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更新日令和4(2022)年8月14日
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令和4年度第1回柏市立図書館協議会会議録
1開催日時
令和4年7月7日(木曜日)
2開催場所
ラコルタ柏(柏市教育福祉会館)2階 多目的研修室1・2
3出席者
- 委員
岩永委員、笹間委員、羽村委員、高橋委員、三浦委員、丹間委員、早川委員
- 事務局
宮島生涯学習部長、坂口図書館長、柳川統括リーダー、千田副主幹、芦澤副主幹、大野主査、大里主査、沖本生涯学習課長、相川中央公民館長、田口文化課長
- 傍聴者
2名
4内容
(1) 開会
(2) 部長挨拶
(3) 会長挨拶
(4) 報告事項
ア 令和3年度主要事業報告
イ 令和4年度主要事業
ウ 令和4年第2回定例会(6月議会)報告
資料に沿って事務局から説明、委員からの質問・意見は、以下のとおり。
【早川委員】市議会での図書館関連の質問で挙げられている「図書館」とはどのような図書館か。こども図書館のことか。
→(事務局)こども図書館には限定していない。一般書も児童書もある図書館を想定している。
【羽村委員】資料のデジタル化の進捗や電子図書館について聞きたい。
→(事務局)資料のデジタル化については障害者就労支援事業を行う障害福祉課と協力してデジタル化を進めている。まず、柏市で著作権を持っているものからスキャン作業を始めている。早いタイミングで公開できるように進めていきたい。また、電子図書館について、電子図書館のプラットフォームは図書館でデジタル化した独自資料も提供することができる。この用途でも活用していきたいと考えている。
【丹間委員】まちづくりについて市議会で質問が出ている。まちづくりとどう関連しながら図書館の目的を実現していくかが大切。資料7ページに北柏駅の私設図書館について記載があるが。これは都市部が主体となって行うものか。
→(事務局)現在、都市部が主体となって進めている。契約等が行われた後で、生涯学習部と協議を行うものと考えている。都市部と連携しながら進めていきたい。
【三浦委員】電子図書館について、国立国会図書館もデジタルコレクションの公開を進めている。その中に柏市関連のデジタル資料があれば国立国会図書館のホームページのリンクを貼るという方法もある。他県でも電子図書館を自前で作らないで国立国会図書館にリンクを貼って地元の情報を公開するという方法をとっているところもある。そのあたりも研究してほしい。
(4) 令和3年度柏市立図書館協議会の振り返り
(5) グループワーク
①「地域情報拠点化事業への理解者・応援者を増やすために」②「具体的な事業のアイデアについて」、2グループに分かれて意見交換を行った。各グループでまとめた内容は次のとおり。
①「地域情報拠点化事業への理解者・応援者を増やすために」
- 柏のことを愛しているか。戻ってくるつもりはあるか。定着するか。
- 「イベントを日常化」・「居場所づくり」・「魅力的な広報の仕方」というキーワード。
- 地域を愛する人は顔が見えるつながりを大切にしている。まずイベントから始めると関心がある人が掘り起こされる。イベントからだんだん日常に。
- 増尾町会で発足した「民話の里づくりプロジェクト」の例が参考になる。イベント、マップづくりから顔が見えるようになって、日常化する。
- 柏を知ろうと直接的に動くのではなく、イベントなどにその要素を含んで少しずつ情報を提供していくのがいいのではないか。
- 危機感を持っている層は限られている。文化が消えていくとか活動が消えていくというもう少し上の次元を入り口にしていかないと。いきなり資料がなくなっていると言われても。
- 司書の仕事や図書館の普段見られないようなところを、動画やイベントなどの形で知ることができると、本を借りるだけでない使い方をイメージできるようになって、多くの人が図書館を利用するようになるのではないか。
- 理解・協力を得るための広報活動も必要。
- 広報紙が若者に魅力的なものに、手に取りたくなるようなものになっていることが大切。
- どうやって図書館を利用したらよいか、みんなが理解して使っていけるようなことができたらよい。
- 発信は多方面にしていかないと広がらない。
- YouTubeは世界に開かれている。今と未来をつなぐ。番組をアーカイブしていける。
- 地域資料を持っていた市民の方の解説などを、動画で配信したらよいのではないか。
- 地域の語り部になるような方がだんだん亡くなっている。そういった方の肉声を、動画とかいろいろな形で残して、いろいろなところで公開できるような仕組みができたらよい。
- 柏から引っ越した人に柏の情報がたまたま目に入って、Uターンを検討するなどできたらよい。外と風通し良く繋いでいく。分館だけのこぢんまりとした取り組みにならないように。世界のどこにでも柏の地域とつながって学べることができればよい。
- 居場所づくり。駅前に良いスペースがあっても、そのことを魅力的に発信できているのか。
- 「暮らしと結びついている柏」があると好きになりやすいのでは。若者は居場所を求めている。子ども食堂、コミュニティスペースなど落ち着ける場所があれば情報を得ようとなる。日常的な居場所をつくってから。
- 人とのつながり。コロナ禍で隔たりがあった。
- 柏市に住んでいる人以外のサポーターが必要。国分寺にあるカフェには市内外から国分寺が好きな人が集まっている。今、スローライフやエシカルなどをキーワードに地域に目を向けている大人が増えている。
- 出身は柏市だが今は離れている人、関心がある人など、市民に限定しないでネットなどに情報流していければよい。
- サポーターは長期的に少しずつ増やしていけばよい。大人に対して急いでやると拒否反応が起きる。
- 分館が地域の核となるような場であるとよい。
- 図書館に行くと情報提供ボックスがあったり、地域コーディネーターの方がいてサポートしてくれたり、いろいろな仕掛けがあるとよい。
- 図書館があることが当たり前になってしまっている。図書館は市民が一緒になって作っていくものという認識になっていくとよい
- 図書館に行く理由はいろいろあっていい。
- 図書館を使いこなしている人の使い方を知りたい。
②「具体的な事業のアイデアについて」
- 地域と学校の懸け橋になる役割を図書館は担えるのではないか。
- 地域情報はいろいろな情報があって、いろいろな伝え方があるが、そんな中で図書館がどう関わるのか、図書館がどうしてそれをするのか、というところを考えていくといろいろな役割が見えてきそうだ。
- 学校は地道に情報の拠点づくりをしている。その中に図書館がどう食い込んでいくか。
- 地域で活躍している人材の情報や、そこでできる体験を提供し、授業で取り入れてもらう。まち探検イベントを開催するなど、伝え方も工夫する。地域と図書館を多く連動させて子どもたちに情報が伝わっていくとよい。
- 授業に使える汎用性のあるものを先生たちに届けて、図書館が定期的に更新する。先生たちの負担が減れば使いやすくなる。図書館がいてくれたから楽して教えられたというのがあれば地元の子どもたちに情報のバトンを渡すことがしやすい。
- 分館の立ち位置。分館に地域のことが相談できる窓口があるとよい。
- 分館の方が学校に足を運んでくれると学校は多忙なのですごくありがたい。
- 学校で地域資料をテーマにして地域に取材をして、それを他者に伝えるために動画を作成して、分館で流したりHPで公開したりするのがよいのでは。
- 『わたしたちの柏』(小学校社会科副読本)に分館の案内や地域資料を集めていることを載せてはどうか。
- 子ども司書は未来の図書館について考えている。大人と子どもが真剣に話をする。その意見が反映されるのもいい。
- 子どもが図書館を利用するときにどこを使うか。学校図書館を使ってくれればまずはよいのでは。学校図書館以外の図書館を使うには親が付いてくる。親を引っぱり出せる何かが必要。
- 今いる子どもたちだけでなく、外に出てしまった人に柏という「まち」に愛着を持ってもらえるような動きをする。市外に出て行っていった人が、いずれ柏に戻ってくる、というような流れができて柏という「まち」が持続的に維持されないと、人が出ていくだけになって廃れていってしまう。市外に出て行った柏出身者に向けて、「今の柏ってこんなに面白い」というPRができるといい。外から見て柏という「まち」が面白いらしいと話題になれば、そこから柏の価値が地元の人に伝わって再認識してもらえる。シビックプライドが育つ。トータルとして次世代にバトンリレーができるのでは。
(6) 閉会
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