令和元年度第2回柏市国民健康保険運営協議会会議録

1 開催日時

令和2年1月9日(木曜日)午後2時から午後3時10分まで

2 開催場所

柏市まちづくり公社3階 奥側会議室
(柏市柏五丁目9番6号 )

3 出席者

委員

坂巻委員、田原委員、長谷川委員、大塚委員、志賀委員、高石委員、細井委員、谷村委員、百瀬委員、井上委員

事務局

中山市民生活部長、野口保険年金課長、本郷副参事、小倉副参事、小野澤統括リーダー、北川専門監、大野主査(企画管理担当リーダー)、松井主任(企画管理担当)、澤村主事補(同)、横山主事補(同)

4 議題

  1. 令和元年度柏市国民健康保険事業特別会計決算見込みについて
  2. 令和2年度柏市国民健康保険事業特別会計当初予算について

5 議事(要旨)

事務局から資料に沿って説明を行った。これに対する主な質疑内容は次のとおり(カッコ内は発言者)。

  • (百瀬会長)
    25億円ある基金を取り崩して活用していくと思うが、基金の保全方法はどうなっているのか。保全方法について、国から具体的な指示があるのか。極端に言えば、公的年金のように株式などで運用することもできるのか。
    (野口課長) 

    基金の保全方法に関して、国からの指示はない。数年前までは会計課に依頼して金融機関に預け入れ、短期間での運用を行っていたが、最近は行っていない。

    (百瀬会長)

    数年前までと比べて基金の額がかなり大きくなっている。仮に0.1パーセントの利回りでも相当の収入になり、被保険者の利益になるのではないか。

    (野口課長)

    運用に当たっては、ペイオフ対策を意識して行っている。市の借入の部分と預入れの部分、その差が縮まってきているため、新たな預入先が確保しづらい状況にある。

    (大野主査)

    市の借入金額の範囲内で運用を行っているところだが、一般会計で活用される財政調整基金と公共施設整備基金がまとまった金額を持っており、市としてはこれらの基金を優先して運用している。そのため、国保や他の基金の運用は停止している。 
  • (百瀬会長)
    令和元年度の歳出決算見込みについて、保健事業費の執行率が他の歳出項目に比べて少し低いと感じるが、なぜか。

    (小倉副参事)

    保健事業費は、特定健康診査に要する経費が中心になる。特定健康診査を受診できる期間を1月31日まで設けているため、今後の受診状況によって執行率が変動する可能性がある。
  • (百瀬会長)
    延滞金徴収時期の変更について、本料優先方式になった場合、延滞金を支払わなくても、保険料を期限通り納付した方と同様に保険を利用できるということか。従来の方法では、延滞金を支払わず保険料滞納期間が長くなると短期被保険者証又は資格証明書になる。本料優先に変更した場合、延滞金を支払わずに本料さえ払い続けていれば通常通りの被保険者証が残ることになる。延滞金を支払うインセンティブがなくなると思うが、それは問題ないのか。
    (本郷副参事)
    納期内に納付していただいた方との公平性は確保しなければならない。本料優先に変更した場合も、残った延滞金の請求は続けていく。その際、納付能力がある方かどうか、資力の判断をきちんと行っていく。納付能力があるのに払わない方に対しては、差押えや換価を強化して債権管理を実施していく。
  • (百瀬会長)
    保険料率の所得割・均等割・平等割の構成は維持する方針か。近隣市の中では所得割の賦課割合が低い方だが、変更する予定はないか。

    (大野主査)

    保険料の賦課割合は、柏市国民健康保険条例で規定している。例えば医療分では、所得割57パーセント、均等割33パーセント、平等割10パーセントとなる。この賦課割合を変更する予定はない。そのため、令和2年度の保険料率案は、この賦課割合の範囲内になるよう設定している。

    (百瀬会長)

    条例については、今回の議題ではないという理解で良いか。

    (大野主査)

    今回は条例の改正予定がないため、議題とはしていない。 

6 傍聴

3名

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