平成29年度8回 柏市行政不服及び情報公開・個人情報保護審議会会議録
1 開催日時
平成30年2月27日(火曜日)午前10時から午後0時15分まで
2 開催場所
柏市柏五丁目10番1号
柏市役所本庁舎3階 庁議室
3 出席者
1.委員
神谷会長、冨田副会長、廣田委員、飯森委員、釼委員、中村委員、守屋委員、石井委員、大野委員及び高木委員
2.諮問庁
議題(2)関係
消防局警防課 山澤参事
消防局企画総務課 小池副主幹
3.事務局
成嶋総務部長、野口行政課長、田崎統括リーダー、橋爪担当リーダー及び間舘主事
4 議題
-
個人情報の取扱い及び事務届出について(報告)
-
実施機関以外の者への保有個人情報の提供について(諮問)
- 柏市立中学校重大事態に係る調査報告の部分開示決定に対する審査請求について(第12回)
5 議事(要旨)
事務局から、前回の審議会(平成30年1月12日)以降の事務処理経過の報告及び本日の議題の説明をした後、次第に従い議事を進めた。
なお、行政不服審査法の趣旨(公正性の確保)に鑑み、部分開示の意思決定に関わった職員(田崎)は議題(3)の審議の間退室した。
議題 1.個人情報の取扱い及び事務届出について(報告)
事務局から資料1-ア及び1-イ基づき報告を行った。
特に質疑はなかった。
議題 2.実施機関以外の者への保有個人情報の提供について(諮問)
ア 諮問庁より資料2-1及び2-2に基づき、説明を行った。
諮問庁への主な質疑は次のとおり。
(質問)住民基本台帳に記載されている情報を提供するとのことだが、更新の頻度はどのくらいか。
(回答)月に1回、増減した分のみ更新する。
(質問)住民記録の取出端末から記憶媒体を用いて情報を移すとのことだが、そもそもUSBを使用できてしまうことがセキュリティ上問題ではないか。
(回答)情報の抽出と移動の作業は住民記録を管理している委託業者が実施しており、また情報については暗号化していることから、セキュリティ上は問題ない。
(質問)2市での指令センター業務が10市に広域化されるが、そのメリットは何か。
(回答)各市で指令センターを建設運営するには、相当の経費を要する。指令業務を共同運用することにより、その経費及び人員を削減することができる。また、広域的な災害等が発生した場合、消防車や救急車が団体間で融通しやすくなる等迅速な応援体制がとりやすい。
(質問)他市に緊急車両を融通した結果、当該車両が不足することにならないか。また、1箇所にまとめられた指令センターが災害により機能しなくなった場合の対応は。
(回答)緊急車両の融通については、基準を定めて必要台数を確保した上で運用するので、消防業務に支障をきたすことはない。また、指令センターが災害に遭ったとしても、各市で個別の指令センター機能は保持しているので指令業務に支障なく対応できる。
(質問)災害弱者情報は、どういう形でデーターベース化されているのか。また、どこが管理しているのか。
(回答)柏市消防局で登録を行っている言語や聴覚に障害のある人を対象とした「ねっと119」と、柏市福祉部で登録を行っている高齢者を対象とした「緊急通報システム」による通報を受け付けている。いずれも本人の自発的な提供によって収集しているものである。
(質問)前回の諮問より提供する項目が増えているのか。現場取得情報は今回から扱うのか。
(回答)今までと提供する項目は変わらない。今回諮問するに当たり、提供する個人情報を精査した結果、現実に即して個人情報に含まれるものを記載した。現場で取得した個人情報はこれまでも指令センターに提供していたが、前回の諮問書の記載には漏れてしまっていた。
イ 質疑終了後、諮問庁は退出し、審議を行った。実施機関以外の者への保有個人情報の提供について特に異論はなく、可とすることとした。
議題 3.柏市立中学校重大事態に係る調査報告の部分開示決定に対する審査請求について(第12回)
本件は不開示情報を取り扱う可能性があるため、非公開で審議を実施した。
6 傍聴人
0人
7 次回開催日時(予定)
平成30年3月22日(木曜日)午前10時から