平成22年度第10回行政改革推進委員会会議録
1 開催日時
平成23年2月14日(月曜日)午後1時30分~午後3時20分
2 開催場所
柏市役所 本庁舎3階 庁議室
3 出席者
(1) 委員
髙野会長、長妻副会長、金森委員、五藤委員、都賀委員、中野委員、山﨑(直)委員、山﨑(亮)委員
(2) 柏市
(行政改革推進課)山田課長、小倉主幹、林主査、渡辺主事補
4 議題
- 柏市第三次行政改革大綱・集中改革プランの取組実績について
- パブリックコメントの結果について
- 市第四次行政改革大綱(素案)について
- 第2回柏市版事業仕分けの結果報告
5 議事
各議題について、行政改革推進課が資料に基づき説明を行った。議題の1、2、4については特に意見はなく、3の内容についての主な意見は次のとおりであった。
柏市第四次行政改革大綱(素案)「3 推進項目」について
「(1)行政運営効率化への取組み」についての意見
- 項目1.について、取組項目を見ると非常に当たり前のことが書いてある。もう少し具体的に、個々に何か書いて義務付けをしたほうがよいと思うので、マネジメントサイクルの着実な実施を明記するべきと考える。また、ただ単に「運営方針を職員に周知させる」だけではなく、職員の意識改革にどのように繋げるのかを明記したほうがよい。
- 項目2.については、行政評価や、事務事業評価等の用語を整理しないとわかりにくい。また事務事業シートは、アクションプランと一体であるべきものと考えるため、目的、内容、アクションプランとの関係をはっきりさせるべきである。
- 文言的な話だが、「1.マネジメントの強化」これを直訳すると「管理の強化」となってしまうので、例えば「マネジメントの高度化」など、ひとつ上の段階へいくイメージの言葉がよいと思う。また、項目3.で「市民や市民団体の『やる気』を最大限活かし」と書かれているが、「市民の活力を活かす」ということだと思う。併せて項目2.に、インセンティブ会計等の取り組みを入れ込み、職員のやる気ではなく活力を活性化させて効率的な事務事業を目指すというのを書いてもよいと思う。
- 項目6.について、取組項目に「タウンミーティングの」とあるが、市長以外に部課長クラスの職員も外へ出ていると思う。そのようなことも書くべきである。
- 項目7.の電子市役所という中には2つの視点があり、1つは記載されている行政サービスのことであり、もうひとつは行政内部の効率化である。ITで行政内部の情報共有化は今まで以上に進んでいるはずだから、そのことも少し書いておくとよい。
- 項目1.の文中の言葉が「マネジメントの強化」から「トップマネジメントの強化」へ変更されているが、この意図は。
柏市回答 以前の委員会から部課長のマネジメントが必要と指摘が出ていたため、トップマネジメントの言葉には色々解釈があるが、市長だけではなく部課長も念頭に置き変更した。 - やはり、トップマネジメントに違和感を感じる。トップマネジメントというと市長、副市長で、会社で言うと取締役、執行役員くらいのイメージとなる。部局長等の各部門のトップを意味するのであれば、各部門長のリーダーシップと置き換えたほうがよい。リーダーシップという言葉は、どこへ行けばいいのか指し示すところから議論をして、方向付けを行うことから入るという意味がある。市役所は官僚的になりがちのため、マネジメントや強化という言葉を使うと非常に堅いイメージとなってしまう。
- 「トップマネジメント」という言葉は、誤解を招く恐れがあるため、「幹部」等日本語で書いた方がよいだろう。
「(2)歳入増加に向けた取組み」についての意見
- 項目4.の取組項目に広告事業による収入とあるが、柏市には、アミュゼ柏や運動施設などたくさんあるので、ネーミングライツのことを出してもよいと思う。
「(3)歳出抑制に向けた取組み」についての意見
- 全体的にグラフが入り、非常にわかりやすくなったが、項目2.についてなど、答えを「計画的に修繕します」というように書くだけでなく、どのような計画で、どう修繕するかをひとつひとつより具体的に記載したほうがよい。また、仕組みを変える表現があればインパクトが出る。
全体についての意見
- 大綱とアクションプランとの結びつきを保障するシステムのようなものについて、上手く大綱のなかでイメージできるように書きかたを工夫できないかという感じがする。
柏市第四次行政改革大綱(素案)「7 実施体制」について
- 経営管理本部は、大綱を実施するために「計画期間中に達成しようとする目標・具体の実施計画及び年度ごとの実施計画」を書いたアクションプランを作ると明記すれば、大綱とアクションプランの繋がりがわかりやすくなる。
- 経営管理本部は、アクションプランの実施状況を、定期的に点検・評価(内部評価)すること。内部評価の結果を、来年度の行政改革推進委員会等の外部に報告し評価(外部評価)を受けること。この2つの評価結果を踏まえ、経営管理本部はアクションプランそのものの見直しを行い、必要に応じて修正を行うこと。しかし、基本は大綱があるから大綱の枠内で実施していくことは言うまでもない。
- アクションプランを実行・推進するのはあくまで各部局であり、経営管理本部の運営に資するため、各部局で推進本部を設置するべきである。これらの項目を本文に書いて、概念図にし、市全体のPDCAサイクルを確保する仕組みを明記するべきである。
- 21ページの図は、PDCAサイクルと関係する部署を別々に作成したほうがよいと考える。
- 現時点で、アクションプランを見ていないため、アクションプランの実効性というものを実施体制の項目で担保しておかなければいけないのではないかと思う。
- アクションプランを実行する実行部隊がないといけない。実行させなければならない経営管理本部の下にあるべきである。
- 主管者会議とはどのようなものか。
柏市回答 特別職と各部長が集まるものである。 - 主管者会議と作業専門部会の繋がりも必要だろう。
- 責任の所在、どこが何をやるのかというのを決めておくに越したことはない。
- 図について事務局から進捗管理の矢印が出ているが、これは事務局が行うという意味なのか。
柏市回答 イメージとしては、事務局の行政改革推進課が全体の進行管理を担っていくという意味で挿入した。 - これは経営管理本部の仕事である。書くとしたら連絡・調整くらいだろう。
- 行政改革大綱及びアクションプランの実施体制については、もう少し分りやすくなるよう再度検討をお願いする。
6 傍聴者
- 傍聴者
4人 - 傍聴の状況
傍聴要領に反する行為は,見受けられなかった。