進化を続ける街から若い世代に夢を

最終更新日 2018年7月19日

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 今回取材させていただきましたのは、株式会社アールワン・プロフェッショナルの代表である渡辺 裕二さんです。アールワンの”R”はレストラン&リゾートの略称で名前は当時ブームだった格闘技、K-1と同じく、レストランリゾート業界でNo.1になりたいという思いから名付けました。

 渡辺さんは元々、飲食店経営とコンサルティングを行っていましたが、2014年に柏の葉へ移転しまちづくりに加わることをきっかけに事業転換しました。社会課題解決をはじめ、「高校生向け起業体験プログラム~高校生・夢マルシェ~」や地域活性イベントなどに取り組んでいます。

 とても熱意溢れる方というのが第一印象でした。

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 その1 決して順風満帆ではなかった…

 大学卒業後、5年ほど飲食店の現場で働いていた渡辺さんは、その後サラリーマンとして全国チェーンの飲食店経営を支援する会社に勤めていました。25、6歳の時、ふと自分の人生を振り返り、「自分の人生って、過去に真剣に努力したことが無いし、人に誇れるものではない。カッコ悪い」と感じ、なんとかしたいと思ったのが大きな転機でした。そのように思っても、学生時代に戻ることもできないので、やはり「これからの人生、仕事で何とかするしかない」という思いから、仕事に熱意をもって取り組む様になり、また、起業の道への第一歩を踏み出していきます。

 しかし、その道のりは決して平たんではありませんでした。

 5年間飲食の現場で働きながら色んな成果を出し、自分自身も成長でき、その後独立し、飲食店経営をしましたが、2店舗目で経営が行き詰まり、かなり生活にも追い込まれた5年間もありました。さらに、追い打ちとして東日本大震災が起き、お客さんからのキャンセルや計画停電などの影響を受け、創業以来最大の赤字と膨大な借金に、経営はもちろん、一度は人生をも断念しようとしたいいます。しかし、テレビの向こう側にいる、被災されたおじいちゃん、おばあちゃんが自分よりも大変な環境で頑張っている姿を見て、「こんな自分であっても、体は丈夫。生き続けてさえいれば、必ず誰かの役に立てる。もう一度死ぬ気で頑張って、復活しよう」そう思い、経営と人生を断念することを思いとどまり、何とか再スタート。

この時、渡辺さんが感じたのは「自分が安定した経営ができるのは社会の平和や安全、安心などが土台にあるからこそ。自分はその土台の上で、経営をさせてもらっている。であれば、自らもその土台にコミットした人生を送るべき」ということ。

その後、何とか経営を立て直し、震災の時に思った復活した時にテレビの向こうにいたおじいちゃん、おばあちゃんの様に困っている人の役に立てることをしようと思い始め、それから社会課題解決や街づくりなどに取り組み始めていきます。その後、当時東京や埼玉でお店をやっていましたが、街づくりなど行うには街の仲間が必要だと感じ地元である柏に2013年12月戻ってきました。

その2 KOILとの出会い!?

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 地元柏でオフィスを探していた時、偶然にも2014年4月にKOILができると知り、街づくりには仲間が必要だということでKOILのようなコワーキングスペースであれば仲間を作りながら成長できると思い、KOIL初日である4月14日に第一号会員(なんと、オープンの前日に申込みに行ってしまうほど待ちきれなかったのだとか!?)として契約しました。その後、これから仲間を作りスタートしていくと思い動き始めましたが、開業当初、KOILの会員はほとんどおらず、1-2か月たっても、顔を合わせる会員は数名しかいませんでした。予想と大きく違った現実に焦り始めた渡辺さんは、KOILの仲間を増やすことから始めました。

その3 実は当初「政治家」を目指していました!

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  柏の葉に来た時、何かしらの社会課題解決に貢献したいと考えていた渡辺さん、その中でどのような手段を行えばいいかと考える中、最初は政治家になろうと政治塾に通っていた頃もありました。しかし、そこで世の中には様々な社会課題があり、様々なプレイヤーが課題解決に取り組んでいる中で「自分には何ができるか?何をするべきか?」と考え始めます。そんな中、「今の若者たちは夢を見られない」という話しが心の何処かで引っかかり、どうすれば解決できるか?と、日々考える様になります。

 そんなある日、高校生向けに渡辺さんが起業家講演を行なった際、渡辺さんが高校生に夢を聞いたところ、自分が知らないことがいっぱい返ってきました(例えば「ユーチューバー」という職業は、初耳だったそうです)。その時、渡辺さんは今の高校生が、10年後、20年後に消費のリーダー世代になって行く中、20年後の消費リーダー世代となる今の高校生たちの価値観が分からなければ、将来、自分は経営者として務まるのだろうか・・・という危機感を持ちました。それならば今から高校生たちと接点を作ることで常に自分の感覚とか社会での知識をアップデートして行くことが必要ではないかと思い始めました。そのことと、「若者たちは夢を見られない」という課題の同時解決ができる取り組みに挑戦したい。それが「高校生向け起業体験プログラム〜高校生・夢マルシェ~」の生まれた瞬間でした。

 これは高校生を中心にイベントでの出店を通して成功、失敗体験などを疑似体験ができるプログラムです。また、プログラムを通して複数の起業家や社会人と交流していく中で、本当に自分のやりたいこと、なりたい姿を探すことが出来るのが、夢マルシェの最大の魅力です。

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http://kk-yumemarche.com/2016/11/23/report2016/ より引用

(中村)実はこの画像の左から2番目の彼、今では私の後輩なんですよ。

その6 柏の葉という地域ブランドとアールワン・プロフェッショナルとの今後の関係

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(渡辺さん)世界のロールモデルになろうとする柏の葉。柏だけ良くなればいいという訳ではなく、柏を通じて世の中を良くしていきたい。柏の葉はとても綺麗で便利な街である一方、「土の匂いがない」、「子供達の遊べる場所がない」、「一番は文化がない」街である現状を変えて新しい空間を作りたいと考えています。今夏に開業する「柏の葉かけだし横丁(20店舗の集合飲食施設)」の運営にも事務局として携わりますが、柏なりの主張の仕方、できるだけ地域の物を使う地産地消、柏ならではの新しい特産品を生み出すための仕掛け作りをやって行きたいと考えています。

 何か手伝えないかと人のために思い努力する姿、さらには高校生の将来の選択に対して一つの経験としての環境作りをされていることに感銘を受けました。渡辺さんの人に対する優しさと熱意をとても感じ、自分も渡辺さんのようになりたいと思いました。

(執筆)中村 周

(撮影)吉田健一郎

取扱対象企業の基本情報(記事執筆時点)

企業名:株式会社アールワン・プロフェッショナル 

オーナー:渡辺 裕二 様

住所:千葉県柏市若柴178番地4 柏の葉キャンパス148街区2 ショップ&オフィス棟6階KOIL

WebSite: http://r1-pro.jp/ 

情報発信元

柏人への道(起業家)


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