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金毘羅宮と大沼枕山碑

概略

大沼枕山碑の写真

  • 場所
    柏市藤ヶ谷1209-2 案内図(外部サイトへリンク)
  • 指定種別
    柏市指定文化財(史跡)
  • 概要
    藤ヶ谷上の矢の橋台にある金毘羅宮の祠堂と大沼枕山の撰碑。

金毘羅宮と大沼枕山碑の概要

この金毘羅宮は、幕末の嘉永五年に造立されたものです。江戸時代から明治時代の初めにかけて、主に銚子沖で捕れた魚を江戸の河岸まで運ぶ道があり、鮮魚街道と呼ばれていました。藤ヶ谷地区台町はその中間点にあたり格好の休憩所として賑わい、この金毘羅宮や藤ヶ谷常夜燈が造られました。荷駄人足たちは、ここで食事をとり魚に水をかけて鮮度を回復し、また江戸へと急いだのです。
金毘羅神社(本宮は香川県琴平町鎮座)はもともと水運の守護神で、鮮魚街道に暮す人々によって信仰されました。大沼枕山の撰碑は、明治五年に建てられたもので表に金毘羅宮の由来、裏に造立に関わった人々の名前が刻まれています。枕山は漢詩・書の達人として、江戸で活躍した尾張出身の儒学者です。

(沼南町史編さん委員会 『沼南風土記』 1981年)

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