平成23年度第2回柏市国民健康保険運営協議会会議録

1 開催日時

平成24年1月12日(木曜日)午後2時~4時

2 開催場所

柏市役所本庁舎5階第2委員会室(柏市柏5丁目10-1)

3 出席者

委員

11名(定員13名)
吉野委員、大場委員、黒田委員、藤田委員、長妻委員、上笹委員、由井委員、石崎委員、沼澤委員、相模委員及び黒川委員

事務局

秋山市民生活部長、平塚市民生活部次長兼保険年金課長、山野辺主幹(収納、滞納整理、後期高齢者担当統括リーダー)、西村専門監(保健事業担当統括リーダー)、野口主幹(企画管理、資格・賦課、給付担当統括リーダー)、真田副主幹(保健事業担当リーダー)、日暮副主幹(収納担当リーダー)、井上副主幹(滞納整理担当リーダー)、大野木副主幹(給付担当リーダー)、古川副主幹(企画管理担当リーダー)、尾崎主査(企画管理担当)、阿部主事(同)、今泉主事補(同)

4 議題

  1. 平成24年度柏市国民健康保険事業特別会計予算案について
  2. その他

5 議事(要旨)

  1. 平成24年度柏市国民健康保険事業特別会計予算案について、事務局から説明を行った。これに対する主な質疑内容は次のとおり。(()内は事務局回答)
    歳入について繰越金の中に、借入金は入っているのか。実質の赤字は増えているのか。(借入金は繰越金に入っている。介護分の赤字額が増えており、全体としても赤字の状態である。)
    応能応益割合について、応益割が増えたことにより、低所得世帯に影響はないのか。その結果、滞納世帯がより増加する事態に繋がる懸念はないか。(確かに応能割が減ったが、今回は加入者の収入の減少が影響するものである。料率改定の結果、応能割が減るといった事態とは性質が異なり,応益割の額が増えたわけではない。滞納は所得の少ない世帯ほど発生しやすいイメージがあるが、実は「所得割が発生する程度に所得はあるが、全体的には低い所得に分類される」世帯に起こりやすい。こういった世帯への影響は応能応益割合を50対50に近づけることでできる限り少なくできるものである。)
    他市ではジェネリック医薬品を推奨するなどの対応をしているが柏市ではどうか。(ジェネリック医薬品は医療費抑制効果は見込めるが、先例市の状況を見る限り、電算で処理をしなければならないため電算のランニングコストもかなりかかる。費用対効果を考えながら、検討していきたい。)
    平成24年度に国民健康保険料の引き下げは考えられないのか。平成20年度に料率を引き下げたときと、引き下げられない今の違いはどこにあるのか。(平成20年度には後期高齢者医療制度が導入され、国保に関しては前期高齢者の給付に対する保険者間の調整が行われるというプラスの影響があったため、引き下げることができた。現在は当時に比べ加入者の所得がさらに減少している。そのなかで高齢化の進行もあり年々給付費は増加傾向である。このような現実を踏まえると引き下げを検討できる環境にないものと考えている。)
    制度状況は変わらないのに、財政状況だけどうして悪化するのか。(以前は、農業や自営業者が多く加入していたが、最近では、年金受給者や所得の少ない加入者の割合が多く、かつてに比べて国民健康保険財政の基盤が弱くなっている。そのように保険料収入は減少する一方、医療費は増加しており、それに伴う給付が増加している現状がある。こうした背景を踏まえると悪化を避けられないことについては、やむを得ない部分があると考えている。)
  1. 平成24年度から変更を予定しているドック受診費助成制度について、事務局から説明を行った。これを受けた主な質疑内容は次のとおり。(()内は事務局回答)
    特定健診について、対象者は全体のどの程度の割合が受診しているのか。(柏市では特定健診受診対象者のうち39パーセントのかたが特定健診を受診されている。これは、千葉県平均の34パーセントより高い受診率となっている。)
  1. 委託業務と収納対策について、事務局から説明を行った。これを受けた主な質疑内容は次のとおり。(()内は事務局回答)
    コールセンター電話件数について、実際の滞納世帯にどの程度かけているのか。運用方法はどうなっているか。(現年分保険料の滞納世帯全てに電話はかけている。電話番号不明の場合は、書類を郵送して対応している。)
  2. ジェネリック医薬品差額通知について、事務局から説明を行った。これを受けた主な質疑内容は次のとおり。(()内は事務局回答)
    ジェネリック医薬品は医師の裁量によるので、導入には医師会の協力が必要だと思うが、協力要請は考えているか。(協力申請は必要と考えている。差額通知の導入については現在システムが不安定であるので、既に導入を予定している千葉市と千葉県後期高齢者医療広域連合の動向を見て調整したい。)
  1. その他、資格確認に対する質疑があった。

6 傍聴

  1. 傍聴者
    2名
  1. 傍聴の状況
    傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。