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更新日令和3(2021)年2月26日
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第2回 柏市の誕生 その2
東葛市制施行協議会ビラ
柏市の誕生 その2
柏市の誕生は、戦後の民主的な地方行政を求める地方自治法と町村合併促進法によるものでした。
新制中学校の設置など地方自治の拡充は市町村の財政を圧迫し、合併は喫緊の課題となっていたのです。
昭和29年4月5日、千葉県は東葛飾郡を5ブロックとする合併試案を策定し、柏ブロックは田中村・柏町・小金町・土村でした。
この時、富勢村は「村内事情」のため当分合併を「保留」することになりました。
5月25日、四ケ町村の間に町村合併の協議会が設置され、合併を促進することになりました。
四ケ町村は世論の喚起に努めましたが、合併計画は世論の全面的な支持を受けていませんでした。
四ヵ町村議会議員による合併促進大会(昭和29年)
市の名称は、この地区が東葛飾郡の中央部に位置しているということにちなみ、新市名を東葛市と決定しました。
東葛市役所の看板が掲げられた(昭和29年)
市役所は、住民利用・事務処理の利便の点から旧柏町に置くことが最も適当とし、旧柏町役場庁舎を使用し、他の町村役場庁舎は支所としました。
一方、富勢村議会は10月8日、東葛市と我孫子町への分村合併を議決。
11月1日に富勢村を廃し、大字弁天下・宿連寺・松ケ崎新田・柏堀之内新田と根戸・根戸新田・呼塚新田・布施の各一部区域を東葛市に、その他の区域を我孫子町に編入しました。
そして11月15日、市の名称変更に関する条例により東葛市の名称が変更され、柏市が誕生しました。
また、同じく千葉県の合併試案に基づいて、のちに柏市と合併する沼南町(当時は村)も、昭和30年3月30日に誕生します。
手賀沼に面した純農村である手賀村と風早村が合併をしてできた村で、昭和30年合併当時の沼南村の人口は10,760人、1,773世帯でした。
手賀村役場前での職員集合写真(昭和26年)
沼南村設置申請書(昭和30年3月9日)
柏市制10周年 塩月弥栄子1日市長の様子(昭和40年3月1日)
柏市制10周年記念芸能大会(昭和40年)
沼南町制施行10周年記念式典(昭和48年)
柏市・沼南町合併協議会(平成15年)
柏市合併概観図
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