恐怖の螺旋階段

最終更新日 2019年8月6日

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その昔、1970~80年代の頃

ロック好きやバンドマンの間で

(ロックと言ってもヘビメタ・ハードロック限定)

ロンドンブーツってのが流行ってた

普通の靴なんですけど、普通じゃない部分があった

それはカカト、つまりヒール部分

ヒール高が15~20cmぐらいある恐ろしい靴だ

ロンドン01
   靴としての機能は低い

女性が履いてる「すっごいハイヒールだ!」ってのがヒール10cm

ヒール20cmってのは街中でまず見ない

ま、つま先部分でさえ高さ10cmなので、スーパー上げ底です

靴と言うより竹馬に近いです、ハイ

で、それを履いてステージで演奏する

当然ですけど安定性がない

少し油断するとグキッとなるので

激しいパフォーマンスはできない

でも首から上は何をしようがグキッとならない

だからヘビーメタルやハードロック分野で

あふれるエネルギーの表現として

ヘッドバンギングが生まれたんだと思う


ロンドン

  長髪だと、よりハデに見えます

そんな時代だった1970~80年代

柏にたったひとつ、ライブハウスがあった

いまでこそ柏も「音楽の街」なんてコトになって

ライブハウスも10軒ちかくありますけど

当時、柏のアマチュアバンドは

まずはその、たった1軒のライブハウスに

出演することを目標としたんです

そのライブハウスとは・・・

柏駅西口徒歩2分の「柏クレージーホース!」

残念ながら今はもうありませんけど

20名ほどで満杯になる小さなハコだった

もちろんオレもアマチュア時代に出演したし

当時の名だたるバンドも出演するライブハウスだった

当時の情報誌「ぴあ」の千葉ライブハウスのページには

柏クレージーホースと千葉マザース

この2つしか載ってなかったと思う

ま、バンドブーム以前の時代ですからね

さあ、ここからが本題です

その柏クレージーホースは2階にあった

で、2階へ行くには小さな螺旋階段がひとつあるだけ

螺旋階段の内側の踏みしろって異様に狭いワケですよ

普通に昇るのでさえ「ちょっと危ないな」って思う狭さだった

その階段を使ってアマチュアバンドは機材を搬入します

つまり、ハードロッカー達は・・・

ロンドンブーツを履いて!

大きなギターアンプを抱えて!

捻挫の恐怖と戦いながら!

搬入作業を敢行したのであります!

まるで冬の八甲田山を行軍するかのように!


ま「ステージ以外ではペタンコの靴を履く」

もしくは「搬入時だけでもブーツを脱ぐ」

ってのは彼等のプライドが許さなかったんでしょう

いつだってロンドンブーツを履いてました

先輩のギタリストもそうでした

そう、ひとつ上の山田先輩です

ロンドン03

そして先輩は・・・

あの螺旋階段で・・・

真っ逆さまに転落した・・・

ギターアンプをかかえたまま・・・

ガラガラッ!

ドガドガッァァァ!

グアッシャ~ン!

ってね

螺旋階段の内側、すっごく狭いから

きっと踏み外したんでしょう、きっとね

幸い山田先輩に怪我はなかった

しかし自慢のBOXアンプの真空管が割れてしまった

アマチュアの山田先輩にとっては痛手だった

オレにはその気持ちがよ~くわかった

オレも貧乏アマチュアでしたからね

だが!

山田先輩はロンドンブーツを脱がなかった!

よっ!さすが先輩!千両役者!


まあでもオレはそんな先輩を見て

「ロックにロンドンブーツは不要」と思いました

なので今のところアンプを持って

階段を転げ落ちたことはありません

めでたしめでたし・・・おわり

(つづく・・・山田先輩は今も元気です)

情報発信元

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