り越えてくれることを伝えています。

 神戸や新潟の震災の例から、地域の防災組織は実際の災害時にどれだけ機能するのか疑問があります。そこで、定例の防災会議では初期消火や近所の救助活動等、明確な役割分担を組織の中で割り当てて対処する組織づくりに努力しています。

委員:1回目の当補助金で購入された備品の活用状況はどうですか。

団体:備品はこれからの非常事態災害や防災訓練等で活用していく予定です。町会の防災役員は一年交替ですが、防災部員は二年続きで活動していきます。各防災活動で購入備品の活用が見込まれます。現在、防災部員は14人です。

委員:安否確認票については、松の井町会ではどうですか。

団体:安否確認のために救助が必要な場合は、パネルを用意して掲げる方式をとっています。パネルには表裏に「助けて!」の文字が表記されています。また、無事である場合には、タオルを表札のところに出すという方式をとっています。その運用は防災訓練で試み、何回でも執拗に繰り返すことで定着を図り、防災訓練への参加意識を醸し出していく予定です。

委員:町会町の輪番制で起こりうる継続性の弱体化に関しては、どのような対処をとっていますか。

団体:町会防災部では、防災の組織事務を担当する事務局を設置し活動継続の強化を図っています。

 

 柏市南部地域ふるさと協議会

  1. 概要説明
    事業の名称:柏市南部地域における震度5強以上の大地震対策事業
    団体が「平成30年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。
  2. 質疑応答

委員:引継ぎの対策としてベストは目に見えてわかるが、他にどんな対策がありますか。 

団体:町会ごとにばらつきが大きく、ふる協として引継ぎ対策に何が出来るかを考えた末に、ベストを思いついた。その他には特に無い。

委員:他にばらつきをなくしていく施策があれば教えてください。

団体:防災役員を任期なしでやってみては、等を提案しているが難しい。ふる協が具体的にできることは少ない。

委員:誰が着用するかは、町会に任せているのですか。

団体:町会ごとに任せているが、役割の担当者が着用します。避難所内で役割の場所を まず決めて、来る人がどこに行けばよいか判るように誘導者もベストを着用します。

委員:日常の活動の時、誰がどう使うのですか。

団体:町会長、防災会長など、中心になる人が使います。町会の訓練の時は係になる者が着用します。

委員:町会長が着用できないこともあると思いますが。

団体:係ごとに町会で5~6着必要になります。避難所が分れれば、避難所ごとに必要です。

委員:各町会でもベストを用意しているかと思うが、2着持つ人はどうするのですか。

団体:ふる協ベストには、ふる協名と町会名を表記しています。町会用としても使えます。もっと欲しいという町会もあり、そういう町会には統一した物を購入してもらえるよう手配しています。

委員:役割が細かくなっていくと、それぞれが印として違ったベスト等をほしくなるのではないですか。

団体:同じもので一体感、統一感を持てるよう備えていきたいと思います。

委員:既に作った数、今年度作る数を確認させてください。

団体:昨年85着。今年65着。合わせて150着で充足と考えます。

委員:昨年のものは、配布済みですか。

団体:世帯数の実態に合わせて配布済みです。

 

 柏市ひばりが丘町会

  1. 概要説明
    事業の名称:防災における意識向上プロジェクト
    団体が「平成30年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。
  2. 質疑応答

委員:実効性をどうもたせるかが大変なところだが、普及のアイデアはありますか。

団体:3月11日は毎年安否確認の日にしています。防災隊の班長・副班長が関わるのはもちろんですが、班長に安否確認を担当してもらうことで意識の向上を図っています。訓練は回数を増やす予定です。避難訓練の際にも、プレートの説明をして、活用を促す予定です。安否確認プレートは子供でもわかるようなイラスト入りにします。事例については西山町会に取材に行き、プレートの実物を見たり、話しを聞いてきています。

委員:西山町会の例などを今後も参考にしていただければ。ヤングレスキュー隊は 若い世代を取り込んでいくコミュニティ作りとして有効な手段ですが、やはり若い人は忙しい。先ほども話がでていましたが、今後募集しても同じ問題が出ているでしょう。これに対する具体的な対策はありますか。

団体:ヤングレスキュー隊の名前は残したいと考えています。11月に避難訓練をしたが、告知が不十分で子どもの参加は10人程度だったが、バーベキューコンロの火おこし等を夢中になってやっていました。町会でキャンプもやっているので、もっと防災関連の行事をきっちりやっていき、木を切ったことがある、火を起こしたことがある子を増やしていきたい。経験者を増やしたいと思います。

委員:女性限定組織があるそうだが、女性が防災をしている例もなかなかないと思います。経緯と活動内容はどのようなものですか。

団体:まだできていません。来年度からはじめる予定です。市主催の女性対象の一日セミナーに参加した状況を生かして作っていきたいです。

委員:それらの知識はどこから得るのですか。

団体:あちこちを取材中です。

委員:書籍代が多いが使い道はどのようなものですか。

団体:26班あるので、回覧とは別にひと月に2班くらいを1か月くらいで回せるような体制をつくりたい。そのためにある程度の数が必要になります。2種類程度の本の購入とDVDの購入または作成を考えているので、その分費用がかかります。

委員:書籍6万円の内訳は。

団体:500世帯以上あるので、購入(もしくは作成)が1冊×26班分くらいになります。

委員:同席の女性(2人)の関わりはどのようなものですか。

団体:娘達がヤングレスキュー隊をやっていましたが、社会人、結婚、進学等でできなくなりました。出かけるときにはヤングレスキュー隊のジャケット(ピンク色)を着て、気持ちはヤングですよとやっていきたいです。女性隊を作りたいと考えています。

 

 小新山町会

  1. 概要説明
    事業の名称:小新山 コミュニティファーム
    団体が「平成30年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。
  2. 質疑応答

委員:概要説明を聞き、当補助金をもとにコミュニティ強化の効果が見て取れ、小さな活動を起こし次の活動のチャンスを見つけていく様子がわかります。今後の活動はどのように継続されますか。

団体:町会内での「支えあい」をコミュニティの中心核として捉えて活動を継 続展開していく予定です。

委員:子供の参加や新規参加者について教えてください。

団体:新規参加を促すための声掛けが大切であると思います。また、メンバー内のコミュニケーションや仲間づくり、喜びの共有が大切であると感じます。今年度は3人の新メンバーが参加しています。

委員:コミュニケーションの具体例は何ですか。

団体:秋の収穫祭や町会内の旅行、そしてメンバーが企画するイベントなどが大切なコミュニケーションツールになっています。

委員:菜園には家族で参加するとのことですが、菜園のリーダーは誰がなさっているのですか。

団体:菜園の園長がリーダー役で、野菜やものづくりを担当しています。

委員:参加する子供たちの組織はあるのですか。子供主体の活動ができたりすることはありますか。例えば、子供新聞を発行するとか。

団体:現在、30人の子供たちが参加しています。特に子供たち独自の組織ではないのですが、今後広がりをみせ、そうなることを望みます。

 

 逆井仲町町会

  1. 概要説明
    事業の名称:逆井仲町町会防災意識向上 
    団体が「平成30年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。
  2. 質疑応答

委員:意識付け、継続性の視点での取り組みは、重要で難しいところと思いますが、具体的に何から始めますか。

団体:現場の話をよく聞きたいと思っています。共助の意識を高めることと、避難所の周知から始めたい。避難所周知看板を作るためにコミュニケーションをとることから始めたいと考えます。

委員:具体的には看板設置から取り掛かるということですか。

団体:そうです。

委員:活動は自主防災会が核になるのか、別の組織を作るのですか。

団体:自主防が昨年立ち上がったばかりです。メンバーも募集しているが集まらず、まだ2名のみ。自主防をしっかり組織化していきたいです。

委員:町会での防災への取り組みはどのようにしていますか。

団体:年2回町会の草刈りをしているので、その場にあわせて避難所周知看板を立てたがA3で小さく解りにくかったのです。

委員:避難訓練はやっていますか。

団体:ふる協の合同避難訓練に参加しています。毎年参加者は10人以下です。良いと思う講演を聞く機会も役員だけなので、町会員にも聞いてもらい、気持ちを植え付けたい。

委員:避難所掲示板を立てたというお話があったが、それを作り直すということか。市の提示板ではなくて、その場にあわせて立てたような掲示板でも町会の人は知らないのか。

団体:掲示板には『ここの地域の方は○○へ行ってください』とあるが、A3で小さく、UV加工もしていないのですぐに色褪せてしまいます。

委員:効果的な方法を考えるのが大事ではないですか。

団体:まず大きくする。当補助金で作成出来たら現在の6か所以外に12か所作り、町会員と近い存在の班長管理のもとで立ててもらう。

委員:町会の面積は広いですか。

団体:350世帯あり、広いです。1軒4、50坪の敷地。松戸との市境に近い場所にあります。夜警をやっても結構大変です。

委員:夜警は、どういうメンバーで行っているのですか。

団体:末広クラブという老人クラブの有志の方でやっています。歳を取っているが役員を助けてやろうと、やってくれています。平均年齢75歳。役員は大変なので一年ごとの輪番制です。

委員:夏祭りは大変ではないですか。

団体:末広クラブが中心でやっています。大変です。

 

新柏三丁目自治会

  1. 概要説明
    事業の名称:柏南高等学校避難所の避難所開設運営委員会の体制及び活動の円滑化
    団体が「平成30年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。
  2. 質疑応答

委員:平成27年からふる協中心で避難所開設委員会が活動されていたが今回この3町会で応募された経緯はどのようなものですか。

団体:ふる協内に避難所は5カ所あり、町会ごとに避難する場所が割り当てられています。災害時に県立柏南高校に避難する実際の3町会で応募しました。

委員:「避難所運営マニュアル」と「大規模災害時の避難所利用の手引き」の違いは何ですか。

団体:避難所運営マニュアルは避難所開設や避難所の運営に関することで主に避難所開設委員向けのものです。大規模災害時の避難所利用の手引きは、一般の地域住民向けのものです。

委員:10月予定の避難所開設運営訓練の参加人数を3町会で約700名の住民中、400名を想定されているが参加者を増やす仕掛けは。

団体:平成25年からふる協主催で防災懇談会があり、今までに7回開催されていて町会長等が参加し、事例発表もされています。また、17町会合同防災訓練も行われ、増尾地域はすすんでいるので訓練は定着している。

委員:事業計画では7月にマニュアルの作成となっているが、時間的に難しいのではないですか。

団体:素案はすでに出来ています。マニュアルでは「誰がどのように開設するのか。」を明文化していきたいと思います。

 

増尾町会

  1. 要説明
    事業の名称:防災意識の高揚を図るため、災害対策本部の立上げ
    団体が「平成30年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。
  2. 質疑応答

委員:『無事ですシート』の率が上がったのは見事です。3割ということはもっと認知率は高いと思います。なお継続を。住民意識が薄いのが課題ということだが、ひとりひとりに働きかける方法はありますか。

団体:自主防災役員62名や其々のグループは意識が高いです。班長・組長の意識をアップするための会議をしたが、それを続けることが必要かと思います。班長・組長でも「無事ですシート」の掲示を忘れることがあるので意識を強めたい。「無事ですシート」の効果は上がっていて、窃盗事件や自転車盗難も減少しています。今後、組レベルでのコミュニケーションを図る会議を持つ予定です。

委員:地域ごとの差があるとのことだが、把握はしていますか。

団体:防災会でデータをとり、数字で出したいと思います。支部長や班長の認識の差によ るところが大きいかと思います。

委員:数字で出すことで改善も見込めるますか。

団体:数ではなくパーセントで出したい。反発が出ないように考えてやりたいです。

委員:増尾地域は広いのでトランシーバーでの通信は必要かと思いますが、その後の情報収集や組織運営をどのように考えていますか。

団体:情報収集と連絡の体制を整備したいと思います。携帯電話を使った取り組みも考えています。トランシーバーをそれぞれの防災倉庫に置き、拠点にすることも考えています。11月の防災訓練では、トランシーバーの訓練をしたかったが、選挙で中止になり、残念でした。

 

 羽黒台町会

  1. 概要説明
    事業の名称:羽黒台町会の災害に強い町づくり
    団体が「平成30年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。
  2. 質疑応答

委員:地図を見ていても緻密に計画を練っていられるとわかりました。防災マップは来年も作り直すのですか。

団体:永遠につくります。永遠に、というのは、防災の内容をずっと更新したい。例えばマップの中には井戸水とか入っているんですけれども、要介護者のデータが印刷物としては入っていない。データとしてはもっているんですけれども、要介護者との(意思の)共有が出来ていないと迂闊に地図に載せることはできない。そういったものを今後は増やしたい。

委員:安否確認についてはどうされますか。

団体:私見ですが、はっきり言って災害が起きた時にはあまり意味がありません。むしろ平時です。何もないときに安否確認のシステムをつくることによって、一番引き出したいのが近隣住民同士のコミュニケーションです。一般的に町のコミュニケーションというのは昔ほど出来ていない。共助が目的ですから、それを作るための手段として安否確認を使いたいのです。                   

委員:去年から今年にかけて、役員だけ共有が出来ている、という気がします。安否確認システムが出来て、地域の親密感が増していくということが基本にあれば、そのあとがうまくいくのではないでしょうか。

団体:防災というのは、人を知って町を知る、この二点があれば、ほぼ八割ぐらいは達成できる、と思っています。一番肝心なところはコミュニケーションが足りないところです。町会の役員を三年やっていますが、今でも防災の意識が住民に届いていません。防災のボの字がかすっているくらいです。マップを使って少しでも防災の意識を植え付けたい。活用しないと意味がないと思っています。

委員:内容が盛りだくさんだが、昨年度から始まっているものと今年度から始まるものを種分けしてもらえますか。

団体:今年度から始めるのは、ひとつは安否確認。もうひとつは避難誘導のシステムの準備。メインは安否確認です。31年度は規模を大きくして、目的に避難所の運営を入れたい。

委員:一年やってこられて、住民の方の意識は多少なりとも変化したでしょうか。

団体:29年度にアンケートを取りまして、その後防災会でいろいろなことをやっています。今度三月にもアンケートを取りますが、それでどう差が出ているか。効果があったかどうかわかります。

委員:消火訓練で期待した人数が出てきていますか。

団体:大体予定した人数は来ています。

委員:柏日体高校さんとの連携はどのようにされていますか。

団体:まだ充分ではありません。避難所の柏日体高校とのコミュニケーションと、柏日体高校を避難所として共有する他の町会とのコミュニケーション、これが非常に大事です。それと、今は羽黒台町会として区域を限ってやってるんですけど、ボーダーラインの住民は、ほかの町会とやり方が違うから知りませんよ、ということにはならないようにしなくてはいけない。そこまでどのようにやるかはこれからの課題です。

委員:昨年度事業計画は盛りだくさんで大変だったと思いますが、今年度も同じくらいされるのでしょうか。

団体:少し減らしたいと思います。いろいろテーマを上げすぎました。例えばお祭りみたいなものはイベントとしてやったら終わりです。防災にかかわることは積み重ねで資料をつくったり調べたりするのであまり多いと負荷がかかって、やれる範囲でやろうと思います。

委員:完成年度の予定がマックスくらいの感じですか。

団体:はいそうです。

委員:中心になっている方は自主防再組織の方ですか。

団体:はいそうです。

委員:自主防の方と町会の役員の方は別ですか。

団体:うちの自主防災組織は町会の下部組織なので、町会の会長が自主防災組織の会長を兼務しています。

委員:メンバーの方は自主防災組織と町会とで変わりませんか。

団体:変わりません。

 

柏市西原町会

  1. 概要説明
    事業の名称:町会のふるさとセンターを多世代交流の居場所づくりと文化の発信センターに!
    団体が「平成30年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。
  2. 質疑応答

委員:「西原芋こじ通信」とはどういうものか拝見させてください。

団体:毎月発行しているものは白黒印刷で3か月に1回はカラーで印刷したものを発行しています。

委員:内容は町会だよりのようなものですか。

団体:ふるさとセンターのお知らせや事業内容案内、講座のスケジュールなどを載せています。

委員:横断幕とはどういったのもをお考えですか。

団体:主要の4講座(町内対抗ダンス選手権・締め太鼓体験教室・40歳からの仲間づくり大作戦・ポールウォーキング講座)の横断幕を製作し講座時に掲げる。その横断幕前で記念撮影をしていただき、受講生からSNS等に発信していただき広報活動につなげたいと思います。

委員:代引き手数料とは何ですか。

団体:通販の代金引換料金です。

委員:ふるさとセンターの鍵のボランティアの目途はありますか。

団体:募集をしているが、今のところ反応はないです。他町会の事例を参考にまずは自分一人で初めてみます。協力者が出るには時間が必要との意見をいただいたのでいずれそうなっていくと良いと思っています。

委員:畳の部屋はありますか。

団体:2階に12帖の和室が二部屋あります。今の時期は2階に上がるまでの廊下と階段が冷たい。子どもや高齢者にはスリッパは危険と履かない方もいます。また、靴の脱ぎ履きは高齢者にはキツイので、今年からふるさと会館は土足利用としました。昨年度、事業を進めている間に多くの課題が見えてきたので随時課題解決策を試みています。

委員:机が重たいと言っていましたが机の買い替えも検討されていますか。

団体:今年はふるさと会館内の整理整頓を行い、机や椅子の整理の仕方などをルール付けし、わかりやすく掲示し利用しやすい環境を整えました。

委員:来年度は町会長が変わられると思いますが、来年の武田会長の位置づけはどうなりますか。

団体:役職で事業は動いていない。今はボランティアで動かしている。なので、来年は鍵当番を継続して行っていきます。

 

南柏町会

  1. 概要説明
    事業の名称:「住民・通勤者の町会入会促進・災害意識の向上」事業
    団体が「平成30年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。
  2. 質疑応答

委員:改めて30年度の事業計画をご説明いただけますか。

団体:まず、29年度の成果は50パーセントと判断しています。残りは50パーセントですが、マップは3月末に出来上がります。それを4月の総会でお披露目します。その後回覧して全戸に配付します。そして30年度に、残り50パーセントの町会の旗、防災のジャンパー、腕章、帽子などを役員用に作ることを考えています。将来は玄関先に安全であるというプレート等を全戸に配布すると大分違ってくるというところを検討しています。次に活力ある若者、あるいは事業に参加してもいいという人を募集しています。その次は、他の町会の防災についての事業でどんなことをやっているか、防災だけではなくてどんな事業をやっているのか参考にさせて頂きたいと思っています。

委員:地域と商店会との連携で防災を考えるという新しい切り口なので期待していますが、商店会の会長さんからみて、商店会の方々の事業に対する印象はいかがでしょうか。

団体:関心は結構ありますので、いいかなと思っています。今,町会に入りたいという人が7~8人くらいいます。そいう方を含めて、防災についての理解を深めるということも含めて、やっていきたいです。

委員:事業計画の中で豊小学校で防災訓練とありますが、これはある意味で町会では豊小学校の方に重点を置く、という意思決定ということでよろしいでしょうか。

団体:実は、地域としては新富地域に属していますので、新富地域ふるさと協議会の会長に相談して、また先ほど申し上げた豊小の富里地域の会合にも出席して、南柏町会はどうすべきか、と相談しましたが、新富の会長からは「町会で決めればいいんじゃないか」と言われたことと、市役所との関係もありますので、まだ結論が出ていません。アンケートの中にも二小にも遠くて、豊小にも遠いし陸橋も通っていくので、いろいろ問題があるので、近くのふるさとセンターをもう少し利用できないか、という意見をアンケートで出して頂きました。答えとしては、最終的にはどうしたらいいか、まだ結論は出ていないのです。もっと話合っていけたらと思っています。

委員:この地域は大型のマンションがいくつか建っていると思いますが、自治会との連携はどうなっていますか。

団体:事業年度ごとに、新しいマンションができたら話をして入って頂いてます。今までも出来ていて入らないというところもありますので、それはマンション自体としては入らないということですので、個人としてどうですかと聞き、それでいいということでしたら同じマンションでも5、6人入ってもらったり、回覧を回したり、書類を貼ったりしています。どんどん入ってもらうようにマンション担当の方もいますので、やってもらっています。

委員:それはマンション独自の自治会が作られているわけでもないのですか。

団体:いえ、大体は出来ています。ただ少ないところは出来ていません。そういうところはオーナーさんにお話して、色々な話をしながら、いいですよ、と言う人もおりますし、会費の全額じゃなくて7割8割だったらいいですよ、と言う人もいます。なかなか返事は返ってこないという現状なので、結構厳しいです。

委員:予算の多くがスタッフジャンパーだということですけれども、今、スタッフジャンパーというのはお持ちですか?

団体:防犯のものがあるだけで、それは防犯パトロールには使っています。町会独自のものはなくて、柏市は全部同じグリーンのもので一緒ですから、それを着ていても、どこの町会とか言えないのです。そのような意味で、色を変えたり、パターンを変えたりし、町会独自のものをつくりたいと思っています。

委員:そうすると今度新しく買って頂くものは、自治活動の中で活用して頂くと言うのが今回のねらいだと思いますので、どのように活用される予定ですか。

団体:ひとつはお祭りで着たいです。それと防災の時に使いたいと思います。それで夏と冬があり、始めは寒くても使えるようにと考えていましたが、予算の関係で薄いのだけでいいのではないかと思います。

委員:29年度の申請でもジャンパーを購入されるとなっていますが、これは予定通り購入されるのでしょうか。

団体:まだしていないです。今回は地図を重点的に、完全にして、それをカラーでやるという意味で、700世帯ありますので、それに近い数字はできればやります。

委員:ジャンパーですが、ひとつ6、000円というジャンパーをあげている町会はないです。長袖を購入する必要があるのですか。安価なものを買う方が今後のためにも大勢の方が着ることができることもあるのでいいのではないでしょうか。

団体:ありがとうございます。

委員:予算書の中に報告書印刷とありますが、事業計画の中で報告書を出すという予定もはいっていませんがどのようなことでしょうか。

団体:実際には、予算を組む時にはカラーで見るか白黒で見るか、今のお話しですが、今回の重点は、出来れば、カラーにして、できるだけ必要な事項は盛り込んでいきたい。それと避難場所は、豊小と二小ですけれども、旭町と流山もその辺までは地図に落としておいてあげたいという感じです。   

 

 北柏町会

  1. 概要説明
    事業の名称:地域防災能力向上プログラム
    団体が「平成30年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。
  2. 質疑応答

委員:応募用紙との変更点の説明をお願いします。

団体:防災の冊子については、北柏町会のしおりを作成予定だったが、タウンページの防災ブックを活用する、もしくはそれで補完する方向で協議中です。布団については、町会長のつてで、4組調達することができました。

委員:防災しおりの件について、作られるのはいいが、配布しっぱなしでは困るので、活用についての考えを聞かせてください。

団体:執行部会では、K-NETと同じ活動の見守り隊がありますが(年1~2回訓練)、その枠を広げることを検討中です。そこでの活用を考えています。また、ロケーションの違いによる避難のアプローチの仕方を作った上で、訓練をしたいと思います。

委員:地区内の事業所との具体的な協力体制はありますか。

団体:北柏町会には、公共施設がないので、人が非常時にどう動くかが問題。葬儀社、保育所のホール(提携済み)など人が集まれるところと連携の話し合い中。5事業所との連例を目標としている。

委員:自主防災組織はできているのですか。町会との関わりはどのようになっていますか。

団体:新年度に役員が替わるので、それにあわせて構成員が替わる。意識の高い人を集めて組織にするためにはどうしたらいいかという話はしているところだが、規約のこともあるので、本年度はそのままになっている。体制の見直しをしているところで、企画会議を開いてリサーチしていく方向です。

委員:他のところとの協力関係についてだが、保育園にはどういう関わりをしたいのですか。

団体:若い世代が多い地域であるが、子どもは災害弱者であるので、親も災害に不安があります。保育園の協力も協力をしたいと言ってくれているので、おむつなどの備蓄や場の提供を得られそうです。

委員:コミュニケーションできるようにしておきたい、小さい子どもにも、町会として関わりたいということですか。

団体:その通りです。

委員:安否プレートの使われ方はどのようにしていますか。

団体:西山町会、松葉町会を参考にしているところです。最終形は検討中です。今は支援者が支援先に行って、プレートを出し、連絡をすることにしています。一般の人に関しては、自分たちが出せるところは出してもらう。ご近所で顔見知りの関係を作って、お隣は大丈夫かなと判断してもらえるようにしていきたいです。

委員:いざというときに使えるよう、ぜひ平常時の訓練をしてください。

団体:そのようにしていきたいと思います。

委員:何人くらいが協力してくれそうですか。

団体:リタイヤする方の半数くらい、現行役員が30数名、あわせて50人くらいの体制を考えています。コアメンバーは10人程度だと思います。

 

傍聴

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