平成30年度第1回柏市国民健康保険運営協議会会議録

1 開催日時

平成30年8月2日(木曜日)午後2時から3時10分まで

2 開催場所

柏市役所本庁舎5階 第5・6委員会室

(柏市柏五丁目10番1号 )

3 出席者

委員

(委員)11名(定員13名)
大場委員、武内委員、田原委員、土屋委員、泉委員、飯野委員、石塚委員、志賀委員、細井委員、谷村委員、秋山委員

事務局 

(事務局)
篠原市民生活部長、野口保険年金課長、大滝副参事、西村副参事、小野澤統括リーダー、成島副主幹(収納整理担当リーダー)、秋場副主幹(同)、山村副主幹(保健事業担当リーダー)、鴨川副主幹(給付担当リーダー)、本間主査(企画管理担当リーダー)、大野主査(企画管理担当)、荒川主任(同)、三神主事(同)、澤村主事補(同)

4 議題

  1. 平成29年度柏市国民健康保険事業特別会計決算見込みについて
  2. 平成30年度柏市国民健康保険事業保険料率の告示について

5 その他

データヘルス計画について

6 議事(要旨)

事務局から資料に沿って説明を行った。これに対する主な質疑内容は次のとおり(カッコ内は発言者)。

  • (土屋委員)保険料を払わなければどうなるのか。
    (大滝副参事)関係法令上は、1年納めなかった時点で、資格証明書を交付することとあるが、柏市ではもう1年余裕をみて、丸2年継続して呼びかけ、それでも支払がない場合は、やむを得ず資格証明書を交付する。
  • (土屋委員)保険料の目標収納率が90パーセントという計算は、現実的な推計から設定しているのか。
    (大滝副参事)実際の実績収納率よりも上を見込んで、目標を立てている。
  • (大場会長)今年度から,県が市町村に対し、納付金を市町村に求めることで財政運営を行うこととなったが、このことに伴う被保険者からこれまでと違った質問は寄せられたか。
    (大滝副参事)大きな変化は無かった。通年どおりの問い合わせ状況だったとみており、制度の円滑な移行についてはクリアできたと解している。
  • (大場会長)千葉県運営方針の目標現年収納率や、国が目標としているジェネリック数量シェア率についても、今の市の現状では開きがあるが、数値を上げるための向上策として、これまでの取組み以外でどういったものを今後考えているのか。
    (大滝副参事)平成32年度までに収納率を90パーセントとする県の目標値には届いていないが、平成29年度に関しては、対前年比0.44ポイント増加であり、相当な上げ幅になったと理解している。今後も、現年の収納率を上げる必要があり、千葉県が目標としている90.5パーセントまで上げていく一方で、滞納繰越分の問題もあり、新たな滞納を未然に防ぐ観点を持ちつつ、こちらも公平性の観点から積極的に取り組んでいく。
    また、新しい取組みとしては、不在住調査に力を入れる予定である。柏市に住民票を置いたまま転出している者が実際いる。このような状況を正確に把握するため、市民課と力を合わせて取り組むことで実態を整理していく。
    その結果、保険料を賦課しなくて済むとともに実質的な収納率も上がり、督促や催告の手続の手間も省けると見込んでいる。今後限られた人員のなかで出来る限り推進していく。
    (西村副参事)ジェネリックの対策については、効果について被保険者に継続して周知していくことが大事だと感じている。医師会の方々ともともに引き続き周知に努めたい。
    (野口課長)新しい取組みとして、平成30年度からクレジットカードによる納付を開始した。当初賦課分を迎える6月分については、325件で約12、328、600円の納付があった。昨年度の収納率の実績でいえば、0.25パーセントのプラスで90パーセントの収納率となり目標達成となる。昨年度の現年度保険料の調定額は約94億円であり、その0.25パーセントが約2、300万円となるので、相当な効果を発揮できると期待している。

7 その他(データヘルス計画について)

事務局から資料に沿って説明を行った。これに対する主な質疑内容は次のとおり(カッコ内は発言者)。

  • (志賀委員)特定保健指導の実施率が低い。手続きが煩雑なのでなるべく簡素化することで気軽に受けられるようになるのでは。
    (西村副参事)今年度から手法を変え、結果説明時にある程度保健指導出来るようにした。
  • (志賀委員)糖尿病性腎症の予防の窓口が東京慈恵医科大学附属柏病院しかないのが最大の問題。確かに市内で腎臓専門の外来は1箇所しかないが、全員が受診すると病院がパンクしてしまう。間口を広げる努力が必要で、各クリニック等で腎症化予防の講習会等を通して浸透させなければ受診率は上がらないと思うが市としてどのように考えているのか。
    (西村副参事)現状はそのとおりであるが、まずは、経過を見ながら柏市の現状を医師会の勉強会等で周知しながら検討を進めていく。
  • (大場会長)かなり若い時期に自分の健康状態を知ってもらう、健診を受け必要な対策を取る、そして、なるべく1人の方でも受けやすい体制を作ってほしい。

8 傍聴

傍聴者なし

関連ファイル