平成24年度第1回柏市安全安心まちづくり推進会議報告書

1 開催日時

平成24年5月22日(火曜日)午前10時~11時55分

2 開催場所

柏市役所本庁舎 5階 第5・第6委員会室

3 出席者

(委員)

 為成勝五郎委員長、増谷弘美副委員長、日暮昇委員、前川太一郎委員、木村修委員、吉田勝彦委員、池邊晃司委員、武田正人委員(代理人)、野口進委員、落合勝委員、大谷一也委員(代理人)、吉田克夫委員、大竹正祥委員、後藤清委員(代理人)、草野啓治委員、浮谷満委員

(事務局)

 平島防災安全課長、藤﨑副参事、石戸リーダー、岩津主任、染谷主事

4 内容

  1. 開会
  2. 挨拶
  3. 報告事項
    • 委員の変更について
  4. 議事
    • 平成23年度安全安心まちづくり推進事業報告について
    • 平成24年度安全安心まちづくり推進事業計画について
    • 柏市暴力団排除条例の施行について
    • その他
  5. 講話
    • 柏市の犯罪情勢について
  6. 閉会

5 議事(概要)

(1) 平成23年度安全安心まちづくり推進事業報告について

事務局 石戸から説明

<以下、質疑応答>

  • 委員
    防犯ポスター応募件数の件。平成22年度から23年度にかけて大幅に減っている。なぜ少なくなったのか。学校教育側に心当たりはあるか。
    安全安心まちづくりキャンペーンの件。これについても、前年比で参加者が減っている。当日は雨だったのか。参加者の意識が下がってきているのではないか。
    街頭防犯カメラの件。昨年設置したことによる具体的な成果はあるか。
    全国安全都市会議の件。担当者会議には、どんな役職の人が参加したのか。
  • 事務局 石戸
    防犯ポスターは柏警察署との共催事業である。昨年も御指摘があったが、応募者が少なくなった原因は把握していない。
  • 浮谷委員
    防犯ポスター以外にも、緑化や水道、火災など多くの課題が児童・生徒に与えられる。それを各自が選んで応募している状況。明確に減った理由はわからない。担当教諭の意識の問題等もあるが、今後も各学校へ啓発していきたい。
  • 事務局 石戸
    キャンペーンについて。当日は午前中までかなり雨が降っていたことから、参加者が減ったのではないかと思われる。
  • 事務局 藤﨑副参事
    防犯カメラ設置の効果について。昨年は、平成22年に比べて、犯罪が約1、000件減っている。特に、ひったくりについては、平成22年は警察署別では県下ワースト1位の発生数であったが、昨年は約70%も減少した。約220件から約60件になった。防犯カメラ設置の効果もあったと考えている。
  • 事務局 石戸
    全国安全都市会議は、今年の1月に会議があり、藤﨑副参事と石戸の2名で出席した。

(2) 平成24年度安全安心まちづくり推進事業計画について

事務局 石戸から説明

<以下、質疑応答>

  • 委員
    青色回転灯の貸し出しについて。手続きをもっと簡素化できないか。そうすればもっと活動する人が増えると思うが。
    もう一点。サポカーの音声広報の件。音が小さくて、よく聞こえない。ある程度の音量が必要と思うがいかがか。
  • 事務局 石戸
    青色回転灯は、各町会や自治会で車の提供者を見つけて欲しい。提供者が見つかれば、その後の手続きは、車検証の写しや車の写真を提出してもらうなど、比較的簡単である。事務局もお手伝いする。
    サポカーの音量については賛否両論ある。その人の捉え方、広報中の車のスピードや場所によっても違う。状況に応じて、ボリュームの調整をさせている。御意見として承る。
  • 委員
    市民安全パトロール隊事業の件。昨年度に比べて、予算はどのくらい削減できたのか。また、現在までの成果は。
  • 事務局 石戸
    昨年度は、臨時職員を雇用して実施していたため、その人件費等その他の費用を含めて、年間で約1、700万円かかっていたが、今年は見積もり合わせの結果、事業費は約1、500万円となったため、約200万円削減できた。
    従来は午後7時までの活動であった。午後7時以降は、昨年は県の補助事業である警備員による駅周辺のパトロールを行っていたため、昼間と夜間と上手く役割分担ができており、夜間のパトロールも成果があがっていた。
    しかし、今年は県の補助事業がなくなるため、サポカーの活動時間を後ろにずらして、夜間の犯罪抑止に対応する形をとった。
    ひとつ例をあげると、例年、市立柏高校周辺で夜間に不審者事案が発生していたが、フォローできなかった。しかし、今年は夜の時間に合わせてパトロールできるようになった。犯罪者の出やすい時間をフォローできるようになったことは、良い効果だと考えている。
    市としては、昨年度よりも予算は削減するが、効果は逆に高めたいという思いで進めてきた。今後は、一年間の犯罪の発生状況を把握しつつ、本事業を検証していきたい。
  • 委員
    新規事業として「AnAnのつどい」をやるとのことだが、昨年までを見ると、それほど参加者が減っているというような印象はないが。どうなのか。
  • 事務局 石戸
    エンジョイ・パトロールの情報交換会などは、参加者が減少傾向であり、参加する方はリピーターに偏ってきている。また、内容もややマンネリ化してきているので、それを解消したい。
    まずは、実施日を平日から土曜日に変更し、参加対象もエンジョイ・パトロール登録者に限定せず、オープンな形にしたい。一般の参加者については、その場でエンジョイ・パトロールに登録してもらうようにしたい。

(3) 柏市暴力団排除条例の施行について

事務局 藤﨑副参事から説明

特に、広報かしわ6月15日号の記事掲載、市内の飲食店を対象とした説明会、また、千葉県街商組合の設立について説明した。

さらに、条例の施行に伴って、今後、本会議で委員の皆様から御意見を伺う場合もあるので、推進会議要領第2条の「協議事項」に、「暴力団排除条例に関すること」を追加したい旨、提案した。

<以下、質疑応答>
  • 委員
    街商組合は以前からあるのか。
  • 事務局 藤﨑副参事
    昨年9月に事業認可された。県警本部の捜査四課が指導してつくらせた団体。組合に入るには、県警本部の審査が必要である。
    なお、推進会議要領の協議事項への追加については、特に意見等なかったため、承認されたものと判断する。

(4) その他(各委員から報告事項等)

  • 後藤委員(代理人)
    特にはないが、防犯灯の設置場所について要望があれば、協力したい。
  • 大竹委員
    暴力団排除条例の関係。県の補助金は、補助金の要綱等、すでに条例に対応したものとなっているので、今後、市の補助金についても、県にならって対応していきたい。
    また、駅周辺の活性化も、安全安心まちづくりに配慮しながら進めていきたい。
  • 草野委員
    生涯学習部は、青少年の健全育成の視点から事業を進めている。本会議に出席している、少年補導委員、青少年相談員、青少年健全育成推進員、PTA連絡協議会の皆様にも御協力いただいている。
    暴力団排除条例についてであるが、生涯学習部の所管では、スポーツ施設、公民館、図書館が関係してくる。7月1日の条例施行に向けて、準備を進めていきたい。
  • 浮谷委員
    現在、市内の児童・生徒は、約31、000人である。日頃の皆様の御協力に感謝する。学校教育部としては、昨年と同様の事業を行っていく。柏警察署に御協力いただいて、新入生の交通安全、防犯教室を開催している。
    昨年の松戸市での事件、不審者の事案の時は、対応に追われた。また、最近は全国的に子どもの交通事故が多くなっている。
    子どもたちが不審者の被害に遭わないような教育の徹底と、通学路の交通安全を確保するための整備など、進めていきたい。
    現在、スクールメールには、約30、000人が登録している。先日の断水時にも活用した。様々な形で活用している。
    昨年度の不審者通報は158件で、近年では最多となっている。特に露出が多い。今後も、皆様にお願いしながら、子どもの安全確保に努めていきたい。
  • 吉田克夫委員
    日頃の皆様の活動に感謝したい。また、先の断水の件では、市民の皆様に大変な御迷惑をおかけし、お詫びする。
    先週の断水の件は、防犯の面と通じるものがある。市民に危機の状況をどうお知らせするのか、ということである。あらためて、今回のことを教訓にして、対応していきたい。
    防犯事業については、やはり抑止が第一と考えている。皆様から御意見をいただいて、様々な観点から抑止の施策を考え、地域の状況、そういったものを積み重ねていって、地域の安全と安心を守っていく。日常的な活動を繰り返し行っていく。これが結果的に地域の安全につながると考えている。
    今年の重点事業としては、市民安全パトロール隊事業と暴力団排除条例の施行がある。いずれの事業も、市民の皆様に関わりが大きいと思われるので、事業がつつがなく推進できるように御協力いただきたい。
    また、柏の葉キャンパス交番が今年の秋にできるということで、柏警察署の分署化は難しいのかもしれないが、こうして警察力も少しずつ高まっていくのではないかと思っている。
    引き続き、皆様の御協力をお願いしたい。
  • 委員
    暴力団排除条例について。柏市の暴力団情勢を知りたい。先ほどの説明の中で、施設の利用については、組織としてはダメだが、個人は認めるということだった。そのへんをどのように判断するのか。
  • 事務局 藤﨑副参事
    市内には、現在8ヶ所の事務所がある。馬橋七代目の本部事務所は緑ヶ丘にある。市内には、住吉会系が200名、その他数名。千葉県全体の約1割がいる。
  • 市の施設利用に関しては、申込書の段階で判断することになる。たとえ偽名を使ったとしても、開催直前に来る人間を見ればわかる。その場合は、警察に緊急照会をして、対応してもらえる。そのような内容を盛り込んだ協定を、これから結ぶ。事業者については、市、県、または、警察に相談して欲しい。
  • 事務局 染谷
    防犯ポスターの審査員の件について説明。
    説明後、ポスター審査会自体の概要がよくわからない、審査員には女性も入れた方が良い等の意見があり、協議の結果、次の3名に決定した。
    • 為成委員長
    • 増谷副委員長
    • 吉田克夫委員

6 傍聴者

1名