平成28年度柏市総合教育会議会議録

1 開催日時

平成28年10月18日(火曜日)午前10時~10時35分

2 開催場所

柏市役所 本庁舎 3階 庁議室

3 出席者

(1)構成員

秋山市長、河嶌教育長、塚本教育長職務代理者、原田委員、吉田委員、牧田委員(6人/6人)

(2)事務局・関係者

石黒副市長、岩崎企画部長、篠原生涯学習部長、山本学校教育部長、山口学校教育部理事、小城生涯学習部次長兼教育総務課長、飯田学校教育部次長兼学校教育課長、中村企画調整課長 他

4 傍聴者・報道関係者

傍聴者3人、報道関係者1人

5 議題等 

  1. 平成29年度教育重点施策について 
  2. その他

6 配布資料

7 会議の公開・非公開

公開

7 議事要旨

(1)市長挨拶

本日は、次年度の教育重点施策を議題の中心として、教育委員の皆様と協議する。

(2)平成29年度教育重点施策について 

資料3について学校教育部より説明を行い、その説明を踏まえ市長及び各委員から以下の意見が出された。

(意見趣旨)

  • 現在、教員の中間層の人数が少なく、その影響を小さくするためにも、教員の人材育成は大事なことである。
  • 学びづくりフロンティアプロジェクト実施校を視察して、先生と子どもたちの様子、授業のやり方など、その取組の効果が現れていると感じた。市内全校に対して順番に実施できるよう今後の予算を検討して欲しい。
  • 例えば、教室では今日の授業の目標を黒板に書いて、子どもたちが今日は何を学ぶのかが分かるように工夫することなどを学校全体で取り組んでいることはとても良いことだと思う。
  • 学びづくりフロンティアプロジェクトにおいて個人カルテを作成するとあるが、先生の負担が増すばかりだと、子どもたちに接する時間が割かれてしまうのではないかと心配になる。
  • 人材不足を補うべく定年された校長先生の再雇用等を推進しているが、例えば元教員の主婦など一度学校を離れた方に対して、復帰のための研修を受ける機会を設けるなど、離職された方が教育現場に戻れるようなシステムについても検討して欲しい。
  • これまで蓄積してきた大量のデータを活かした取組は良いことだと思う。チーム学校という名の下、教師全員が一丸となって一人ひとりの児童生徒を見ることは、児童虐待の把握やいじめ等のトラブルを先生一人が抱えこまないようになるなど、様々なセーフティネットにつながる取組にもなると思う。
  • 人材育成の施策に関連して、その効果がでるのは5年、10年先になると思うので、ベテラン教師のノウハウやスキルが引き継がれず喪失することの無いよう、積極的に今のうちから手を打っていただきたい。
  • 子ども一人ひとりのデータを積み重ね個の伸長を測る取組は他の自治体ではあまりないこと。個人に目を向けて育てていくことは大切なことである。ただし、今後予定される外国語活動や道徳の教科化、プログラミング授業など、教師の負担が大きくなるので、ITを活用した分析などを取り入れ、教師の負担を軽減する取組も必要。
  • 各学校長の学校経営に対する姿勢、特にチーム学校の推進という点で変わってきており、各学校が同じ方向性に向かって進んでいることをとても感じている。良い成果につながるよう、この総合教育会議で話し合ったことが来年度に反映されることを期待している。

(市長総括)

  • 教育に力を入れるには、予算の裏付けが無ければ担任や校長先生に負担ばかりかかってしまう。本日出たご意見も踏まえながら予算編成につながるよう検討する。

(4)その他

次回の開催については、緊急等の場合を除き、次年度に開催する。

以上

関連ファイル