柏市総合計画審議会(第5回)会議録
開催日時
平成23年2月18日(金曜日)午前10時~11時30分
開催場所
柏市役所本庁舎 第5・第6委員会室
出席者
- 委員
秋山委員、今津委員、落合委員、勝野委員、金江委員、熊谷委員、古在委員(会長)、沢田委員、鈴木委員、妹尾委員、綱野委員、寺嶋委員(副会長)、戸塚委員、根本委員、花島委員、広瀬委員、増谷委員、柗冨委員、宮崎委員、山澤委員及び吉田委員(25人中21人) - 市・事務局
石黒副市長、猿渡企画部長、吉川企画調整課長、斉藤公設市場長、加藤市場整備課長、行政改革推進課小倉統括リーダー、企画調整課中山副参事、稲荷田統括リーダー、関本主査及び黒澤主任
議題等
- 今後のスケジュールについて
- 基本施策「卸売市場の活性化」について
- 後期基本計画書(答申案)について
議事等(要旨)
議題(1)及び(3)については事務局から、また、議題(2)については担当課から資料に基づき説明を行った後、審議及び質疑応答を行った。主な内容は次のとおり。
今後のスケジュールについて
今後のスケジュールについての事務局からの説明に対して質問等はなかった。
基本施策「卸売市場の活性化について」
- 来年度に具体的に検証する、調査するなどとあるが、これは経費がかかるものなのか。
=法制度への対応や施設規模などの検討などが必要で、特殊分野なので市職員では対応できない。外部に委託することを想定しており、来年度予算に980万円を計上する予定である。 - 移転して再整備の方向となったとのことだが、その場合の費用は、修繕した際に必要と見積もられている20億円を下回る、ということで良いのか。そうでなければ980万円は無駄になるということになる。
=当初費用が20億円を下回るかどうかという点も重要だが、その後の毎年の運営費用についても考える必要がある。今回はPFIの手法を用いて、施設を市が設置し運営は民間が行う「公設民営」のスタイルを想定している。トータルでどちらがコストを抑えられるかという視点で考えている。 - 掲げられている「取扱高」の目標水準の根拠について説明を。
=平成27年度の目標を、21年度と同額の274億円とした。毎年取扱高が減少している中で、現状値を維持していきたいと考えている。 - 基本方針に「市民のニーズに応えることができる市場を目指す」とあるが、市民ニーズをどう調べるのか。また、どのようなニーズがあると考えているか。
=アンケート調査で把握していく予定。現状では市民のニーズは、「高い品質」「安い価格」「安定的な供給」だと考えている。 - 仮に市場がなくなった場合、どうなることが想定されるか。
=110社の業者が関係しており、約1,000人の雇用がなくなる。また、安定的な商品の供給が保証されなくなってしまう。 - 現状と課題で「移転整備を進める方向となった」とあり、基本方針と優先的に進める取組みでは「再整備」と表現され、今後の取組みでは、また「移転整備」となっている。全体の流れが一貫していない。すべてを「移転整備」としてはいけないのか。
=現時点での方針は「移転」だが、来年度の調査の結果、移転しない場合もありうる。そのためこのような表記としている。どのように表記するかについては、改めて事務局と担当課で調整することとしたい。 - 先ほど委員の中から「市民のニーズ」について発言があった。「今後の取組み」の(2)で「市民のニーズを組み入れながら」という表現を加えたらどうか。そうすれば基本方針との整合性がはかれる。
- 今後の市場の方向性については、一部の仲卸売業者の意見などが重視されているように感じる。この問題は市民全体の食に関わるものであり、一部の意見で決定されるべきではない。市民の意向を聞きながら判断していくべきだと考える。
- この市場の話は、それだけで1つの委員会が開かれるような大きな問題。ここで議論を行うのは無理である。「移転整備」は市長が決めた方針なので、計画書にうたってよいはず。記載内容を整理して、矛盾がないように最終形をまとめてほしい。
後期基本計画書(答申案)について
- 人口推計については、昨年実施された国勢調査における平成22年10月1日現在の市町村別人口総数の速報値が2月25日に国において公表される予定であり、これを確認したうえで再度推計を行い、その結果を答申書に反映する予定だが、その内容については、会長と事務局に一任していただきたい。
- 156ページの「1.自立都市に関する考え方」の3つ目の「○」で、「柏ならではの特色」とあるが、「柏市ならではの特色」と表現すべきである。
- 前回の指摘で2ページの「少子高齢化の進展」を「進行」と修正してもらったが、「進展」という表現はP5など他にもある。同様に修正が必要。
- 第2部のタイトルが「計画の実効性を高める5つの取組方針」とあるが、柏市としての方針であり「柏市の」と加えたらどうか。「誰が」を明確にすべき。
- 「誰がを明確に」ということだが、柏市以外が主体となる方針とは考えられないだろう。
- 前回の審議会で、秋山委員から「高齢者からの寄付を歳入として捉える」という話があった。すばらしい考え方。このことをどこかで表現できないか。
- (上記の)発言の趣旨は、協働といいながら具体的な内容が行革のところに掲載がないということだった。例えば直接的な寄付や、固定資産税の使用目的の住民投票での決定など。
- ただしこれらは、行革委員会で十分にその可否を議論してから計画等に盛り込むべきこと。そういうレベルの議論はまだ行われておらず、まとめ方は現状の答申案程度の表現で良いのではないかと考える。
- 157ページの将来負担比率の目標値が、前回の80パーセントから85パーセントに変更となっている。悪化しているわけだが、これはどういうことか。
=平成23年度予算の現状を踏まえて推計し直した結果、起債額が増えたため、85パーセントに修正した。なお、他の2つの指標には影響はなく、そのままとしている。 - 修正した箇所は他にはないか。
= 「現状値」については、最新の数値を捉えるなどして修正した箇所はあるが、目標値についての修正はない。ただ、13ページの財政のグラフについては、今後の予算編成の関係で若干修正になる可能性があるので了解いただきたい。 - 全体を通して「柏市では」という表現と「本市では」という表現がある。統一したほうが良いのではないか。
=どちらかに統一する。 - サマリーについての考え方を聞きたい。
=今回の基本計画についての概要版を作成する。内容は基本計画の要点をはずさないようにして、わかりやすいものをつくっていきたいと考えている。 - すでに行われている先進的な活動の写真を掲載するなど、写真や図表を多く用いて、市民の目線で作っていってほしい。
=写真の使用については、版権やプライバシーの問題などがあり、時間を要する。ただできるだけわかりやすいものにしていきたい。 - ホームページに概要版は掲載するのか。
= 概要版だけではなく計画書全文を掲載する。また、5月の広報かしわにそのエッセンスを掲載する予定である。 - 総合計画の内容について詳しく知りたいという市民のニーズも出てくると考えられ、そうした場合は市の職員が地域に出向いて説明や意見交換を行うというようなことも進めていきたい。
- 59ページの「JSL支援教育」を「JSL日本語支援教育」としてほしい。合わせて29ページの事業名も「JSL日本語支援教育事業」としてほしい。
=修正する - 本日の審議会の意見を取り入れて修正版を作成し、それを事務局と私(審議会会長)で確認をして後日答申を行うこととしたい。それで良いか。
- 異議なし
傍聴
- 傍聴者
4人 - 傍聴の状況
傍聴要領に反する行為は見受けられなかった。