(第五次総合計画)柏市総合計画審議会(第5回)会議録

1 開催日時

平成27年3月24日(火曜日)午前10時~12時

2 開催場所

柏市役所本庁舎5階 第5・6委員会室

3 出席者

(1)委員

小野委員(副会長)、浅野委員、亀岡委員、篠原委員、田中委員、谷一委員、溜川委員、常野委員、寺嶋委員(会長)、長妻委員、林委員、深津委員、藤井委員、宮部委員、村田委員、森委員、山田委員、山名委員、渡邊委員(19人/25人)

(2)市・事務局

関口副市長、石黒副市長、岩崎企画部長、奥山企画部参事、飯田企画調整課長、他9名

4 傍聴者

なし

5 議題等

  1. 将来都市像と重点目標について
  2. 基本構想案について
  3. その他

6 配布資料

資料1.  次第
資料2-1. 柏市総合計画審議会座席表
資料2-2. 柏市総合計画審議会委員名簿
資料3.  将来都市像と重点目標
資料4.  柏市第五次総合計画基本構想案

7 議事要旨

(1)会長挨拶

  本日は午前中の開催のため終了時刻が決まっているのでスムーズな進行に協力願いたい。

(2)将来都市像と重点目標について

 事務局より資料4の図表15・16に基づき全体像を説明後、資料3に基づき原案について説明。これに関し、主に次のような質疑・意見が出た。
 なお、次回の会議にて最終決定するため、次回までの間に、具体的な提案のある委員はメールにて事務局に提案する他、事務局も事前にメール等で修正案を意見照会する等、会議に依らない手続にてまとめていくこととなった。

  •  「共生」という言葉は、トレードオフあるいは相反する・対立するものを並べる時に用いるので、「知恵」と「自然」とでは対比する関係がなく、当てはまらないのではないか。また、「共生=知恵と自然が共に存在」とあるが、「共存」とは相互不可侵、互いに存在することを認めるだけという意味合いになり、ここも言葉の使い方として趣旨とは異なるのではないか。
    ⇒ご指摘を受け再度詰めたいが、「知恵」と「自然」というキーワードは使っていきたい。
  • 一般の方々が読んでスッと頭に入る、分かり易い表現とする必要がある。例えば「誇り」は人によっていろいろ異なるので、どういう誇りを意図しているのか修飾が必要ではないか。
    ⇒将来都市像は皆認識が異なるものと思われる。短文化しわかりやすくすることも検討したが、課題から目指すところを導出するため短文にせずある程度具体的な表現とした。
  • 分かり易い表現も、人それぞれ受け止め方があるのではないか。例えば「安全・安心」は端的でわかったようにも思えるが、個人的には漠としていてわからないので、案文のように具体的に示してもらった方がよいように思える。
  • 「中枢」とは体の中で大事な所というイメージがある。これまで柏市は中核市として「中核」という言葉を使ってきたので、なぜ変わったのか、違和感がある。
    ⇒県北西部なのか日本でなのか世界でなのかは将来的な方向性になるが、中心となっていく都市を目指したいという思いを、国が用いている表現も参考にしながら、他市と異なる表現を目指した。
  • 「誇り」には、郷土愛に加え、まちの問題に関わっていくくらいの深い誇り(シビックプライド)の要素も加味した方がよいのではないか。
  • 将来都市像の各表現と重点目標とのリンクが、特に重点目標3.は見えず、不整合が生じている感があるので、将来都市像に3.に係る表現を盛り込む等の整合性確保も必要ではないか。
  • 先日閣議決定された少子化対策大綱では、産む前の出会いを促すところにまで踏み込んでいる。出会いはまちの基本であり、人に限らず様々な出会いがまちの活性化・魅力向上につながることから、どこに入れるかは別だが、「出会い」という言葉が欲しい。
  • 市民一人ひとりが受け身でなく主体的にまちをつくっていく、参加でなく関わっていくことが重要であり、その点も踏まえてもらいたい。
  • 将来都市像をこれ以上短くすることは難しく、長くてもよいが、一方でビジョンとしての分かり易さも必要となることから、基本計画にて様々な短いキャッチコピーが出て来ると良いのではないか。例えば「柏っ子で良かった」「柏で笑う」等、基本計画の柱をコピーで浸透させていくことが考えられる。
  • 「誇り」の捉え方は様々であったことから、各委員に一度それぞれの考える「誇り」について聞いてみてもよいのではないか。私の意見では、外見からは都市計画上様々な課題があったが、これまで知恵を絞ってベストを尽くしてきたことが「誇り」ではないかと考える。

(3)基本構想案について

 事務局より資料4に基づき説明。これに関し、主に次のような質疑・意見が出た。

  • 図表14は周辺市も含めた図の方がよいのではないか。
    ⇒我孫子駅が近い地区もある等、少し近隣を入れていく方向で考えたい。
  • 図表14には「都市拠点」と「交流拠点」が示されている。将来都市像には「中枢交流拠点」とあるが、図との整合性がとられていない。整合性をとるならば将来都市像は「中枢都市・交流拠点」といった表現となる。
  • 将来都市像のキーワードとされたい「知恵」「自然」等は、4章にて書き込む必要はないか。
  • P15では、市街化調整区域の土地利用が、農業とインターチェンジのみ突出しているように見受けられる。基本構想に資する部分は柔軟に対応すべきあり、除外対象に含める必要がある。いずれにせよ横串を差した取組を後押しするような記述が必要。
    ⇒調整区域内には農地が多いために取り上げた。また、インターチェンジはあくまで例示でありポテンシャルのある所は全て含まれる。
  • 序のタイトルに「今後10年」とあるが、なぜ10年なのかはP9の計画期間の説明までわからないので、特に前に出す必要性がなければP9の後に位置した方がよい。また、図表6の表題は商圏人口だが内容は吸引人口となっている他、それぞれの用語が難しいので説明の追加が必要。
    ⇒修正していきたい。
  • 成熟した都市である柏に備わって無いものは文化で、特に図書館は他市に見劣りする。また自然の保全、農的土地利用については具体的に言及していく必要があるのではないか。 

(4)その他

 次回第6回は4月28日(火)13時半から第5・6委員会室、第7回は5月27日(水)13時半から麗澤大学、の予定。

以上