平成30年度第1回柏市安全安心まちづくり推進会議報告書

1 開催日時

平成30年5月30日(水曜日)午後2時~3時15分

2 開催場所

柏市役所 庁議室

3 出席者

委員

小川薫委員長、長塚裕恵副委員長、松尾信昭委員、嶋田雅彦委員、下田豊繁委員、根本利治委員、木村仁委員、野口進委員、吉田麻利子委員、石和田稔委員、長島良樹委員(代理)、成嶋正俊委員、染谷誠一委員、君島昭一委員、小貫省三委員、内田守委員

(事務局)

恒岡課長、上田副参事、土屋主幹、藤崎副主幹、田之上主任、竹之内主任、柏市防犯協会北村事務員

傍聴者

なし

4 内容

  1. 開会
  2. 挨拶
  3. 議事 
    • 平成29年度安全安心まちづくり推進事業結果について
    • 平成30年度安全安心まちづくり推進事業方針について
    • その他
  4. 閉会 

5 議事(概要)

平成29年度安全安心まちづくり推進事業結果について 

 事務局 土屋から説明

(質疑)特になし

 平成30年度安全安心まちづくり推進事業方針について

 事務局 上田から説明

(質疑) 

  • 委員:市内での青色回転灯装着車両に対する意識が非常に高い。このような車両にスピーカーを設置することはできないのか。 
  • 事務局:既にスピーカーを取り付けして広報されている地域(車両)もある。市の援助として回転灯の貸与はしているが、拡声器はしていない。地域で用意できれば、必要な手続きはする。
  • 委員:予算の関係で拡声器に補助できないのか。
  • 事務局:事業としてそこまで確立していないためである。
  • 委員:拡声器を使ってパトロールするのと、ただ回転灯を着けて走るのでは効果が違う。地区やふるさと協議会で地域を守るため、補助を検討して欲しい。
  • 事務局:いただいた要望については、要望の高いものから予算配分を検討する。
  • 委員:平成29年度推進事業結果の、現在の問題点に、「外国人によるマッサージの客引きが立っているが、現条例上、規制ができない。」と報告があるが、今後の取組として具体的に報告がない。条例で規制できないものに対して見直しするのか説明がなく、どう考えているのか。また、青色回転灯装着車両は基本的に広報による啓発活動や、車両のカラーリングをパトカーに似せて視覚による犯罪抑止効果がある。音声広報は良いが、車両に乗車している人の態度が悪いので指導して欲しい。
  • 事務局:外国人マッサージの客引きについては、条例を制定した取締り対象は、客引き行為になる。マッサージ店の客引き行為を取り締まるには、当該客引きの店舗内まで入って行かなければならず、そのような条例にはなっていない。このような業種、業態の確認は、市の条例というよりも、警察とタイアップして確認していく手法になると考えている。今後も警察と協議していく。また、青色回転灯装着車両については、市の公用車4台を委託業務として運行している。ご指摘の態度が悪い者が委託職員であれば、当然指導するべきものであり、本日より実施していく。

以上の質疑回答があり、審議の結果、賛同を得た。

 その他(各委員より報告等)

  • 委員:平成30年度の活動重点について3点報告する。1点目の町会が設置する防犯カメラについて、これまで特定犯罪の抑止のため、大きな交差点や犯人の逃走経路に防犯カメラを設置してきた。今後、地域で、「子どもたちの安全が確保できているのか心配だ。」など、地域が要望する所にも防犯カメラを設置することができることになった。防犯カメラは、犯罪抑止に効果的だが、犯罪抑止ができたと思われては困る。これを機会に地域での防犯活動を、さらに進めていただきたい。平成30年度より、県の補助金を活用し、防犯カメラ設置の市補助金を創設している。対象条件として、地域で防犯活動をすることも一つの条件となっている。これは、防犯カメラの設置だけでなく、地域のさらなる防犯活動を促進する意味合いもある。今年度の町会申請については、千葉県の補助金締め切の関係もあり、すぐに対応できなかった町会もあったと聞いている。次年度以降については、早めにお知らせするので、多くの町会で設置をご検討して欲しい。2点目は、振り込め詐欺対策について、いろいろな対策をしているが、決め手がない。柏市も被害が増加しており、特に増加している手口は、キャッシュカードの手交型である。また、被害金額については、高額の被害が1件でもあれば増えてしまう。市の取り組みとして、高齢者の被害が8割近くである現状から、年金支給日にあわせて防災行政無線で放送していく。今年度は、柏警察と連携して、柏駅前等のダブルデッキ上でキャンペーンを実施する。キャンペーンは、子どもたちにも協力いただく。また、対象者を絞るなど効果的な事業を進めていく。その中で、振り込め詐欺対策電話機の購入で、「録音します。」と自動録音のガイダンスが流れると非常に抑止効果があることから振り込め詐欺対策電話機購入に対する補助金の予算を計上している。多くの市民にこの補助制度を活用して欲しいので、色々な機会で啓発して欲しい。予算がなくなれば追加も検討したい。3点目は、客引き対策ですが、効果が大分出ているが、どうしても悪質な客引きや勧誘が現存しており、なかなか一掃には至っていない。今後も手を緩めず、客引き対策パトロールを中心にやっていく。一方で、多くの店舗がルールを守っている。このような店舗への支援として、お客様が安心して利用できる店舗であることが分かるような仕組みや、お店の方にも客引き対策パトロールに参加してもらい、まちぐるみで客引き対策をやっていきたい。
  • 委員:市内に商店会が50箇所あり、その街路灯の設置、電気料の補助について継続して実施していく。市の施設で、不特定多数が駐車できるようなスペース、例えば、道の駅しょうなんや公設市場に防犯カメラの設置を昨年から進めており、犯罪抑止に防犯カメラの設置が効果的、有効な手段と考えている。商業、工業、農業関係者、各業界の方々に本日の会議結果をお知らせし、安全で安心なまちづくりを進めていく。
  • 委員:防犯については道路の維持管理、特に、道路管理者として、客引き対策パトロールへの参加や道路占用許可届出の許可などが直接関わってくる。各商店は小さな看板を置いて営業活動を行っていたり、基本的に固定物でなく許可の対象にならなくとも、制度上の関わりがあることから、地域の皆様の協力の中で、商店街、個々の商店が客引き行為をなくすという統一した気持ちを持ち、私どもも協力して、道路管理者としての立場で、看板の規制もあわせて皆様と一緒にやっていきたい。
  • 委員:青少年の健全育成から、防災行政無線を用いて「夕やけ、小やけ」の音楽を放送し、子どもたちに安全な時間帯での帰宅を促している。その他、柏市少年補導委員連絡協議会、柏市青少年相談員連絡協議会、柏市青少年健全育成推進連絡協議会の皆様とは、常日頃から強く連携を図り、また地域の防犯活動に協力してもらっている。さらに、柏市PTA連絡協議会では、個人宅や店舗の協力を得て、子どもたちが登下校時いざという時に避難できる場所として「子ども110番の家」の設置活動を行うなど、子どもたちを守る取組をしている。また、まちづくりの観点から、地域の要望にあわせて、防犯に関する講座等の実施を検討している。引き続き、関係団体等の皆様と連携を図りながら、安全で安心なまちづくりの推進に取り組んでいく。
  • 委員:今年度、柏の葉中学校1校が開校して、小学校42、中学校21校、市立高校1校、合計64校で、約33、000人の子どもたちが学んでいる。学校を中心とした子どもたちの安全対策について、昨年度は松戸市で痛ましい事件があり、今年度は流山市内で通り魔(傷害)事件があり、その年度ごとに、登下校時のパトロールを柏警察署、防災安全課を始めとする庁内関係部署と連携して、市職員が登下校のパトロールを行った。このような状況を踏まえて、常に地域と連携して防犯活動を進めていく必要があり、今年度は、地域のボランティアの方々と連携をより活発にしていくため、学校ごとにベストを作成した。また、その他にも必要な物品があるかアンケートを取り、必要に応じて順次、物品の配布をしていく。各学校に防犯カメラを設置しているが、当初、平成31年度までに全校に設置する計画であったが、様々な事件の発生を考慮して、前倒しして、平成29度中に防犯カメラを全校に設置した。さらに、今年度は防犯カメラの抑止効果を高めるため、学校の校門、裏門に「防犯カメラ稼働中」の看板を設置し、より犯罪抑止の効果を高める計画をしている。交通安全ということも大事な取組であるが、小学校低学年への防犯、交通安全教室を毎年度、全ての学校で、実施している。これについても引き続き実施していく。最後に、通学路の安全対策について、危険箇所の洗い出しのため、柏警察署、道路管理者、関係機関、団体と連携して進めていく。
  • 委員:柏市内の刑法犯認知件数は、3年連続3、000件台で治安が回復しているが、松戸市内の事案、流山市内の通り魔事件、新潟県内における事件、振り込め詐欺の急増などの犯罪が発生しており、いまだ体感治安は悪いのではないかと思う。子どもの安全に関する、防犯教室、交通安全教育は、教育委員会の指導により、柏市内全校で実施しており、柏市は防犯意識が高いと感じる。電話de詐欺関係では、緊急事態ということで、本年3月、警察本部長と千葉県知事の連名のメッセージが発出されるなど、喫緊的な状態である。警察では、不定期に柏駅構内など主要な駅に制服を着た警察官を配置し、受け子などを警戒したことにより、5月中の発生を抑止することができた。(ここで最近の電話de詐欺の事例紹介) 最後に、犯罪抑止には地域の力が重要で、青色回転灯装着車両によるパトロールは細い道など地域と連携して実施して欲しい。
  • 事務局:連絡事項として、7月28日、29日に開催される柏まつりにおいて、「振り込め詐欺防止」「客引き防止対策」の横断幕を掲げて啓発活動をする。
  • 事務局
    防犯ポスターの審査員を決めたい。
  • 委員
    事務局に委任したい。
  • 事務局
    委員長、副委員長及び市総務部長である成嶋委員にお願いしたい。
  • 全委員
    異議なし。(委員長、副委員長、成嶋委員に決定)

    以上