でいだらぼっち(二)

最終更新日 2011年3月1日

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むかし、むかし、大昔の話です。

ダダ、ダダ、ダダ・・・・。
ドド、ドド、ドド・・・・。

さきほどから、不気味な音が遠くから聞こえてきて、地ひびきが続いています。

  野原にけものをとりに行った男たちも、川にすなどり(魚とり)に行った女たちも、木の実や草の根をさがしていた子どもたちも、みんな、もどってきて、大きな木の下に、おどろおどろとかたまっています。
 地ひびきは、だんだん大きくなってきました。

 ゴゴ、ゴゴ、ゴゴ・・・・。
 ヒュ、ヒュ、ヒュヒュ、ヒューーー。

風が吹き出して、木の葉はちぎれるばかりにゆれています。

 ザザ、ザザ、ザザ、・・・・。
 ジャ、ジャ、ジャジャ、ジャーーー。

雨が地面をたたくように降り出しました。みんな抱き合い、頭を寄せ合ってこわさをこらえています。

でいたらぼっちの絵   ダダ、ダダ、ドドドド、
 ゴゴゴゴ、ヒュ、ヒュ、ヒューーー。
  ザザ、ザザ、
 ジャジャ、ジャジャ。
  ウォン、ウォン、
  ウォン、ウォン。

「見ちゃなんねえ。見ちゃなんねえ。目をあくんぢゃねえ。」

村の長老は、唱えごとのようにつぶやき続けていました。

  急に静かになって、みんな目を開けました。

  空は明るくなって陽がさしはじめました。ぬれ色の木や草も踊っているようです。けものたちも高い笑い声をまきちらしています。小鳥たちの合奏も始まりました。

「たしかになにかが通っていった。」

「そりゃ、悪魔だんべ。」

「そんなこたあねえ、福の神だ。」

「たしかに足を見た。まるで山が落ちてきたみてえだった。」

「目をあけてそっと見たら、たしかに東の方へいったど。」

こんな話が、どこへ行っても聞かれました。

「それは、でいだらぼっちって、いうだとさ。」

村の長老はゆっくりといいました。 誰が、どこで、誰に聞いてきたのかそれはいいませんでした。

「富士山のふもとの人たちも見てるって。」

「何でも、筑波下の人たちも見たって。」

  でいだらぼっちは、きっと富士山をまたぎ、関東平野を横切って、筑波山の方へ歩いて行ったのかも知れません。
逆井の足跡も、酒井根や高田の足跡も、みんなその時のものかな。

  もうひとつのでいだらぼっちのお話

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