東葛市 ~柏市誕生ものがたり~

最終更新日 2017年3月26日

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東葛市役所の看板の写真
(東葛市役所の看板 広幡建美)

昭和二九年(一九五四)四月五日、県は東葛飾郡を五ブロックとする合併試案を策定、柏ブロックは田中村・柏町・小金町・土村でした。終戦後、民主的な地方行政の運営を目的とした地方自治法が施行され、市町村合併が強力に推進されていたのです。しかし、この時、富勢村は「村内事情」のため当分合併を「保留」することになりました。

 五月二五日、四か町村の間に町村合併の協議会が設置され、合併を促進することになりました。四か町村は部落懇談会を開催し世論の喚起に努めましたが、合併計画は世論の全面的な支持を受けていませんでした。七月三日、柏町議会・土村議会・小金町議会、同月一〇日田中村議会は、それぞれ四か町村を合併して東葛市設置の件を議決しました。そして、九月一日、田中村・柏町・土村及び小金町を廃し、その区域をもって東葛市を設置しました。

市の名称は、四か町村の名称を受け継ぐことは市民の融和を図る上で障害となることが予想され、この地区が東葛飾郡の中央部に位置しているということにちなみ、新市名を東葛市と決定しました。市役所は、住民利用・事務処理の利便の点から旧柏町におくことが最も適当とし、旧柏町役場庁舎を使用し、他の町村役場庁舎は支所としました。

この間、四か町村の合併に反対運動があった旧小金町の帰属について、住民投票が実施される予定でしたが、副知事があっせんして無投票分離を提示、東葛市長職務代理者は内諾しました。一〇月五日、東葛市急施市議会を開き、旧小金町の一部を除く地区の松戸市編入を可決します。同月一五日、東葛市の内大字小金(字東山・下り松・根木内台・五丁歩・八丁)及び根木内(字向山・大勝院・浅間下・和津橋)を除く旧小金町区域が松戸市に編入しました。

一方、富勢村議会は一〇月八日、東葛市及び我孫子町への分村合併を議決し、一一月一日、富勢村を廃し、大字弁天下・宿連寺・松ケ崎新田・柏堀之内新田及び、根戸・根戸新田・呼塚新田・布施の各一部区域を東葛市に、そのほかの区域を我孫子町に編入しました。

旧小金町の大部分が松戸市に編入したことを契機に住民の間から、東葛市という名称に疑問符がつけられます。当時の柏市広報には「合併によって地盤が確立され、更に市民の要望に応え市の名称を柏市と変更…」とあります。広大な小金原に農村が点在していた当地域も、常磐線柏駅の設置とともに大きな変化を遂げ、交通の要衝として県立高校・銀行や郵便局が設置され、広い市街地が形成されつつあったのです。「柏」という名前はもはやかつての旧村名ではなく、新市に相応しい名称として周囲から認められる存在となっていました。

昭和二九年一一月一五日、市の名称変更に関する条例により、東葛市は柏市と変更され今日の繁栄を迎えることとなるのです。

(柏市教育委員会 『歴史ガイドかしわ』 2007年)

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