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更新日令和3(2021)年2月26日

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教育福祉会館耐震改修工事後の運営に関する官民協働検討委員会(第1回)会議要旨

1 開催日時

平成30年8月31日(金曜日)午後2時から午後3時45分

2 開催場所

柏市中央公民館4階 集会室1・2(柏市柏五丁目8-12)

3 出席者

委員

江幡委員、金子委員、西藤委員、柴田委員、嶋田委員、白田委員、高橋委員、田村委員、根本(利)委員、根本(智)委員、福元委員、藤原委員、細田委員、松清委員、北村委員及び牧野委員

事務局

宮島保健福祉部長、小川保健福祉部次長、田口社会福祉課長、二宮社会福祉課統括リーダー、宮本高齢者支援課長、轟高齢者支援課統括リーダー、野村障害福祉課専門監、髙村生涯学習課長、橋本生涯学習課副参事、坂口中央公民館長、橋本中央公民館管理担当リーダー、川口協働推進課副参事、松澤子育て支援課長、恒岡子育て支援課副参事及び村田市民協働支援員

4 次第

  1. 開会あいさつ
  2. 検討委員会の趣旨説明
  3. 委員紹介、職員紹介
  4. 今後の流れについて
  5. 意見交換

意見交換(要旨)

表明された主な意見は、次のとおり。

教育部門福祉部門共通意見

1 一体化、運営方針等に関する意見
  • 工事後については、この建物の持つ教育と福祉の機能を、今まで以上に連携・連動させるような流れができないかと思う。
  • 現状の傾向は、まずは自分のために社会的に参加する、その先に人のためになる活動が見えてきて、結果としてボランティアになる流れがあると思う。おそらく、福祉と教育が連動すれば、より円滑に回っていくような感じがするので、この建物の持つ機能を十二分に生かしたようなソフトの流れができると良い。
  • 1階から5階まで一体的に考えていく中で、皆さんの日ごろの活動があると思うので、そうした活動の部分で、私たちはこうしたいとかこう思うとか、いろいろなご意見をいただくこともすごく大事なのかなと思っている。
  • 教育福祉会館ということで、この建物は二つに分かれているが、実は公民館の役割は、福祉も含めて全部、地域のことをやっていきましょうという活動でもあるので、今回、この検討会の場で両方一緒に考えていきましょうということは、元々の趣旨にも合っていると思う。
  • 「公共心」というか、使ったら元に戻すとか、自分達が使いやすいということは他の団体も使いやすいというように一定のルールのようなものも今後は明らかにしていく必要があると思った。
  • 2階以下の予約方法と3階以上の予約方法が異なるので、そこが煩雑さになっていると思われる。
  • 組織に横串、縦串を刺していくのか、それともある意味、組織を融合させていきながら、他の全体を所管する所の直轄になるとか、合議体を作ってそこが運営するとかあってもいいのかどうかの検討など、市で策定している総合計画との関係も踏まえて検討することも含めて今後の館の使い方とかも議論していくことも必要。
2 教育福祉会館の位置づけ、交流拠点施設としての意見
  • 今度の耐震補強工事にあたっては、パレット柏とこちらの建物と、どういう位置づけをするのか検討していけばいいと思う。
  • パレットとこことの違いは、もう少し明確に出していかないといけない。こちらは、公民館で社会教育法の枠組みの中で、やらなければいけないことがある程度規定されている施設でもあるが、パレットは何でもありみたいなところがある。
  • 今はバラバラにサークルがあるので、仕掛けが大事だと思う。例えば、教育では、幼稚園や保育園の園外学習を、ここを使って高齢者のサークルとふれあえる授業であるとか、障害者としては、養護学校があるので、学校から(生徒に)ここに来てもらって、幼稚園生にも来てもらったら、差別意識も無くなるかもしれないし、共生の意識も生まれるかもしれない。そういった交流の拠点になれればよいのではないか。
  • 何かソフト面から壁を無くすということをするならば、横断的な壁を取り払うようなつながり、人と人とのつながりを大切にできるような場所になることが一番かなと思う。
  • 若い方も高齢者も一緒に、健康な方も障害者の方も一緒に、この拠点があることによっていろいろな方が集まる場になる、ということの検討をしていくのは非常に合っていると思う。
  • ただ漠然と交流だけをやっていくのではなく、こちらはこちらで、柱みたいなものはきちんと市民に伝えて、より利用を促していくような形にしないと、何となくよくわからないような施設になってしまう。
  • 町会と町会との交流とかをつなげていくような、ちょっと具体的にどうというのは難しいが、ここ(教育福祉会館)に集めてくる、ここから発信する、ここから出て行くという、流れというがつながりみたいなものをつくっていきたいなと考えている。
  • 皆が集えるとか、交流が生まれるとか話がでてくる。それぞれを、立たせていくのか、機能化していくのか、総合的に市としての、市民が利用する施設のあり方をトータル的に決めていかないと、なにかおもしろくない。
  • 情報の拠点ということでは、総合相談というもの、横ぐしを刺すというか、その前にコンシェルジュというか案内役みたいなものがあってもいいと思うが、情報の拠点、安心の拠点、いろいろ相談できますよ、そのためには、その案内をどうするのかというのはあると思う。
3 その他意見
  • 問題は何かがあまり見えてない。現状のここの施設がこういう使われ方ができて、あるいは、こうしたいんだけど、それができていない部分があるとか、行政側から、情報を提示して頂かないと、これからのあり方が検討しづらい。今、課題として何があるか。考えるきっかけとして資料の出し方や今後の検討会の議論の進め方に工夫が必要だと思う。
  • 名称について。教育福祉会館は時代がちょっと遅れている気がする。教育と学習とはちょっと意味が違う、立ち位置が違う。教育は教える側からみたとき、学習は学ぶものからみたとき。公民館で活動する人は、どちらかというと学習者であり、そういった意味でも名称を検討していただくということもお願いしたい。

教育部門に対する意見

1 交流拠点施設としての意見
  • 小・中・高校生(いわゆる思春期)の居場所づくり。友達と勉強したいとか、図書館の機能と重複するが、フランクな人とつながれる、勉強できるとか安心できる居場所があるといい。
  • 若い方も高齢者も一緒に、健康な方も障害者の方も一緒に、この拠点があることによっていろいろな方が集まる場になる、ということの検討をしていくのは公民館の役割に非常に合っていると思う。
  • 小中高の学生が、気楽に使えるようなものを、どうやって2つの施設が調整しあうのか、誰がそれを責任を持って担当するのか、それを含めて検討していけばいいと思う。
  • パレット柏では学生など、夏休み中だと小学生もいる。今の柏には、パレット以外に若い人が集まれる場所がない。いろいろな人たちが利用できる場所を担保していくべき。
2 利用団体、改修工事に関する意見
  • 耐震工事の後、市民活動団体の方はこれまでのような活動が中央公民館でできるかどうかを非常に心配している。今回、教育と福祉が連携したソフト面を考えるということを検討されると思うが、そのときに今この公民館で活動されている団体の力は必要になると思う。まずは、今この公民館で活動している団体が(工事後も)きちんと帰れるということを(ある時期で構わないが)きちんと話をしておく、あるいは、ハード面についても少し話をして、まずは安心して活動していただくことが必要である。
  • 改修工事中に、ある程度方向性を決めないといけない。材料を出していきながら、方向性を絞って、公民館は公民館としてやらなければならないことを、きちんと市民に出した上で、公民館をいろいろな市民の人たちが使えるような、議論を今後していくような流れにしていってほしい。
3 付加機能(総合窓口)についての意見
  • 生涯学習で学んだことを生かして福祉の分野でもお手伝いできたり、学んだことを生かせる場にここ(教育福祉会館)がなっていけたらいいなと思った。
  • 学んだことが社会、福祉理解やそういったことに役立っていく、そういうことを行政の側で考えるのではなく、市民がどうしたいか、どういったことを考えているのかといったことを市民と一緒に考えていける場となるとよいと思った。
  • ここ中央館としての公民館または教育と福祉の融合施設はどうなるかということと、相互の、例えば近隣センターだとか、さらには相互のふるさと協議会とか社会協議会と結びつけていくハブになっていくとか、さらには人材育成をしてあちこちに届けていく中心になっていったりとか、いろんな構想が見えてくると思う。
  • 柏市の場合は、動くチームとしてのふるさと協議会があって、拠点としての近隣センターがあり、すべて揃った状態で、様々な活動も展開されている。そういった中で公民館は何をやればいいのか、どういう役割があるのかといったところになる。中間支援的な部分が大きな役割としてあるのかなと思う。こういうことって出来るのかなとか、他(の場所)でやるとか、何かやりたいんだけれどやれるノウハウを持った人間がいないんだよね、といったときに、サポートしてくれるような団体とか職員がいるような場所、それから、複数のふる協で活動するときとか、柏で何かひとつでやってみたいよねというときに利用する場所、そういう場所が教育福祉会館なんだと思う。
  • 社会教育関係施設は、特例的に一般行政(首長部局)に移してよいという話が出ていて、そういう答申が出るかもしれない。公民館も移してよいという話になるかもしれない。
  • 町会や公民館などでイベントをやっているが、そういうのすら参加できない方もいると思うが、そういうところをうまくつなげていって、きっかけづくりとか・・・。

福祉部門に対する意見

1 改修工事期間中の活動場所に関する意見

このセンターも1年間くらい使えないと、活動の場が減ってしまうのではないかと、会員の方から不満の声と、今後どうしていくのかとの声が出ている。

2 利用者・利用団体の意識改革に関する意見

ただ、自分たちの欲求を満たすためのスポーツ、イベント、カラオケだけでいいのか。若い人が関心を持っているのは、地域参加、社会参加。子どもたちの見守り活動、交通安全の活動とか奉仕的な活動を地域で行っている実態もある。今後のあり方として、どうしたら地域に貢献していくことができるのかということを、老人クラブの方々に意識してもらうこと、その結果、地域に貢献できる喜びを感じていただくことによって、若い人ももっと地域に出てこられるのではないかと感じている。

3 交流拠点施設としての意見
  • 乳幼児から高齢者までが一同に集える場が中央地域にはなく、子育てサロンをするときにも、今までは1回1回場所を確保しながら続けてきた。乳幼児から高齢者までが、フラッと行っておしゃべりしたり、本を読んだり、ゆったり過ごしたりできる場所がないので、この教育福祉会館が、こんな便利な場所があるのにうまく機能していないのが普段から気になっていたので、うまい使い方を専門家の声をいただいて考えていけたら、地域としてはありがたいかなと思っている。
  • 中央地区には、行政の子育て広場が無いので、ここでもできる要素があるのかと思う。
  • 多世代がミックスすることで、効果が2倍、3倍になっていると感じる。
  • イベントが多くなっているが、そういうことではなく、普段のありのままの流れの中から、声を掛けあったり、顔見知りになったり、さりげない交流の場が世代を越えてあるといいのかなと思う。教育と福祉の観点から、その部分もミックスされて、ソフトが動けばいいと思う。
  • 集える場所の中に、行き場が無い高齢化した引きこもりの方でも、気軽に集えるゆとりのある(心理的に)敷居の低いフリースペースがあるといい。
  • 多世代が集えて交流する機会があったり、引きこもっている人が仕事の体験やボランティアとして参加できたり、社会参加できる機会が生まれる場所になればいいと思った。
  • ここも3階に喫茶コーナーが出来るということなので、そこに折り紙やお手玉とか昔ながらの遊び道具を置いて、高齢者と幼児が遊べるコーナーであるとか、紙芝居や絵本を置くというのも一案かなと考えていたところである。
  • 1階に喫茶コーナーがあって、長い間、障害者の保護者を中心に運営してきた。障害者も一緒に働いている。(障害者の)社会参加、就労促進という場として1階の「かしわっ葉」はがんばっていると思うが、ご存知ない方が多い。それは、こういったものがあればいいということだけでなく、あるということをきちんと市民の方々にお伝えすることも必要であると、話を聞いていて非常に感じたところである。
  • まさに、交流の拠点。幼児教育、高齢者福祉、障害者福祉というところの交流の拠点になれればいいのではないか。
  • 障害のある方も含めて様々な団体が使いやすいというところが居場所づくりの促進にもつながる
4 付加機能(交通網整備)についての意見

障害者や高齢者はここまで来る足が難しいと思うので、循環バスのようなものがあると気軽に来れるのではないかと思った。

5 付加機能(総合窓口・中間支援機能)についての意見
  • 総合相談機能をここにもってこれたら、市民にとって良いのではないかと思っていた。
  • 市役所に近い場所として、どこに相談に行っていいか分からない場合は、まずは、ここに来てもらって次につなぐという役割としてここにあってもいいのではないか。
  • 障害者や高齢者はインターネットはあまり使わないと思うので、そういった場合に実際に面と向かった相談であるとか、広報かしわなどで積極的にアピールしたりすることが必要だと思う。
  • あまり肩肘張らずに話をする、何も考えないで来て誰かと話すということができる場所、相談できる場所、そこから次につなげていくきっかけというか、まさに先ほどから総合相談という言葉が出ていたが、わからないけれども来てみたら、「あ、そういうことか」、「こういう方向性もあるんだな」と話が広がっていくとか、人が次に進んでいくことができる、そういう場所になれば良いと思う。
  • 高齢者に限らないと思うが、家に閉じこもっている人が参加できるというものを、難しいと思うが、きっかけになるような、逆に、ここから発信してというか出て行くというか、連れ出すというか、ここに連れて来るというのがひとつ。

関連ファイル

官民協働検討委員会資料(PDF:635KB)

お問い合わせ先

所属課室:生涯学習部中央公民館

柏5丁目8番12号(教育福祉会館内)

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