平成20年度第2回柏市行政改革推進委員会会議録
1 開催日時
平成20年5月21日(水曜日) 午前10時~正午
2 開催場所
いきいきプラザ2階 研修室
3 出席者
(1) 委員
宮入副会長、小野寺委員、川和委員、小林委員、高橋委員、田端委員、野口委員、松元委員、宮里委員、吉永委員、渡辺委員
(2) 柏市
(執行部)浅羽副市長、関口総務部長、吉井財政部長、石黒企画部長、西村監査事務局長、 根本監査事務局副参事、 吉田人事課長、草野企画調整課長、石塚財政課長
(事務局)大内行政改革推進課長、行政改革推進担当
4 主な内容
付議事項について
(1) 第三次行政改革推進委員会からの提言(案)について
(2) 監査及び監査委員制度について
宮入副会長:開会
- 傍聴者注意事項 -
- 資料確認・審議事項説明 -事務局(長妻行政改革推進課副参事)
宮入副会長:次第に従って進行する。付議事項の第三次行政改革推進委員会からの提言について、事務局から説明願いたい。
事務局(長妻行政改革推進課副参事):第三次行政改革推進委員会からの提言(案)
資料120及び121に基づき説明
宮入副会長:説明について、意見や質問は。
松元委員:集中改革プランについて数字を出していただいて分かりやすくなった。さらに、読み方などの解説を加えてもらえるとより分かりやすくなる。
小野寺委員:今までの思いが達成された気がする。集中改革プランが19年度13億円積み上げるに際して協力してくれた職員を表彰するなど評価してあげて欲しい。20年度は厳しい状況のようだが、19年度を総括してもらうことが大事である。
吉永委員:提言書はどのような取りまとめ方をするのか。また、提言書の中の提言とは別立てで意見の項目があるが、この意図するところは。
宮入副会長:委員会の総意としてではないが、盛り込んでおきたい項目があれば意見として掲載する。
執行部(石黒企画部長):今までの議論の内容を論点の整理という形で掲載する予定である。
松元委員:委員総論部分は「ですます体」で、各論部分は「である体」でまとめられているが、特別の意味があるのか。
事務局(長妻行政改革推進課副参事):総論については一般論として取りまとめ、各論については委員会の意思を強く出していくために文体を変えたものである。
川和委員:意識改革のところについては、危機意識が感じられない。
宮入副会長:提言は案であり、意見があれば修正案として出して欲しい。
吉永委員:たたき台であり、各々の思いで修正されては。
宮入副会長:集中改革プランの進行状況の資料で投資的経費削減分など数字が記入されていないのはなぜか。
事務局(長妻行政改革推進課副参事):出納整理期間後の対応となる。
小野寺委員:民間では前年度の数値が確定しなければ、次の年度に移行できない。19年度が終わっていない段階で、20年度が始まったという感じである。
事務局(長妻行政改革推進課副参事):出納整理期間は、自治法で定められた制度で、年度内に発生した債務の支払などに充てるためのもので、5月末日までを当該期間としている。
宮入副会長:20年度の見込みが目標達成できていない要因はどこにあるのか。
事務局(大内行政改革推進課長):現時点では分析ができていない。今後要因を分析して実施本部において進行管理をしっかり行っていきたい。
小野寺委員:集中改革プランが20年度12億円足りていない状況を執行部はどのように捉えているのか。
宮入副会長:当初のプランに新たなプランが追加されているが、既存のプランの進行管理だけではなく、新たなプランをもっと増やすようにして欲しい。
執行部(石黒企画部長):目標が達成できるように努力を続ける。指標の経常収支比率についても、90パーセントを達成できればよいというのではなく、さらに上の目標に向けてやっていく。
小野寺委員:役所の規定路線だけでなく、民間における常識があることも念頭において進めて欲しい。
宮入副会長:次に副題の検討に入る。先ほども、川和委員からのご指摘があったとおり、職員の意識改革が重要である。集中改革プランを中心に、PDCAを回し、気づきの動機付けを行って欲しい。つまり、ラーニングサイクル、学びながら進めていくものであり、何のために何をやっているのか明確にしなければならない。
吉永委員:渡辺委員の案をもとに「市民と行政とが協働して創る中核市かしわ」を提案する。
高橋委員:短い方が良いと思うので「市民と共に創る中核市かしわ」を提案する。
小野寺委員:中核市をというのではなく「市民といっしょに協働・共助して創るあたらしい柏市に向けて」を提案する。
宮入副会長:以上の3つのうちから次回決めていきたい。
次に、監査及び監査委員制度について検討を行う。当委員会としての結論を出すに至っていない。各委員が共通の理解ができているかというところもあり、再度監査及び監査委員制度について整理をお願いを した。これを踏まえて吉永委員の提案の取り扱いを決定する。資料の説明を願う。
事務局(宮島行政改革推進課主幹):監査及び監査委員制度
資料119に基づき説明
宮入副会長:今回の提言書の中に監査及び監査委員制度についての記述を行ったが、別途必要なのか。必要だとすればその理由について吉永委員のほうから説明願いたい。
吉永委員:監査委員が独立した機関としてできてきたのか。識見を有する者には柏市の行政に専門的な知識が必要であるとは考える。しかしながら、トップは、アイデアで勝負するものであり、市長がその例だ。これと同様に外部から柏市の行政に専門的な知識がない人が来ても、監査できるものと考える。検討会設置の理由は、提言書の3行程度の記述では理解は不可能である。また、総務省の通知においても、常勤職員であった者の監査委員への選任は特に必要がある場合以外には行わないこととしている。
事務局(宮島行政改革推進課主幹):通知の趣旨について、総務省に確認したところ「常勤職員であった者の監査委員への選任は特に必要がある場合以外には行わないこととしている」ことについては、「地方自治法改正により地方公共団体の実情に応じて監査機能の充実を図る観点から、識見を有するものから選任する監査委員の定数を条例で増加することができること」の場合であることを確認した。
吉永委員:もしそうであればこの提案書を書き換える必要がある。議員からの選任は2人だが、議会においては監視機能があるので果たして必要か。
執行部(根本監査事務局副参事):自治法で柏市の監査委員の定員は4人、うち議員の選出は2人と条例において定めている。
宮入副会長:今回の提案の趣旨は、監査制度を充実させる必要があるのか。そのためにどうするのかということか。
吉永委員:そこまでの発想はない。監査をリードするトップに民間の人を入れて欲しいと思う。
田端委員:提言書のほかに提案書を出すということになるとバランスを欠くことになる。提言の中の記述のみでは、その必要性が第三者には理解できない。
今までの議論は、1.人選2.独立性3.執行性4.監査技術5.監査を厳しくしすぎると行政がストップしかねない、民間においても実際に仕事が進まない。以上の視点から整理できると思う。
吉永委員:田端委員に今の点を是非整理して欲しい。補完していただけるのであれば、別立てに固執しない。
宮入副会長:では、今の点について田端委員におかれては加筆修正いただきたい。それを踏まえて、決を採りたい。また、他の部分についても、バランスを図る必要があり、みなさん加筆修正いただきたい。
事務局(大内行政改革推進課長):加筆修正案をいただいてさらに各委員の皆さんに検討していただく必要もあり、6月6日までに修正案をいただきたい。次回最終であることから、文言の整理は副会長に委任していただけるところまでつめる必要がある。
宮入副会長:それでは、今の事務局の日程に沿って協力ください。ほかにありますか。
事務局(長妻行政改革推進課副参事):次回開催は、6月25日午前10時から。場所はお手元の資料のとおり中央公民館の集会室で行う。
宮入副会長:閉会