ブックタイトル広報かしわ:平成27年3月1日発行分
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広報かしわ:平成27年3月1日発行分
平成27年(2015年)3月1日No.1476広報3市内の町内会の先進的な取り組みを紹介しよう!CASE?フェイスブックで町内会の情報を発信CASE?DIG訓練をきっかけに家族や町を守る方法を考える平成24年から松葉町5丁目第1自治会で、広報を担当している半谷さん。東日本大震災の際に、都内で仕事をしていて夜遅くまで柏の家族と電話がつながらなかった経験から、非常時にも強いツールとして、自治会の広報にフェイスブックを導入しました。紙の広報紙は年に3回しか発行できませんが、フェイスブックに役員が交替で書き込むことで、リアルタイムの情報が発信でき、自治会の会員は自宅を離れていても、町の情報を確認することができるようになりました。地方の大学に進学した子どもたちから「懐かしく見ているよ」と声を掛けられることもあるそうです。「災害時に役に立ち、自治会に親しみを持ってもらえればとの気持ちで、今後も発信を続けていきます」とほほ笑む半谷さんでした。DIG訓練とは、Disaster(災害)、Imagination(想像力)、Game(ゲーム)の頭文字を取って命名された、図上でできるゲーム形式の防災訓練のことです。参加者は住んでいる地域の地図を囲み、災害が起こったと想定して、避難所までの避難経路や途上で考えられるさまざまな危険性について自由に意見を出し合います。市の防災安全課では、各町内会等からの依頼を受け、職員を派遣しています。上三丁目町会(柏中央地域)の役員の皆さんは、昨年4月に行ったこの訓練の企画と体験をきっかけに、わが町を見直しました。DIGをやりながら、意見を交換することで、近隣地域の知らなかった情報を得ることもできました。自宅に戻って家族で話し合いをした役員の渡邊さんは「DIGが終わりでなく、これがスタート。今後も町会のメンバーで家族や町を守る方法を考えていきたい」と語ってくれました。CASE?「自由の広場」でみんなでカシニワ作り地域に公園や広場がなく、子どもたちが安心して遊んだり、気楽に集えたりする場所がなかった新若柴町会。市の未利用地を借り受けて「自由の広場」と名付けたこの広場を、「カシニワ=地域の庭」として登録しました。毎週末に草刈りや花壇作りなどの整備を行い、今では季節を彩る草花や野菜も植えられ、憩いの場となっています。また、ラジオ体操や夏祭りなど子どもたちも楽しめるイベントを開催し、町会会員に限定せず、広く開けた広場として利用してもらえるように工夫しています。広場の管理を担う新若柴町会の伊藤会長は「みどりを通じて共に支え合い、協力し合える楽しい地域にしたい」と語ってくれました。会長に聞く!自分たちの町は自分たちの手で住み良い町に!フェアフィールド常盤平町会中田貴美子会長Q町会の会長を引き受けたきっかけは?平成13年にこの町会が生まれた時に、実家の父に言われた「最初にやっとけよ」のひとことです。それから町会を自分の子どものような存在として見守り、町会と一緒に自分も年を重ねていくうちに愛着が湧いてきて、2度目の会長を引き受けました。Q町会の仕事を楽しむコツはありますか?私たちの町会では輪番制で班長を引き受けるのですが、班長の仕事はその人が単独で引き受けるのではなく、家族全員が班長の気持ちを持ってほしいと伝えてきました。そうすることで、夫婦で参加されるかたも出てくるようになり、いつしか自然に町会の活動に関わる人が増えてきました。町会の活動を「義務」として捉えるのでなく「自分たちの町を住み良くするため」と思えば、共同作業の時間もワイワイと楽しく過ごせるようになりますよ。Q町会活動を長く続ける中で大変だったことは?集会所の建設に際して、反対意見も出ましたが、みんなが集まれる場所が近くにあることの意義・必要性を一人一人に話し、理解してもらいました。それから8年、集会所で開催するサロン「ほっとステーション」は、お年寄りも若い人もみんながほっとできる居場所になりました。忙しい仕事の合間を縫って町会活動を続けていますが、「できる時にできる人がやる」「分からないことは誰かに教わろう」という柔軟な発想が長続きの極意です。地域と関わることは若さを保つ秘訣(ひけつ)ですね。市は協働の在り方を考えていきます市民ミーティングを開催市では、近年町内会への加入率の低下傾向が続いています。町内会やふるさと協議会(以下、地域組織)を担うかたがたからも、担い手不足や参加者減少などの悩みが寄せられていました。これを踏まえ昨年2月より、町内会長などが加わった懇談会組織と市の職員で検討を重ね、また一般のかたとの市民ミーティングを開催し、理想の地域組織についての協議をしてきました。?提言昨年10月、懇談会組織「地域組織と柏市との協働の在り方を考える会」から提言書が提出されました。内容は、地域組織は生活に密着した組織として代替が利くものでなく、市民にとって必要なものであるという結論と、望まれる地域組織の公共的役割やその役割を果たすために、市がすべき支援は何かといったことでした。?今後の課題提言を受けて、市では地域組織との協働のために、活動の積極的なPR、地域活動を担う人材の育成、町内会への加入促進策の実施などをこれまで以上に進めていきます。また、今後は中・広域組織であるふるさと協議会等の活動についても、市民の皆さんと一緒に検討を続けていきます。