更新日令和6(2024)年1月22日

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旧手賀教会堂・手賀教会堂聖画

概略

kyuutegagaikan旧手賀教会堂は、明治14年に茅葺屋根の民家を教会堂に転用したもので、現存する日本で唯一の転用教会堂です。また、首都圏で現存する教会堂としては最古のものです。

場所・アクセス

旧手賀教会堂

柏市手賀666-2 案内図(外部サイトへリンク)

手賀教会堂聖画

柏市手賀422 案内図(外部サイトへリンク)
※通常は非公開です

  • 【バス】JR柏駅東口より東武バス・布瀬行き『手賀』下車 徒歩10分

旧手賀教会堂 見学日時

  • 開館時間
    10時~16時
  • 休館日
    月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌平日が休館)、年末年始(12月28日~1月4日)

指定種別

  • 旧手賀教会堂
    千葉県指定文化財(建造物) 平成24年3月16日指定
    柏市指定史跡 昭和50年12月4日指定
  • 手賀教会堂聖画
    千葉県指定文化財(絵画) 平成24年3月16日指定

旧手賀教会堂リニューアルオープン

令和2年度に実施した保存修理工事が完了し、令和3年4月10日からリニューアルオープンいたしました。
リニューアルに伴い、これまでは土日祝日のみの開館でしたが、平日も見学者を受け入れます。

旧手賀教会堂リニューアルオープンの概要

保存修理工事の様子を公開!

旧手賀教会堂の概要

明治6年、信教の自由が交付されるとともに、ロシア正教会の修道士ニコライにより布教活動が北海道・函館より始まりました。千葉県には明治8年法典(船橋市)、同10年大森・船穂(印西市)、布佐(我孫子市)にそれぞれ教会が設置されました。
大森教会での布教を知った手賀、布瀬地区の人々は、明治12年に教会を創立し活動をはじめ、同14年に教会堂を設置しました。これが現在の旧手賀教会堂で、明治33年に半円アーチ窓や左右対称の聖堂が増築され、和洋折衷の教会堂となっています。

手賀教会堂聖画の概要

機密の晩餐至聖生神女(マリア)主全能者(キリスト)

左から、「機密の晩餐」「至聖生神女(マリア)」「主全能者(キリスト)」

茨城県笠間市出身の明治期の女流作家として高い評価を受ける山下りんが描いたものです。聖画はハリストス正教会でイコンと呼ばれるもので、主全能者(キリスト)、至聖生神女(マリア)、機密の晩餐の3点です。いずれも伝統的な構図を守りつつ、描かれている聖人たちの表情は日本画的なやわらかな表現に満ちています。
元々は旧手賀教会堂に掲げられていましたが、昭和49年に新手賀教会堂に移され、今も崇敬されています。通常拝観することはできません。

(沼南町史編さん委員会「沼南風土記」1981年、沼南町教育委員会「沼南の歴史をあるく」1990年)

お問い合わせ先

所属課室:生涯学習部文化課

柏市大島田48番地1(沼南庁舎3階)

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