平成24年度第2回行政改革推進委員会会議録
1 開催日時
平成24年9月24日(月曜日) 午前10時~11時
2 開催場所
柏市役所 本庁舎3階 庁議室
3 出席者
(1) 委員
山﨑会長、長妻副会長、髙野委員、中野委員、徳山委員、水嶋委員、竹之内委員、小野寺委員
(2) 柏市
(執行部)猿渡企画部長、中山財政課長、酒井主任
(事務局)池田企画部次長兼行政改革推進課長、小倉主幹、山田主査、野口主査、石田主事
4 議事次第等
- はじめに
- 柏市行政経営方針アクションプランについて
- その他
第4回事業仕分けについて - 閉会挨拶
5 内容
(1) はじめに
事務局から傍聴者人数の報告、傍聴要領等について説明を行った。
(2) 柏市行政経営方針アクションプランについて
執行部より平成23年度の柏市の決算の概要について説明を行った。
<主な質疑や意見等>
- 委員
震災復興特別交付税が平成23年度に約21億円交付されたとのことだが、この交付税はいつまで交付されるのか。
- 執行部
明確な期限はきまっていない。交付された金額のうち一部の執行については、平成24年度以降に繰り越す。
- 委員
災害復旧費が約4億5千万円あるが除染費用は物件費として支出するのか。
- 執行部
放射線対策事業のうち、焼却灰保管等にかかる費用については物件費として支出しているが、除染費用は基本的に災害復旧事業費として支出している。
- 委員
震災復興特別交付税は全額放射線対策事業に充当することはできるのか、残ることはないのか。
- 執行部
放射線対策事業の財源については、全額を国で財源措置するよう要望している。平成23年度における放射線対策事業の財源は、財源措置が不透明であったため、国庫補助金(環境省)と震災復興特別交付税を重複して要望した。今後、この分については精算していく。
- 委員
債務残高の目標値はいくらとしているのか。
- 執行部
具体の目標額はないが柏市行政経営方針では、将来負担比率の目標値を85%としており、その中で管理していこうと考えている。
- 委員
一般会計歳入のうち、前年度比で市債が約10億円増えているが、これがなければその分、収支を圧迫したのか。
- 執行部
市債充当が前提として実施された事業のため、収支拡大を狙って借り入れたものではないと認識している。
- 委員
経常収支比率の数値が上昇した理由についてどのように考えているのか。
- 執行部
原因のひとつとして下水道の繰出金において想定以上の支出があったことが挙げられる。経常的な繰出金には注視していきたい。
- 委員
扶助費が増えることは織り込み済みとは思うが、伸びが想定をはるかに上回ったことが要因ではないと認識してよいか。
- 執行部
そのとおりである。
- 委員
市民文化会館の耐震補強等、大規模な事業が控えていると聞いているが、これらの事業を実施することが債務残高に影響を及ぼす可能性はあるのか。
- 執行部
実施計画という中期的な計画の中で、投資的な経費については枠を決め、その中で新規事業を決定している。負担可能な範囲で決定するため、起債の上限もある程度決まる。償還額以上に借りないというルールで運営しているため、債務残高は減らしていけると考えている。地方交付税の振替としての機能を持つ臨時財政対策債が増額要因となりうるが、投資的経費の財源として考えると、償還額以上には借りないというルールは堅持していきたい。
事務局より柏市行政経営方針アクションプランについて説明を行った。
主な質疑や意見等
- 委員
平成23年度の取組み結果について特別会計事業では歳出削減がほとんどないのではないか。
- 執行部
御指摘のとおりである。特別会計は会計規模からも一般会計と比べ事業数自体が少ない。アクションプランは一般会計における収支不足の解消を目的としているところではあるが、特別会計の取組みにも注力していきたい。
- 委員
給与制度の適正化による効果額と平成23年度人件費の見直し額に相違があるがどういうことか。
- 執行部
給与制度の適正化による効果額については地域手当の料率変更等によるものであり、平成23年度人件費の見直し額については定員管理の適正化や給与表の変更等によるものであり、それぞれ別個のものである。
- 委員
アクションプランの対象事業の特徴や傾向等について御説明願いたい。
- 執行部
基本的には、各部局が行政経営方針を基に作成し、経営管理本部などで選別した上で決定している。それとは別に、収納対策の強化や指定管理者制度の導入検討など、行政改革の取組みとして市が推進している分野に基づき、個別の取組みをアクションプラン化している。
(3) その他 第4回事業仕分けについて
事務局より第4回事業仕分けの結果速報について説明があった。
(4) 閉会挨拶
会長より本日の委員会について閉会の挨拶があった。
6 傍聴者
(1) 傍聴者
3人
(2) 傍聴の状況
傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。