平成27年度第1回柏市安全安心まちづくり推進会議報告書

1 開催日時

平成27年5月28日(木曜日)午前10時~午前11時40分

2 開催場所

柏市役所 第5・6委員会室

3 出席者

委員

野中和雄委員長、増谷弘美副委員長、富田美代子委員、多田愛子委員、木村修委員、吉田勝彦委員、佐藤小百合委員、木村仁委員、野口進委員、落合勝委員、鈴木愛彦委員(代理)、鬼澤徹雄委員、大竹正祥委員、石井健三委員、藤江美紀雄委員、藤木亮平委員(代理)

(事務局)

鈴木課長、田村副参事、岩津主査、繁田副主幹、染谷主事、竹之内主事、柏市防犯協会北村事務員

傍聴者

無し

4 内容

  1. 開会
  2. 挨拶
  3. 委員長、副委員長の選出 
  4. 議事
    • 平成26年度安全安心まちづくり推進事業結果について
    • 平成27年度安全安心まちづくり推進事業方針について
    • その他
  5. 閉会 

5 議事(概要)

平成26年度安全安心まちづくり推進事業結果について 

 事務局 田村から説明

〈以下、質疑応答〉

  • 委員

 平成26年中柏市内刑法犯認知件数について、前年比約1、000件の減少であるが、主な要因は何か。

  • 事務局

 平成26年3月のあけぼのの通り魔事件を受け、本市は情報発信、注意喚起及び啓発活動を強化し、市民の意識も変化した。また、昨年からはサポカーの運用についても、大きく変更をした。具体的には、従前は主に通学路の巡回ばかりを行っていたものを、裏路地や人目に付かない場所等の犯罪の発生しやすい箇所を、柏警察署からの情報を基に、毎日ルート選定しパトロールするようにした。その結果が現れたと考える 。

  • 委員

 「平成26年度安全安心まちづくり推進事業結果について(2ページ)」より、犯罪発生件数の全体数が減少しているなか、事務所荒しの発生件数は増加しているが、原因は何か。

  • 事務局

 犯人は、人のいなくなる時間帯等をよく研究しており、午前2時から明け方までの間に犯行をすることが多い。その時間帯はサポカーによるパトロールも難しいので、今後、柏市と警察の連携を強化し対応する必要がある。また、工事現場から銅線等を盗難する事件も多い。工事現場は人が居住している場所ではないので、人がいなくなる夜間に警備員を雇う等するようお願いしている。

  • 委員

 「平成26年度安全安心まちづくり推進事業結果について(13ページ)」振り込め被害調査アンケートによれば、近所付き合いが濃密な人であっても被害に遭うようだが、なぜか。

  • 事務局

 振り込め詐欺犯罪の手口を知っている人であっても、いざ電話がかかってくると騙されてしまう可能性があるため。そのことをいかに市民へ伝えられるかが今後の課題である。また、金融機関は高齢者が大金を降ろす際に、理由等を確認するのだが、二者間でトラブルとなることが多い。市による振り込め詐欺対策に関する条例を制定していきたい。

 平成27年度安全安心まちづくり推進事業方針について

 事務局 繁田から説明

〈以下、質疑応答〉 

  • 委員

 周囲から目隠しとなる植え込みについて、学校や公園に多く見受けられるが、管理者に対しどのように指導しているのか。 

  • 事務局

 柏市公共空間防犯環境整備基準に基づき、同基準に適合するよう指導している。 

 その他(各委員より報告等)

  • 委員

 商店会に対する、防犯灯及び防犯カメラの補助に力を入れている。現在までに6商店会が防犯カメラの設置をしている。今後の設置に当たっては、柏警察署に助言いただく等し、効果的な設置箇所の選定をしたい。福知山市の事故もあったが、柏祭り及び手賀沼花火大会について、商工会議所と協力し、火気の使用に注意する。その他、柏駅周辺のまちづくりとして、柏エリアマネジメント協議会の設立及びアーバンデザインセンターの設置がされた。今年度の事業としてまちの美化活動を行うボランティアの育成に取り組む。また、柏駅前のビラ配りや客引き排除の対応も検討したい。

  • 委員

 市で管理する道路照明灯約4、500基のLED化を進めており、今年の8月末までに完了予定である。CO2及び経費の削減を目的とするが、照度が高くなるため、防犯の一助にもなると考える。また、市営駐輪場利用者に対し、施錠の徹底を周知するよう市営駐輪場管理者に指導する。

  • 委員

 中高生のインターネットトラブルが増加していることを受けサイバーパトロールを開始した。市内の小中学校及び高等学校の学校裏サイトを検閲し、誹謗中傷や不適切な書き込みがないか点検している。昨年は悪質な案件が28件発見され、各学校に通報し、サイト上から削除した。また、インターネット型の非行が増加しており、知らぬ間に、受動的に非行に加わってしまう生徒も増えている。スマートフォンの利用について、小学校低学年の児童を対象に啓蒙活動を行っている。

  • 委員

 学校への防犯カメラの設置を進めており、今年度は小学校2校、中学校3校を予定している。通学路の安全対策について、警察、道路管理者その他関係機関と連携し、通学路の危険箇所の対策を行いたい。

  • 委員

 防災安全課に警察官OBを任期付き採用職員として採用し、同課防犯担当の体制を強化した。

  • 委員

 犯罪発生件数は減少している。減少傾向を継続できるよう尽力する。また、関東管区機動隊員が柏警察署へ異動となった。市内警ら活動等を強化する。

  • 事務局

 防犯ポスターの審査員を決めたい。

  • 委員

 事務局に一任したい。

  • 事務局

 委員長、副委員長及び市総務部長の鬼澤委員にお願いしたい。

  • 全委員

 異議なし

  <委員長、副委員長、鬼澤委員に決定>

  • 委員

 中高生は自転車通学者が多い。全国的に自転車の利用が問題視され、道路交通法の改正が話題となっているが、柏市においてはどのような広報、啓発活動を行うのか。

  • 委員

 先日、西原中で県警本部と県教育委員会の主催で、生徒及び教員を対象にした自転車交通安全教室が開催された。この研修で得た成果をもとに、各学校で交通安全教育を進める。

  • 委員

 どの程度の期間で全校への講習会を実施できるのか等、具体的な計画を立てられたい。

以上