18時間目「小学校の先生が全教科を教えるのはなぜ?」

最終更新日 2016年11月16日

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立冬を過ぎ、吹く風の中にも冬の気配が感じられます。みなさん、風邪などひかれていませんか。
こんにちは、KASHIWA先生です。

突然ですが、小学校で勉強する教科って、いくつあるか分かりますか?
机に貼ったり、ランドセルに入れたりしていた「時間割表」を思い出してみるといいかもしれません。
みなさんが小学生だった年代によっても若干異なるのですが、現在、子供たちが小学校6年間で勉強する教科は、国語・社会・算数・理科・生活・音楽・図画工作・家庭・体育の9教科です。教科の他にも、道徳・外国語活動・総合的な学習の時間・特別活動(クラブ活動や委員会活動など)もありますので、全部合わせると、正解は「13」になります。

中学校では教科ごとに先生が変わるのに、小学校では学級担任の先生がこれらのほとんどの教科を担当しています。
そこで今回は、なぜ小学校の先生は全教科を教えるのか、お伝えしようと思います。

なぜ全教科を教えるのか。それは、勉強を教えるということだけでなく、子供たちの生活全般を指導することが小学校の先生の大切な仕事だからです。

小学生は、社会生活の基礎を学ぶ大切な時期ですね。あいさつや友達との関わり方といったコミュニケーション力を身に着けることや、食事や掃除の仕方、トイレの使い方まで、社会で自立するために必要とする基礎的な事柄について、学校生活を通して学んでいきます。
そのためには、授業を含めた学校生活全般について常に見守り、それぞれの子供の状況に応じて声をかける存在が必要です。それが、小学校の学級担任なんですね。

そうはいっても、13もあるすべての教科等を教えるのって、大変だと思いませんか?
その通り、大変です!
人には、得意なことも、不得意なこともありますから、小学校の先生にも、体育が得意だとか、算数が得意だとか、それぞれタイプがあります。しかし、小学校の先生になったら、あまり得意ではないからその教科の授業をしないなんてことは許されませんし、もし苦手な気持ちを持ったまま授業をしていたら、子供たちにも伝わって、授業にのってきませんよね。
そこで、小学校の先生になるためには、大学の教職課程で、全ての教科を指導するために必要な知識と技能をしっかり勉強しています。水泳やピアノなどの実技も全員身に着けているんですよ。

算数の授業の様子音楽の授業の様子
算数を教えたり、音楽でピアノを弾いたり、


パソコンを使った授業の様子体育の授業の様子
パソコンを使った授業もしたり、体育も指導する。
小学校の先生ってまさにスーパーマンですよね。


このように全ての教科等を指導できる小学校の先生ですが、より専門的な内容については、他の先生の手助けを受けた方が効果的なこともあります。そこで、音楽や図画工作などは、専門の先生が指導する学校や学年も多いです。
また、「授業によっては、担当の先生以外にもう1人先生がいるのはなぜ?」でご紹介したように、柏市では、担任の先生と一緒に授業をする先生を市が独自に配置しています。サポート教員や理科教育支援員、学校図書館指導員などです。詳しくは、9時間目10時間目をご覧ください。

現在、次の学習指導要領(※)が検討されていますが、平成32年度(2020年度)からは、これまでの教科等に加え、小学校でも英語を正式な教科とすることやプログラミング教育を必修とする方向性が示されている、というニュースをお聞きになった方もいるのではないでしょうか。
そうなると、大学で学んだことや、先生としてのこれまでの経験があればこの先も大丈夫ということではなく、新しい教科やより効果的な指導をするために、常に勉強(研修)し続けることが、今まで以上に求められることになります。
どんな仕事でもそうだと思いますが、時代に合わせて変化に対応する力は、先生にも大切なのですね。

※ 全国のどの地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするため、文部科学省が学校教育法等に基づき、各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準を定めたもの。

情報発信元

教えて!先生~柏の学校あれこれ~


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