柏市教育委員会平成28年第3回定例会会議録
最終更新日 2016年4月26日
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1.日時
平成28年3月25日(金曜日)開会午後1時30分 閉会午後2時25分
2.場所
沼南庁舎 501会議室(沼南庁舎5階)
3.出席委員
- 委員長職務代理者
原田圭子
- 委員
岩佐信道 - 委員
吉田佳子 - 教育長
河原健
4.委員及び傍聴人以外の出席者
生涯学習部
- 生涯学習部長
藤江美紀雄 - 生涯学習部次長兼教育総務課長
小城亨 - 生涯学習部次長兼生涯学習課長
篠原忠良 - 中央公民館長
海老原謙一 - 沼南公民館副主幹
森嶋俊治 - 少年補導センター所長
宮武孝之 - 文化課長
小宮山勉 - スポーツ課長
小貫省三 - 図書館長
長妻敏浩
学校教育部
- 学校教育部長
山本和寿 - 学校教育部理事
大内俊郎 - 学校教育課長
川本徹 - 学校企画室長
藤木亮平 - 学校財務室長
荒巻幸男 - 学校施設課副参事
染谷均 - 学校保健課長
増田義男 - 学校給食センター所長
小池秀一 - 指導課長
片岡通有 - 市立柏高等学校長
髙橋輝雄 - 教育研究所長
内田守
事務局
- 教育総務課副参事
籠博郎 - 教育総務課統括リーダー
伊藤正則 - 教育総務課副主幹
渡辺延宏
5.傍聴に関する説明
- 原田職務代理
会議に入りますが、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第13条第6項の規定により、会議は原則公開となっています。本日は、傍聴希望者がお一人いらっしゃいますので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき御報告いたします。
6.開会宣言
- 原田職務代理
ただいまから、教育委員会平成28年第3回定例会を開会いたします。
7.前回会議録の承認
平成28年第2回定例会会議録について全委員異議なく承認した。
8.教育長報告
報告
- 学校教育部長
アの平成28年度柏市立高等学校入学者選抜について、高橋柏高等学校長より御説明します。 - 柏高等学校長
平成28年2月9日、10日の2日間にわたりまして、前期選抜を実施しました。1日目、2日目の実施の内容科目につきましては、昨年度からの変更が1点ございます。それは、専門学科については、前期で100パーセントの定員を満たしてもよいことになりましたので、スポーツ科学科につきましては、前期で100パーセント、要するに後期を実施しないで前期のみの実施ということで行いました。
お手元の資料のとおり、普通科につきましては、280人の定員60パーセントに当たります168人が定員でございます。スポーツ科学科につきましては、100パーセントでございますので、1クラス40人の定員でございます。受験者329人、倍率1.96倍、スポーツ科学科は5人多く、1.3倍でございました。
後期選抜は、普通科のみの募集ということで、112人の定員に対して受験者160人。前期、後期とも倍率は、この数年では一番高い倍率でございました。
トータルといたしまして、入学許可候補者数、普通科286人、スポーツ科学科41人、合わせて327人の合格者を出したことを御報告申し上げます。 - 学校教育部長
続きまして、イの平成27年度学校配当予算の執行状況調査について、荒巻学校財務室長から御説明いたします。 - 学校財務室長
今年度の学校配当予算執行状況調査の概要を御説明いたします。
これは、市の予算の執行状況の確認と財務を中心とした不祥事の防止という観点で、学校財務室が各学校を訪問して調査しているものでございます。今年度は、1月18日から2月18日にかけて38校を訪問して、調査を実施いたしました。調査の項目としましては、1つ目に学校に配当している予算の帳簿の記載状況について、2つ目に今年度購入した備品類の管理状況について、特に保管状況ですとか、管理用のシールが貼り付けてあるか、備品台帳システムへの入力がきちんとされているかという点について、3つ目に換金が可能な財産ということで、切手及びはがきの管理状況について、4つ目に、理科実験の薬品の保管状況について、これは薬品の使用簿の作成状況と実際の残量の確認も一部見せていただきました。5つ目に私会計の校納金の管理状況についてということで、教材費や修学旅行会計の保護者への収支報告がきちんとされているか、会計の出入金伺書を作成しているか、また、その通帳や振出小切手の保管がされているのかということを確認いたしました。
調査時の対応ですが、教育委員会側は財務室の職員2人、学校によっては学校教育部理事にも同行いただきまして、さらには今回初めてですが、事務職員会の代表2人のうち交互に1名参加いただきまして、主に県費に関する事務の指導を併せて実施することができました。
調査の結果でございますが、今回6校において指摘事項がございました。切手及びはがきの枚数の管理不備が3校、私会計の出入金伺書の作成の不備が3校ございました。また、備品管理の不備が1校で、本年度購入した備品に備品管理シールが全く貼られていない状況でした。また、理科薬品の管理の不備が1校ということで、一部の薬品が薬品使用簿への記載が全くない状況でしたので、指導いたしました。
調査後の対応ですが、先月26日付けで、調査結果を各学校に文書で通知し、指摘事項があった6校については別途文書で通知し、1か月を目処に改善状況の報告をまとめているところでございます。 - 学校教育部長
続きまして、ウの平成28年度柏市学校教育指導の指針について、片岡指導課長から御説明申し上げます。 - 指導課長
柏市学校教育指導の指針は、柏市教育委員会として各学校に取り組んでもらいたいことを念頭に作成されております。
作成に当たっては、本市の教育振興計画後期基本計画、現行の学習指導要領、本年度の学校教育指導の指針アンケート集計結果等を踏まえ、教育指導の方針及び具体的な取組の視点等について検討する保護者代表2名、学校評議委員代表1名、教職員各層代表16名、教育委員会事務局26名から成る「柏市学校教育指導の指針作成検討委員会」で11月と2月の2回にわたって協議いたしました。
主な協議内容としましては、平成27年度の指導の指針に即した実践上の課題や平成28年度の基本方針についての御意見をいただきました。
また、検討委員会開催の前後には、学校教育課、学校保健課、教育研究所、指導課等による事務局会議を5回開催し、検討委員会で出された意見を踏まえ、原案作成をいたしました。内容については、柏市教育振興計画の「自他を尊び、支え合い、学び合い、高め合う教育」という基本理念の下、魅力ある学校づくりを進めるとともに、子供たちの学ぶ意欲と学ぶ習慣を育み、学び続ける力につなげる教育の推進を重点としております。
また、教育指導の方針、学校における具体的な取組の視点を示した上で、本年度は、星印の4点、豊かな人間関係づくり実践プログラムの完全実施、学ぶ意欲と学ぶ習慣を育むための授業改善、地域の実態に応じた学校支援地域本部体制の確立、家庭学習の習慣化のための取組を、市内各小中学校で共通して取り組む重点として明記しました。今後この4点とともに、各学校で指導の方針、具体的な取組の視点を踏まえて、実態に応じた具体策を考え、取り組んで行くことになります。
作成した「柏市学校教育指導の指針」は、小中学校、市立柏高等学校に28日に配付することになっています。
また全ての教員に配付する週指導計画簿や、管理職の執務記録簿にも閉じ込みで印刷をしております。今後、校長会議、教頭会議を始め新任教員の研修会等でも説明を行い、周知を図っていく予定でございます。 - 学校教育部長
続きまして、エの第3回柏市いじめ問題対策連絡協議会について、片岡指導課長から御説明申し上げます。 - 指導課長
平成28年3月18日金曜日、沼南庁舎大会議室におきまして、第3回の協議会を開催いたしました。
協議会は、いじめ防止対策推進法第14条第1項に基づく会議でございまして、関係機関の連携強化を図り、医師、弁護士、学識経験者等の専門的な知見を持った第三者からの意見を伺っている協議会でございます。第1回が5月に開催され、第2回が9月に開催され、今回が本年度の最終回となりました。
今回の議題としましては、12月に開催されたネットトラブル防止会議を中心として、いじめ防止啓発月間の取組を報告いたしました。
2点目は、少年補導センターから、いじめに関する相談受付状況、サイバーパトロールの実施状況を報告しました。特にネット型非行の対策を重点として検討いたしております。
3点目として、本年度の2学期集計時点のいじめの調査の結果と指導課で分析した内容を報告しております。
特に、ネットトラブル防止のためのルールづくりについては、弁護士からも助言やアドバイスをいただいております。また、いじめの分析については、発達段階に応じた分析が必要ではないかということ、学校間でいじめの認知件数の違いがなぜあるのかという辺りの分析をより進めてほしいとの指摘をいただいておりますので、来年度のいじめ防止の取組の参考としてまいりたいと思っております。
質疑等
- 原田職務代理
まず初めに、アの平成28年度柏市立高等学校入学者選抜について、質問がありましたらお願いします。 - 岩佐委員
生徒一人一人との面接を通して、今年の受験者の特徴というか、面接をされた方々が印象に残ったこと、今年の傾向などについて何かありましたでしょうか。 - 柏高等学校長
面接は毎年実施しておりますが、特に今年に限ってという特徴はなかったと思いますが、本校の場合は、前期がもしうまくいかなかった場合には、その受験者が後期も本校を受験するということで、非常に面接の中で目的意識が高いということを確認できております。 - 原田職務代理
次に、イの平成27年度学校配当予算の執行状況調査について、質問がありましたらお願いします。 - 岩佐委員
調査の仕方について、これこれの項目を調べるから用意しておくようにといったことを事前に学校に指示をして、それで調査をしているのでしょうか。それとも調査の中身について事前にあまり詳しく伝えていないのでしょうか。 - 学校財務室長
調査項目については事前に文書で通知をしています。当日用意していただきたい書類や資料、それらを時系列的に用意をしていただきたいということを案内しています。これは、学校に実際に滞在できる時間が長くて1時間半ぐらいですので、その限られた時間の中で職員2人で手分けして効率的に調べるには、やはり事前に通知せざるを得ないというのが現状です。 - 原田職務代理
次に、ウの平成28年度柏市学校教育指導の指針について、質問がありましたらお願いします。
続いて、エの第3回柏市いじめ問題対策連絡協議会について、質問がありましたらお願いします。 - 岩佐委員
この3回にわたる連絡協議会で、個別的ないじめの事案について議論になったことがありますでしょうか。 - 指導課長
今回の協議会につきましては、個別の案件については協議をしないということでやっていますので、特にございませんでした。 - 原田職務代理
私も出席いたしましたので、感想をお話ししたいと思います。
毎回、回を重ねるごとに活発な意見が出て大変よいことだと思っています。常日ごろから連携するということの大切さを感じています。子どもたちへの指導も当然なのですが、指導する先生方にもルールを守ることが求められるし、スキルアップのための取組も必要なのではないかという御意見がとても印象に残っています。
それでは、ほかに質問がないようでしたら、これで教育長報告を終わりにいたします。
9.議事
- 原田職務代理
議事に入ります。本日は、10議案の審議を予定しておりますが、このうち議案第8号柏市教育委員会職員の人事異動については、人事に関する議案であるため、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第13条第6項ただし書の規定に基づき非公開で審議したいと思いますがいかがでしょうか。
(全員了承)
それでは、議案第8号については、本日の日程の最後に非公開で審議します。
議案第1号 柏市教育振興計画後期基本計画の制定について
説明
- 生涯学習部長
議案第1号は、平成28年度から32年度までを計画期間とする柏市教育振興計画の後期基本計画を定めようとするものでございます。詳細については、教育総務課長から御説明いたします。 - 教育総務課長
本計画は、学校教育を中心とした子どもの教育を対象とした平成28年度から32年度までの後期の5か年の計画でございます。これまでも何度か素案等を委員の皆様にお示ししてまいりましたが、後期基本計画では、基本方針を「みんなでつくる魅力ある学校~子どもたちの学ぶ意欲と学ぶ習慣を育み、学び続ける力につなげる教育~」という形にしております。
この基本方針は、「教育の中心となる学校が子どもたちにとって魅力的なものとなるように、みんなで力を合わせてつくっていく」という前期基本計画の方針を継承しつつ、同時に、これからの時代を担う子どもたちの学ぶ意欲と学ぶ習慣を育て、生涯学び続ける力につなげる教育を推進していくことが重要であるという考えに基づき設定したものでございます。
4つの施策展開の方向、10の基本施策、41の取組の方向が骨格でございます。そして、基本施策ごとに達成指標を設けております。
本日の議案は、2月10日から3月9日まで実施をしましたパブリックコメントの計画案に、委員の皆様からいただいた御意見とパブリックコメントで3人のかたから寄せられた意見を参考に、追加・修正をしたものとなっております。本計画は本日議決をしていただいた後、参考資料を追加し、印刷製本し、関係機関等に配付するとともに、ホームページで公表する予定でございます。
質疑等
なし
採決結果
全委員賛成可決
議案第2号 平成28年度柏市教育行政重点化方針の策定について
説明
- 生涯学習部長
議案第2号は、平成28年度の教育行政における重点化方針を定めようとするものです。詳細につきまして教育総務課長から御説明いたします。 - 教育総務課長
この重点化方針は、ただ今御審議いただきました教育振興計画、生涯学習推進計画、柏市スポーツ推進計画、柏市芸術文化振興計画など、教育委員会の各部門計画の中で示している施策の中長期的な方向性を踏まえて、平成28年度の取組における重点化の方針を示したものでございます。なお、図書館事業の部門計画はございませんが、「図書館サービスのあり方」をというものを策定しましたので、それを踏まえた重点的な取組として、掲載をしたところでございます。
なお、重点化方針は例年2月の定例会において議案として提出しておりましたけれども、本年度は部門計画の策定時期が重なったため、3月の定例会に提出することになったところでございます。
さて、今年度の構成について、変更がございます。これまでは、各部門計画に基づく施策ごとに重点化方針、重点化事業を記載しておりましたが、今回から、まず始めに重点化方針を冒頭にまとめて掲載をして、これが教育委員会の28年度の重点化方針であるという形にするという変更をまず1点行ったということでございます。この1ページから3ページまでの重点化方針というのは、2月25日の定例会終了後にお配りしました、市議会の平成28年度第1回定例会の教育行政方針の内容をまとめたものになっております。
4ページ以降の重点化事業については、参考資料として施策ごとの事業の内容、担当課、予算等を掲載しております。
質疑等
なし
採決結果
全委員賛成可決
議案第3号 柏市教育委員会行政組織規則の一部を改正する規則の制定について
説明
- 生涯学習部長
議案第3号は、柏市沼南公民館の近隣センターへの移行、柏市民ギャラリーの指定管理者による管理、各職層における職務内容の明確化、さらに不服申し立ての手続の見直し及び学校教育部内の組織改編を行うために関係規定を改めたいので提案するものです。詳細は、教育総務課長から御説明申し上げます。 - 教育総務課長
この規則の改正の主な内容は、5点でございます。
まず1点目は、沼南公民館の近隣センターへの移行に伴う改正でございまして、沼南公民館に関する規定を削除するものでございます。
2点目は、柏市民ギャラリーの管理・運営を指定管理者に行わせることになったことに伴う改正でございまして、文化課の文化担当の分掌事務のうち、市民ギャラリーに関するものについて「管理及び運営」という文言を削除するものでございます。
3点目としまして、各職層における職務内容を明確化するということで、従来までは6級までの職層の職務を定めていましたが、これを2級から5級の職層についても定めようとするものでございます。
4点目は、行政不服審査法が改正をされたことに伴いまして不服申し立ての手続きに一層の公正を図るための改正でございます。1つ目は、不服申し立ての対象の処分に関与していない部署の職員が審理等の事務を行うこととするもの、2つ目は、最終的な採決が原則として教育委員会の議決を経て行おうとするものです。改正内容は、市長部局も含め、市全体として調整されたものと同じものでございます。
5点目としまして、4月1日から学校教育部内の組織改編を行います。1つ目は、学校教育課の中に企画担当を設置いたします。学校教育部の企画部門の再編・強化を目的とするもので、具体的には、学校教育行政の基本的計画の企画、策定、推進及び調整を担い、教育環境の向上に総合的に対応するということでございます。2つ目は、指導課の中に生徒指導室を設置をいたします。児童生徒の生活面、安全面の事務の集約をするものでございます。具体的な業務は、長期欠席、いじめ防止、学校安全等の対策を強化するものでございます。3つ目は、学校教育課から管理担当を独立して教職員課を設置するもので、教職員管理の一層の適正化を図ることを目的とするものでございます。また、以上の組織の改編に伴い、学校企画室を廃止します。
施行期日は、平成28年4月1日でございます。
質疑等
- 原田職務代理
課と室の違いは、どういった点でしょうか。 - 教育総務課統括リーダー
基本的には、課という一つの組織単位で事務を分掌するのが一般的な形ですけれども、事務の執行上望ましい場合には、課の中に室というものを設けて所属長を置き、事務を分掌することがあります。特に事業の規模の大きな課において室が置かれる場合がございます。
採決結果
全委員賛成可決
議案第4号 柏市教育委員会処務規程の一部を改正する訓令の制定について説明
説明
- 生涯学習部長
議案第4号は、柏市民ギャラリーの指定管理者による管理及び学校教育部内の組織改編のため個別の専決事項を改めたいので提案するものでございます。教育総務課長から説明いたします。 - 教育総務課長
改正の主な内容としましては、2点ございまして、先ほど議案第3号で御説明したように、市民ギャラリーが指定管理者による管理に移行することに伴い、文化課の課長専決事項である使用許可という文言を削除するものでございます。
次に、2点目としまして、学校教育部内の組織改編に伴いまして、課名や部課長の各専決事項について改正を行うというのが主な内容でございます。
施行期日は、平成28年4月1日でございます。
質疑等
なし
採決結果
全委員賛成可決
議案第5号 柏市教育委員会公文書管理規程の一部を改正する訓令の制定について説明
説明
- 生涯学習部長
議案第5号は、柏市沼南公民館の近隣センターへの移行及び学校教育部内の組織改編に伴い、公文書に付する記号を改めたいので提案するものでございます。教育総務課長から御説明いたします。 - 教育総務課長
改正の主な内容としまして、2点ございまして、1点目は、沼南公民館の近隣センターへの移行に伴い、柏市沼南公民館の文書記号を削除するものです。2点目は、学校教育部内の組織改編に伴うもので、廃止する学校企画室の文書記号を削除して、新たに設置する教職員課及び生徒指導室の文書記号を定めるものです。
施行期日は、平成28年4月1日です。
質疑等
なし
採決結果
全委員賛成可決
議案第6号 柏市教育委員会公印規則の一部を改正する規則の制定について
説明
- 生涯学習部長
議案第6号は、柏市沼南公民館の近隣センターへの移行に伴い、柏市沼南公民館に関する公印の名称及び形状寸法等を削除したいので提案するものでございます。教育総務課長から御説明いたします。 - 教育総務課長
これも沼南公民館の近隣センター化に伴うものでございまして、沼南公民館で公文書を発行する際に押印しておりました公印そのものを廃止するということで、名称及び形状、寸法に関する規定を削除するものです。
質疑等
なし
採決結果
全委員賛成可決
議案第7号 柏市教育委員会職員勤務時間規則の一部を改正する規則の制定について
議案第9号 柏市立高等学校教育職員勤務時間規則の一部を改正する規則の制定について
- 原田職務代理
次に議案第7号 柏市教育委員会職員勤務時間規則の一部を改正する規則の制定についてと、議案第9号 柏市立高等学校教育職員勤務時間規則の一部を改正する規則の制定については、改正の内容がいずれも同じものですので、一括審議としたいと思いますが、いかがでしょうか。
(全員了承)
説明
- 生涯学習部長
議案第7号と議案第9号の両規則の一部改正は、いずれも特別休暇のうち子ども休暇の取得要件を改めようとするものでございます。議案の詳細は、教育総務課長から御説明いたします。 - 教育総務課長
学校教育法の改正によって、小学校から中学校までの義務教育を一貫して行う義務教育学校が平成28年4月から制度化されることに伴って、義務教育学校の行事に職員の子が参加する場合に子ども休暇が取得することができるというものでございまして、そのための規則上の文言整理をするものです。
義務教育学校とは、学校教育制度の多様化と弾力化を推進するために、小学校から中学校までの義務教育を一貫して行う新たな学校というような形で提言されておりまして、修業年限は前期6年、後期3年の合わせて9年、というようになっております。なお、柏市内には、現在のところ公立の義務教育学校はございません。
質疑等
- 原田職務代理
改正前は、「保育所、幼稚園、小学校、特別支援学校等若しくは」と書いてあり、その下に「その子が在籍することとなる保育所、幼稚園、小学校、特別支援学校等」というように同じ文言が繰り返して出てくるんですけれども、改正後には上には細かく書いてあるのですが、下は「保育所等」と一つにまとめているというのは、何か理由があるのでしょうか。 - 教育総務課統括リーダー
一つの規則中に文字数の多い同じ文言が繰り返し出てくる場合に、簡潔な規定にするために、改正後のように、最初に出てくる文言に略称を設けて、2回目以降はその略称を用いる方法が取られる場合があります。
今回、「義務教育学校の前期課程」が追加されて文言が長くなってしまいましたので、「保育所等」という略称を設けて、簡潔な規定にするという方法をとったものでございます。
採決結果
全委員賛成可決
議案第10号 柏市立高等学校管理規則の一部を改正する規則の制定について
説明
- 学校教育部長
議案第10号は、市立高校の教員の新たな職及び職務を追加するというものでございます。詳細につきまして、学校教育課長より御説明を申し上げます。 - 学校教育課長
今回の改正は、柏市立高等学校の管理規則で定められている教員の職に新たに職を追加するものです。改正後につきましては、副校長それから主幹教諭という職を追加するということになります。
改正の理由ですが、柏市一般職職員給与条例において、新たに教育職給料表級別基準職務表が定められることが、市議会の平成28年第1回定例会において可決されました。これに伴いまして、この条例の中で定められている職務を柏市立高等学校管理規則においても、同様に定めるということが必要になったものです。この新たな職ですが、内容につきましては、千葉県の県立高等学校の管理規則に合わせているものです。
質疑等
なし
採決結果
全委員賛成可決
- 原田職務代理
以上で議案第8号を除き、議事を終わります。
今回の議案ではないのですが、塚本委員長から1つ質問をお預かりしていましたので、ここで御質問させていただきます。
広島県で、中学生が自殺されたという悲しい事件がございましたけれども、柏市の20ある中学校では、生徒が万引き等非行を行った場合、志望校の推薦を出さないといった措置を取られるのでしょうか。 - 指導課長
柏市の中学校では、生徒に不利になること、過去における犯罪履歴等について、よほどの事情がない限り、高校に推薦要件の一つとして伝えることは現在ございません。 - 原田職務代理
ありがとうございました。
10.協議
ア 次回教育委員会定例会の開催日程について
教育委員会平成28年第4回定例会
日時
平成28年4月28日(木)開会午後2時00分
場所
沼南庁舎501会議室
11.その他
月間行事予定
- 学校教育部長
学校教育部ですが、4月19日の全国学力・学習状況調査並びに4月27日の特別支援学級合同進学説明会について、御説明したいと思います。教育研究所長より御説明申し上げます。 - 教育研究所長
まず、4月19日の全国学力・学習状況調査ですが、今年度も全校悉皆ということで、小学校6年生と中学校3年生の児童・生徒に対して、国語と算数・数学、そして質問紙調査を行うことになっております。
今年度との相違点は、今年度は、新たに理科の調査が実施されたのですが、理科については3年に一度程度の実施という方針を文科省が出しておりまして、次年度は理科を除いた国語、算数・数学となります。
調査の内容としましては、これまでどおり主として知識に関するA問題と、活用に関するB問題となってございます。
続きまして、4月27日の特別支援学級合同進学説明会でございますが、これにつきましては、今年度からスタートした事業でございまして、今、特別支援学級に在籍していても通常の全日制高等学校に進学するような事例も少しずつ出てきておりますので、小学校6年生と中学校3年生の特別支援学級在籍の児童生徒の保護者のかた向けに、高校進学、中学校進学に向けての具体的な説明をして、少しでも不安を取り除いて進級していただこうということで、実施しております。
次年度は、4月27日に今年度と同じように進めていきたいと思います。 - 原田職務代理
ありがとうございました。そのほかに何かございますでしょうか。
それでは、以上をもちまして議案第8号を除く審議を終了いたします。
情報発信元
生涯学習部教育総務課
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