JICAシニアボランティア事業 ウズベキスタン派遣隊員報告

最終更新日 2016年4月8日

ページID 034717

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自己紹介 

  • 隊員名 田畑成章(たばた しげあき)
  • 職種 経営管理
  • 派遣国 ウズベキスタン
  • 派遣期間 平成27年3月~平成29年3月
  • 配属先 タシケントイスラム大学

派遣国について

こちらに来て気づいたのは街の作り方です。前回、タシケントは官庁街、ビジネス街、商店街といった「街がない街」だと報告しました。あるガイドブックがタシケントに「○○食堂街」があるというので行って見ましたが、数軒の店がまばらにあるのみ。人々がそぞろ歩きする街の風景はありませんでした。地方都市も同じです。町の中心と明快にいえる場所がないことともあわせ、このような分散原則はウズベキスタンの都市の特徴だと思えます。
交通網の作りかたにも興味を持ちました。前任地の南米ではどの大都市にも各方面行きバスが集まる巨大センターがありました。ケニアのナイロビでも各方面へのミニバスセンターが中心街に集中していました。タシケントは違います。市内バスのセンターが20か所程度に分かれるのは町の中心がない以上当然とはいえ、地方行きの乗合タクシー(バスよりも発達)の集散地も市の周縁部に分散しています。こうした交通網の作り方の源はロシアにありました。昨夏旅行したモスクワでもペテルブルグでも鉄道の中心駅がなく、方面別にターミナル駅が別れていました。

この「集中を避ける」原則は街や交通網の作り方だけでなく、多方面に及んでいるようです。一例が大学です。ウズベキスタンでトップの大学と目されるところはないようです。法経文等分野別にみても少なくとも文系にはありません。

これらの背景には「分断統治」の徹底があったのではないか。
「何かの機能を地理的あるいは組織的に集中させるとそこに力(謀議・暴動を含む)が生じる可能性が高まる。共産党本部のあるクレムリン周辺に官庁を集中させる等、党の統制を容易にするための集中は好ましいが、統制の及び難い集中は極力避ける。例えば党幹部等供給源としてはモスクワ大学ひとつが突出していればよい。といった原則が旧ソ連にあり、その一角を占めていたウズベキスタンの街づくりなど様々な側面に影響した」との解釈が成り立つ気がしています。

タシケントイスラム大学
タシケントイスラム大学玄関。中央アジア初のイスラム大学として大統領直々の発案で1999年設立。
バスターミナル
住居近くのバスターミナル。市の周縁部に向け10路線もつ。同規模の市内向けターミナルが20か所程度ある。

情報発信元

地域づくり推進部協働推進課

所在地 柏市柏5丁目10番1号(本庁舎3階)
電話番号 04-7167-0941
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