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柏市のまちづくり(平成29年度柏市都市景観表彰)
平成29年度(第12回)
経過
1.部門
「水辺の景観」部門
柏市内では、高度成長期以降の急激な都市化により、身近な緑や水辺のうるおいが減少しており、良好な景観の構成要素の一つとして水辺は重要であると考えている。
こうした中、柏市景観計画の基本理念である「みんなで守り育てたい、緑・水辺に縁どられた、なつかしくて新しい都市(まち)・柏」の実現に向けて、市民が「うるおい」「やすらぎ」「居心地の良さ」を感じる良好な水辺の景観を募集、表彰することで、景観まちづくりの一層の促進を図る。
2.対象
「うるおい」「やすらぎ」「居心地の良さ」を感じる水辺の風景、まちなみ(公共含む)等で、良好な景観を創り出しているもの。
3.募集期間
平成29年8月15日(火曜日)から9月5日(火曜日)まで
4.応募件数
27件(候補対象20件)
5.一次審査
市民投票及び柏市都市景観デザイン委員会により審査しました。
市民投票
- (1)審査方法
得票数の多い上位2件を市民投票枠として一次審査通過としました。 - (2)投票方法
- 投票所での直接投票
市内9箇所(市役所本庁舎、沼南庁舎、かしわインフォメーションセンター、柏市立図書館、柏市中央公民館、アミュゼ柏、道の駅しょうなん、ららぽーと柏の葉、セブンパークアリオ柏)に設置された投票ブースにて投票。 - インターネット投票
投票専用フォームより投票。
- 投票所での直接投票
- (3)投票期間
平成29年10月1日(日曜日)から平成29年10月31日(火曜日)まで - (4)投票結果
- 第1位 にらめっこ
- 第2位 晩秋
柏市都市景観デザイン委員会
- (1)審査日
平成29年11月20日(月曜日) - (2)応募案件の集約化
視点場及び見ている対象が近接している、互いの利用状況が一体的で回遊性がある場合は、案件を集約化することとし、候補対象20件を10件に集約しました。
市民投票の結果に基づき、第1位の「にらめっこ」を含む『道の駅しょうなん付近』と第2位の「晩秋」を含む『柏の葉の公園』の2件を市民投票枠として一次審査通過案件としました。 - (3)審査結果
市民投票通過案件を除く残り8件の中から、下記2件を選出しました。- 案件1 こんぶくろ池自然博物公園
- 案件2 日本の原風景 カシニワ かにうちの森テラス
6.二次審査
柏市都市景観デザイン委員会による審査を実施しました。
柏市都市景観デザイン委員会
- (1)審査方法
一次審査通過案件の現地審査を行い、景観賞を選定しました。 - (2)審査日
平成29年12月21日(木曜日) - (3)審査結果
下記の1件を景観賞に選定しました。
景観賞
こんぶくろ池自然博物公園
所在地 柏市中十余二
柏を代表する原風景・手賀沼の源泉であり、平地からの湧水や温暖帯で生息する冷湿地の植物など、生態学的に貴重なものが多く存在します。それらが現在まで保全され、人々にうるおい、やすらぎを与える居心地の良い水辺の景観の創出に繋がっています。
遊歩道沿いの案内板など、より自然に調和させる工夫の余地はあるが、全く整備されていない状態から子どもも訪れる事ができる親しみやすい水辺の景観として整備した市民団体等、関係者の努力が高く評価されました。
市民団体と行政の連携による水源池の保全、公園整備・管理などの活動が良好な景観の保全、創出に繋がっており、今後の景観まちづくりのモデルとなり得るものです。
二次審査対象案件
道の駅しょうなん付近(にらめっこ 他)
所在地 柏市箕輪新田
柏市の代表的な水辺、手賀沼の景観です。道路、橋、道の駅などが手賀沼の風景の中で違和感が無く、貴重な緑と水辺の空間に優れた自然を身近に感じ、心が安らぎます。
柏の葉の公園(晩秋 他)
所在地 柏市柏の葉
晩秋の頃は、気候もよく公園で散歩等良いと思います。水鳥が池に飛来すると湖面に映りこみ、とてもきれいです。散歩で目にすると、居心地の良さを感じると思います。また、公園内の一角には日本庭園があり、都会の喧騒を忘れる静かな空間が広がっています。
日本の原風景 カシニワ かにうちの森テラス
所在地 柏市高柳
「日本の原風景」といっていい関東平野の田園風景です。カシニワ制度を活用し公民連携で視点場の整備保全を進めている他、地域のイベント広場としても活用されています。
表彰式
平成30年2月22日(木曜日)に柏市役所本庁舎にて表彰式を行いました。
受賞者
特定非営利活動法人 こんぶくろ池自然の森 様
ホームページ NPO法人こんぶくろ池自然の森(外部サイトへリンク)
応募者
- 石井 清治 様
- 大木 稔 様
お問い合わせ先