第8期第11回行政改革推進委員会会議録

1 開催日時

平成28年2月19日(金曜日) 午後2時~午後3時15分

2 開催場所

柏市役所本庁舎5階 第2委員会室

3 出席者

(1) 委員

髙野会長、伏野副会長、上野委員、溝口委員、岡田委員、薦岡委員、竹之内委員、村越委員

(2) 柏市

(執行部) 石黒副市長、鬼澤総務部長、岩崎企画部長、谷口総務部次長兼資産管理課長、岡村主幹、松﨑副主幹、山本営繕管理室主幹
(事務局) 中山行政改革推進課長、小倉副参事、阿藤主査、薮﨑主事

4 議題等

(1)柏市第二次行政経営方針(答申案)について

(2)その他

5 配付資料

6 議事

(1)柏市第二次行政経営方針(答申案)について

執行部から「柏市第二次行政経営方針(答申案) 」について説明を行い、これについて質疑と意見の聴取を行った。主な内容は、次のとおり。
なお、答申案については、修正事項を反映させ、答申とすることが決定した。

  • 1ページに「少子高齢化と人口減少社会」とあるが、今は少子高齢化によって人口減少が進んでいると思われるので、「少子高齢化」・「人口減少社会」の言葉を「と」の接続詞で並列に結ぶよりは、「少子高齢化に伴う人口減少社会」と表現してはどうか。
    次に、5ページの図表6にある「BPR」とは何の略称か。
    また、8ページの計画体系の図表において、第五次総合計画の計画期間は10年であるが、柏市第二次行政経営方針の計画期間は5年である。そうすると、5年のうち最初の数年は色付けされている取組みを実施し、残りの数年でその他に取組むと勘違いされるのではないか。あえて色づけしなくてもよいと思う。
    10ページでは、取組み項目の「その他」の欄について、横浜市で公用車に広告を掲載している事例があるので、参考にしていただきたい。
    13ページに「部局単位のマネジメント」とあるが、第五次総合計画では「部課」という表現があるため、整合性を図るべきではないか。
    18ページについて、グラフの線の色分けが何を示しているのかわかりにくいので、各線の説明を加えてはどうか。
    19ページの財政見通しでは、5年間の収支は均衡になっているものの、単年度で見ると収支がマイナスの年度がある。これは努力しても赤字が出るという意味だと思うが、単年度で収支均衡にすることが基本的な考え方ではないか。
  • 18ページのグラフは、グラフの凡例があったほうがよい。また、グラフでは実績値と推計値の両方が一つの線で示されており、実績値が将来に渡って伸びているように見えるのは違和感を感じる。
  • 財政見通しは、行政改革の取組み前後を16ページと19ページがセットになって示していることから、修正しないほうがわかりやすいと思う。そのため、図表は修正せずに、単年度で赤字にならないことについて注釈をつけてはどうか。
    (回答)1ページの表現については、御指摘のとおり修正する。
    5ページにある「BPR」は、「Business Process Reengineering」の略で、業務プロセスの再構築という意味である。
    8ページの計画体系について、第五次総合計画では優先順位を明確にするため重点的に取組む施策・取組みを色づけしている。一方、行政改革の取組みについては、どれも積極的に取組むつもりなので、特に優先順位はつけていない。
    13ページの「部局単位でのマネジメント」の表現については、第五次総合計画と関連しない内容なので、現状の表現のままとさせていただきたい。
    18ページのグラフについては、凡例をつける。また、実績値の箇所は色を変えて、推計値とは異なることを明確にする。
    19ページの財政見通しは、財源不足は財政調整基金等で補うので、単年度の収支が赤字になるわけではない。単年度で赤字にならないことについて、注釈をつけることとする。
  • 答申案について、委員会として市長に伝えるべき意見があれば付帯意見にしたいと考えるが、いかがか。
  • 今後の課題として、外部評価は検討してもらいたい。また、柏市第二次行政経営方針を実行するために、アクションプランを確実に取組むことについても追加してはどうか。
  • アクションプランの実施を強調する意見を入れてはどうか。
    (回答)柏市第二次行政経営方針に位置づけた各事業はアクションプランを作成して進行管理することをより強調するために、事務局案として提示させていただいた。
  • この委員会の意見は十分尊重するという文言を入れてはどうか。
    (回答)これまでの委員会における意見は、可能な限り行政経営方針に盛り込んでいる。行政経営方針に盛り込めなかった内容や強調したいものを付帯意見としていただきたいと考えている。
    (回答)アクションプランに関する付帯意見について、「アクションプラン策定に当たっては行政改革推進委員会での意見を踏まえるとともに」と表現するのはどうか。
  • 「策定に当たっては」の後に、「行政改革推進委員会の意見を踏まえつつ」といった旨を加えることとする。外部評価については、外部評価を前向きに検討してほしいということを付帯意見とする。
  • 財政運営の指標を理解するには、知識がある程度必要になる。国では財政状況を家計に例えて説明しているが、柏市でも同様の取組みはあるのか。家計に例えれば、専門的な知識がなくても健全に財政運営されていることが理解しやすいのではないか。
  • 第五次総合計画は概要版があるが、柏市第二次行政経営方針は、どのように市民に周知するのか。わかりやすい形で市民に伝えてほしいと思う。
    (回答)家計に例えるなど、わかりやすく周知するための手法を検討していく。
  • パブリックコメントが1件もなかったことが気になる。パブリックコメントの募集方法等に何か課題があるのかもしれないので、今後改善に向けて検討してもらいたい。
  • 今回の柏市第二次行政経営方針に限らず、市民周知という点で行政が市民に近づいていくように努力してほしい。 

(2)その他

企画部長より委員に対して謝意を表するとともに挨拶を行った。
また、平成28年度は第8期行政改革推進委員会を継続し、公共施設等総合管理計画に関して議論することについて了承を得た。

7 傍聴

(1)傍聴者

1人

(2)傍聴の状況

傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。

8 答申

答申
高野会長から秋山市長への答申の様子

 

 

 

 

 

委員会終了後、柏市第二次行政経営方針について、髙野会長から秋山市長に対して答申を行いました。

柏市第二次行政経営方針について(答申)(PDF形式 34キロバイト)