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如意輪観音像

概略

如意輪観音像の写真

  • 場所
    柏市藤ヶ谷178-1(持法院) 案内図(外部サイトへリンク)
  • 指定種別
    柏市指定文化財(有形文化財)
  • 法量
    像高52センチメートル
  • 像立年代
    中世末から江戸初期ごろ

(補足)通常は非公開です。

如意輪観音像の概要

登慶山如意輪寺持法院の観音堂に安置されている尊像で、通常は非公開の秘仏です。尊像は、立て膝をして頬に手を触れる半跏思惟のポーズをとる、戴冠六臂の木彫坐像です。白龕は水晶、目は玉眼で彩色はありません。これに対し、台座と二重円光の光背は金箔であるため、元来尊像とこれらは別物であったと思われます。
むかし鎌倉時代に鎌倉で造られた如意輪観音像を登慶坊が相馬氏の領地である現地へ持参して祀ったのが寺の創建縁起となっています。しかし、現存する観音像は、中世末期から江戸時代初期ごろの作品といわれています。

(沼南町史編さん委員会 『沼南風土記』 1981年、沼南町教育委員会 『沼南の歴史をあるく』 1990年)

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